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ビックリした…。
仁王に耳を舐められたのにも驚いたけど。
…ブン太!!!
ロッカーに蹴りを入れて「離せよ」って…。
何で?
私が嫌がってたから…?
ってゆーか仁王!!!
本当にコイツ何考えてんの!!?
「俺にせぇ」とか言っちゃってさ。
からかうのやめてほしいんだけど。
腕の力、全然ゆるくなってないし。
肩もこってくるし…。
ブン太…仁王を睨みつけてる。
仁王…の顔は見えないけど…。
むしろブン太に挑発されて面白がってる気がする…。
「離さんよ」
ほら!!絶対面白がってる!!!
「はぁ!?マネ、嫌がってるじゃねぇかよ」
「…嫌がっても離さんて宣戦布告したの忘れたか?」
「なっ!!!」
へ?
宣戦布告?
何の話?
「えっと…?仁王…?」
腕の力が強くて振り向きたくても振り向けない。
「マネ、さっき言ったこと本気じゃよ」
「え?」
「それ、覚えといてな」
そう言いながら腕を離し、私の頭をポンと叩くと仁王は部室から出て行った。
え…?
さっき言ったことって…?
てゆーか…
何事もなかったように出て行かないでほしいんですけど!!!
ブン太と2人きりで気まずいじゃん!!!
どうしよう…。
何かブン太の顔見づらい…。
沈黙が重い…。
ブン太からしゃべってくんないかな…。
「マネ」
「はい!!?」
無言がイヤだと言いながらも急に話しをかけられると心の準備が…!!!
「仁王と別れたんだよな?」
「う、うん。別れた…よ…?」
「ちゃんとしっかり別れたのかよ」
「はい…?“ちゃんと”とは…?」
ブン太、何だか凄い顔が怖いんですけど…。
不機嫌…?
「だから!!仁王はまだお前のこと好きみたいじゃねぇかよ!!!ちゃんと話し合って別れたのかって聞いてんだよ!!!」
「あ、当たり前でしょ!!!お互いちゃんと納得して別れたよ!!」
だってウソのカップルだもん。
ゲームだもん。
「あー‥そういや“去る者追わず”って言ってたな…」
ブツブツ呟き出すブン太。
いったい何なの?
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