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「そうなんだ。知らなかった」
そう言ってブン太から目をそらした。
私、泣いてる?
何で?
ヤダ
ヤメテ
出てこないでよ。
お願いだから止まってよ。
#4 ショック
部活が始まった。
でも何だか集中できなくてミスばっかりしてる。
走りこみのタイムウォッチを押し忘れたりドリンクの補充し忘れたり。
真田に「たるんどる!!」って何回言われたことか。
「マネ、随分ヘコんでるようじゃの」
ボールを拾って篭の中に入れてると仁王が話しかけてきた。
「は?ヘコんでるって何が?」
「落ち込んでるじゃろが。さっきから、らしくないミスばっかしよって」
そう言いながら頭をポンポンってする。
まるで子供をあやすように。
「た、確かにミスばっかしてるけど別に動揺してたわけじゃー‥」
「ほう?動揺しちょるんか」
墓穴。
あー、認めるさ。
ちょっと動揺しています。
だってあのブン太が女の子と付き合っていたなんて。
おまけにチェリーじゃないだなんて。
そりゃぁ動揺するさ!!
「さっき部室で泣いとったじゃろ」
ゲッ!!見られてた!!!
「き、気のせいじゃない?」
「柳生も赤也も気付いとったよ?」
「ウソ!!!」
「たぶん丸井も気付いたんじゃないかの」
「マジで!!?」
どうしよう!!
なんとかして誤魔化さなきゃ!!!
私自身なんで涙が溢れてきたのか分かんないってのに!!!
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