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「俺とマネが付き合い始めたら丸井のヤツ焦りだすだろうな…」
仁王は笑ってるけど私は笑えない。
焦るって?何で焦るの?
それはブン太が私のことを好きだった場合でしょ?
もしそんな賭けみたいなことをしてブン太の態度がそっけなかったら。
「仁王…アンタ何でそうまでして協力してくれんの?嘘でもあたしと付き合いだすんだよ?」
仁王は何事にも無関心で面倒な事柄には首を突っ込まないタイプ。
それなのに今回は色々と対策を練ってくれる。
すると真顔で
「面白いから」
と、言われた。
「お、面白い??」
さすが他人事、面白がってただけなのね。
ヒドイ奴。
「そう。こんな面白い三角関係ないじゃろ?俺はお前達がうまくいくまで協力するよ」
そう言って私の頭を1回軽く叩き、屋上から去って行った。
「…仁王…」
ん!?
ちょっと待って!!
結局“付き合う”ことのなったの!?私達!!
「ちょっ!!仁王待ってぇーーーっ!!!」
私は急いで仁王を追いかけた。
#5終