ボーダーライン
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「…ん…?」
うっすら光が見えて、気がつくと私はベッドに横たわっていた。
「「「マネ(さん、先輩)!!」」」
目の前には7人のR陣。
(注 幸村部長は入院中です)
凄い勢いで私を覗き込んでいる。
「…あれ?どうしたの皆…」
どうやらここは保健室らしい。
窓の外は夕焼けで赤く染まっていた。
「“どうした”じゃないッスよ!!ジャッカル先輩の打ったボールがあたったんスよ!!」
赤也か…私の手握ってるよ。
私ボール直撃したんだ。
どおりで頭痛いはず。
ってかジャッカルの打ったボールでしょ?よく生きてるよね。
「マネ、すまなかった!!!大丈夫か!!?」
ジャッカル必死に謝ってる。
私がボーッとしてたせいなのに何か悪いな。
「凄く心配しましたよ」
紳士柳生。
顔色悪いよ。
随分心配かけたみたい。
「俺がすぐ隣にいて助けてやれんで悪かったの」
さっきから私の頭を撫でてるのは仁王か。
そういえば倒れる直前、仁王と話してたんだっけ。
「38分36秒…意識を失ってからたった時間だ」
柳が時計を見ている。
マジで?そんなに眠ってたのか。
ってか病院連れて行けよ。
「テニス部マネージャーがテニスボールにあたるなど注意力散漫だ!!!たるんどる!!!!」
真田キツイ!!!
あたるモンはあたるっつーの!!!
「ボケッとしてるからだろい」
ブン太。
風船ガムを膨らませて余裕の顔つき。
少しくらい心配してくれてもいいじゃないの!!
いったい誰のせいで注意力散漫になってたと思うのよ!!
ムカツク。
「なんじゃ丸井。えらい余裕かましてんの。さっきまでの慌てぶりが嘘のようじゃ」
「え?」
「仁王!!別に俺は慌ててなんか…!!ま、まぁ、フツーに心配はしたけどよ」
そう言ったブン太がやたら可愛く見えた。
好き?
好きなの?
私…。
#4終