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俺の話を聞いていた3人はいっせいに溜息をついた。
「何だよその溜息は!!ワリィかよ!!」
「わ、悪いなんて言ってないじゃありませんか。私も女性の中ではマネさんが1番話しやすいですよ」
だよな。
やっぱマネって話しやすい女なんだな。
ってゆーか女か?って感じだけど。
「はー‥丸井先輩さぁ、さっさと自覚しちゃいなよ」
「は?自覚?何の?」
赤也が呆れたような顔つきで見てくる。
何だよお前は!!!
「まぁまぁ、自覚しとらんから面白いんじゃし、そっとしといてやり」
仁王のヤツ、なーんか気に入らねぇ言い方だな。
「ところでだ…丸井…」
ニヤリと妖しい笑みを浮かべる仁王。
「な、なんだよ…」
「お前、仮にも年上美人と1ヶ月間付き合っていたんじゃろ?」
「だから?」
「ヤッタんか?」
「何を?」
「そう引っ張りなさんなって。分かっちょるじゃろ?」
へーへー。わかってますとも。
「俺の初体験バッチリ中2の夏だ」
なんとなく誇らしげにVサインなんてしてみた。
赤也がしばらく
「ずりぃー!!」とか「いいなー!!」とか「マジかよー!!」って叫んでてうるさかった。
コイツまだなのか。
ま、頑張れ。
「意外じゃな。すぐにでも自慢しそうな丸井が今の今まで誰にも言ってないことが」
俺ってどんなイメージだよ!!
ま、確かに脱童貞した後は世界が違って見えたけど(笑)
そーいやジャッカルにはこれでもかってほど事細かに自慢しまくったな。
ただコイツらにしゃべったらすぐに噂になりそうじゃん?
そしたらアイツの耳にも入るだろい?
…アイツ。
…アイツ?
…マネ…?
マネに知られたくなかったのか…俺。
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