夜の魔法?
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
学校までの道のり…
「ねぇリョーマ、もう8時過ぎだけど寝る時間大丈夫?」
「まだ8時でしょ。俺そんなに早く寝ないけど」
「そうなの!?9時には寝てるとばかり思ってた…」
「何で?」
「え?だって…」
「子ども扱いしないでよね」
「そ、そうだね…でも…っ」
「“寝ないと背、伸びないよ”とか言わないでよ」
「………」
何かを話す度にリョーマを怒らせる私。
途中で話すのをやめました…。
・
・
・
気まずい沈黙のまま校門に到着。
案の定、門は閉まっていた。
「えー!!ここまで来たのに。どうしよ…入れないなんて…」
門を見上げて脱力する私にリョーマは鞄を渡してきた。
「これくらい乗り越えれる」
「え!?ウソ!!結構高いよ?大丈夫?落ちない?」
「あのね…こうゆうの背は関係ないよ」
そう言うだけあってリョーマは軽々と門を越えた。
思わず「すごーい!!」と叫んで拍手してしまうほど鮮やかな手際だった。
「べ、別に凄くないから。そんなに、はしゃがないでよ…」
「よし!!あたしも負けてらんないね!!リョーマ鞄ヨロシク!!」
「え!?」
私は門の隙間からリョーマに鞄を渡すと、出っ張りに足を引っ掛けてよじ登った。
「あ!!ねぇ、ちょっとマネ先輩!!」
「わわっ!!結構高いね!!」
「そうッスよ!!ちゃんと下りれるんッスカ!!?」
「………」
「マネ先輩…?」
「…怖い…」
「…アンタさぁ…何でいつも後先考えて行動しないの…?」
門の上で身動きのとれない私を呆れたように見上げるリョーマ。
門の上も怖いけどリョーマも怖いよぉ!!!
「はぁ…。先輩にはここで待っててもらって俺が鍵閉めて来てあげようと思ってたのに…」
「え!?そうだったの!!?」
「当たり前でしょ。先輩の運動神経の悪さは部内でも有名ッスよ」
「うぅ…」
情けない…。
ってゆーか本当に下りれない…。
「先輩いい?落ち着いてゆっくり下りて?上った時と同じように足引っ掛けて…」
リョーマが優しくアドバイスを始めた。
私はそのアドバイス通り落ち着いてゆっくり足を掛けて下りていった。
「そう…あと少しで地面だよ」
「あ、ありがとリョー‥」
そう言いかけた瞬間、引っ掛けていた足が滑ってバランスを崩した。
「危ない!!!」
「きゃぁ!!!」
私は咄嗟に両腕を広げてくれたリョーマに寄りかかるように着地した。
たいして高い位置から落ちたわけじゃないけど、勢いがついていたため結構ハデに転んだ。
「ご、ごめんねリョーマ!!怪我とかない!!?」
「平気。先輩は?」
「お、おかげさまで…」
「………」
「リョーマ…?」
「…あのさ…早くどいてくれない?」
今の私達の体勢…リョーマの開いてる両足の間に背中を向けた格好で地面に着いてる。
私が寄りかかっていてリョーマは身動きのとれない状態で、私は慌てて立ち上がった。
・
「ねぇリョーマ、もう8時過ぎだけど寝る時間大丈夫?」
「まだ8時でしょ。俺そんなに早く寝ないけど」
「そうなの!?9時には寝てるとばかり思ってた…」
「何で?」
「え?だって…」
「子ども扱いしないでよね」
「そ、そうだね…でも…っ」
「“寝ないと背、伸びないよ”とか言わないでよ」
「………」
何かを話す度にリョーマを怒らせる私。
途中で話すのをやめました…。
・
・
・
気まずい沈黙のまま校門に到着。
案の定、門は閉まっていた。
「えー!!ここまで来たのに。どうしよ…入れないなんて…」
門を見上げて脱力する私にリョーマは鞄を渡してきた。
「これくらい乗り越えれる」
「え!?ウソ!!結構高いよ?大丈夫?落ちない?」
「あのね…こうゆうの背は関係ないよ」
そう言うだけあってリョーマは軽々と門を越えた。
思わず「すごーい!!」と叫んで拍手してしまうほど鮮やかな手際だった。
「べ、別に凄くないから。そんなに、はしゃがないでよ…」
「よし!!あたしも負けてらんないね!!リョーマ鞄ヨロシク!!」
「え!?」
私は門の隙間からリョーマに鞄を渡すと、出っ張りに足を引っ掛けてよじ登った。
「あ!!ねぇ、ちょっとマネ先輩!!」
「わわっ!!結構高いね!!」
「そうッスよ!!ちゃんと下りれるんッスカ!!?」
「………」
「マネ先輩…?」
「…怖い…」
「…アンタさぁ…何でいつも後先考えて行動しないの…?」
門の上で身動きのとれない私を呆れたように見上げるリョーマ。
門の上も怖いけどリョーマも怖いよぉ!!!
「はぁ…。先輩にはここで待っててもらって俺が鍵閉めて来てあげようと思ってたのに…」
「え!?そうだったの!!?」
「当たり前でしょ。先輩の運動神経の悪さは部内でも有名ッスよ」
「うぅ…」
情けない…。
ってゆーか本当に下りれない…。
「先輩いい?落ち着いてゆっくり下りて?上った時と同じように足引っ掛けて…」
リョーマが優しくアドバイスを始めた。
私はそのアドバイス通り落ち着いてゆっくり足を掛けて下りていった。
「そう…あと少しで地面だよ」
「あ、ありがとリョー‥」
そう言いかけた瞬間、引っ掛けていた足が滑ってバランスを崩した。
「危ない!!!」
「きゃぁ!!!」
私は咄嗟に両腕を広げてくれたリョーマに寄りかかるように着地した。
たいして高い位置から落ちたわけじゃないけど、勢いがついていたため結構ハデに転んだ。
「ご、ごめんねリョーマ!!怪我とかない!!?」
「平気。先輩は?」
「お、おかげさまで…」
「………」
「リョーマ…?」
「…あのさ…早くどいてくれない?」
今の私達の体勢…リョーマの開いてる両足の間に背中を向けた格好で地面に着いてる。
私が寄りかかっていてリョーマは身動きのとれない状態で、私は慌てて立ち上がった。
・