ボーダーライン
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「んー‥?」
朝、目が覚めると隣に丸井ブン太が寝ていた。
『ボーダーライン』
#1 On The Bed
「あー、ヤベェ…もう朝練始まってるぞ…」
「誰のせいで遅刻したと思ってるのよ…」
今現在、私はブン太と学校のテニスコート近くで身を潜めている。
遅刻してしまいこのままでは真田に説教を食らうのでどうしたものかと2人して動けずにいる。
「誰のせいって…そりゃぁ昨日学校帰りに〝ドラゴンボール〟の続きを借りにうちによって
“やっぱ持って帰るのダルイから読んで帰る”
って言い出してそのまま俺のベッドで寝たドコゾのバカのせいだろい?」
「違うね。確かに爆睡して朝までアンタんちにいたのは悪かった。
しかーし、
朝起こしても起きなかったのはドコのダレ?」
「シングルベッドなのに2人で寝たら中々寝られねぇだろが。俺はお前のせいで寝不足なんだよ」
「それっ!!アンタ何、女の子が寝てるベッドに平気で入り込んできてんの!!?普通男は床で寝るもんでしょーが!!!」
「何で俺が床で寝なきゃいけねーんだよ。俺のベッドだぞ?
お前のこと引きずり下ろさなかっただけでもありがたく思えっての」
コソコソ話していたつもりが段々とデカボイスになってしまい「はぁ!!?」と叫んでしまった。
「だいたいマネのドコが女なんだよ。腹出してヨダレたらしながら寝てたぞ?色気の欠片もねぇー」
今更ながら寝顔を見られていたことに恥ずかしさMAX。
しかも色気ないとか!!!
「サイテェーーーッ!!!!」
私は持っていた鞄でブン太の頭を殴った。
「いってぇ!!!このっ、何すんーーー‥」
ブン太が身構える私に向かって手を出そうとしたその時、背後から影が現れた。
「丸井!!マネ!!何をしている!!!」
真田だ!!!
「「ゲッ!!」」
「レギュラーとマネージャーが2人揃って遅刻とは…たるんどる!!!」
この後、私達はたっぷりと説教された。
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