未練
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
鳳の腕の中で顔を見上げるマネ。
「マネ先輩?」
いつもと違うマネに戸惑いながらも微笑む鳳。
「キミもカッコイイね…」
「え?」
そう言うと鳳の首に腕を回して背伸びをするマネ。
「「「えーーーっ!!!」」」
と、叫ぶR陣。
マネ、次は鳳にキスしました。
鳳パニックになりながらも、ここは冷静にマネのキスを受け入れます。
「…はぁ…セン…パ…」
甘い吐息を吐く鳳。
またしてもディープなキスです。
鳳調子にのってマネの背中に腕を回した…ところ、宍戸に殴られました。
ここは誰かが仕切って状況を整理するところですが、皆さんマネに恋する野郎共なので冷静に判断できる人がいません。
が、このままでは乱交パーティーになりかねないので、まずマネをソファに座らせてR陣は3メートル距離をとることにした。
「マネ、俺様に惚れてるなら先に言え。不意打ちキスなんかじゃ感じさせてやれねぇだろ」
跡部復活。ってゆうか充分感じてました跡部様は。
「宍戸さん…頭部がまだヒリヒリするんスけど…」
「お前が調子にのってマネとキスしたりするからだろ!!」
いやいや、鳳はされていました。
まぁ、腕を回してノリノリだったことは確かですが。
「なぁ、マネ…俺等のことからかってるんか?いったいどうしたん?」
忍足も頭が冷えたのかマシな顔つきに戻ってます。
それにしてもR陣、3メートル離れたところからの会話が少し情けないです。
「からかう?からかってなんかないよ?ヒドイこと言うのね?」
そう言いながら足を組んで髪を掻き上げるマネ。
妖艶な笑みを浮かべるその姿は、もはやいつものマネではない。
「…テメェ…誰だ?」
ドスの効いた声で跡部がマネを睨む。
「誰ってキミ達の大好きなマネージャーでしょ?」
ソファから立ち上がり跡部の所へ近寄る。
「キミだって私のキスに感じてたでじゃない」
跡部の頬に触れ、唇が近づく。
「触んな」
跡部、マネを突き飛ばす。
「キャッ」
マネは床に転び、他のR陣に助けを求める。
が、跡部を始め全員マネの様子が変なことに気付き手を貸さない。
すると突然マネの高笑いが部室中に響く。
R陣も思わず息を飲む。
「よく分かったね。私がマネージャーじゃないって」
「「「やっ、全然違うし(色気とか)」」」
R陣揃って否定。
「愛しの女の子のことは何でも分かるのね。益々この子が羨ましいな」
そう言いながら立ち上がりソファに腰掛ける。
「で?アンタ誰なん?信じられへんけど…マネ、多重人格とか…」
忍足が少しずつマネに近づく。
「多重人格?そんなんじゃないよ。私はね…」
緊張が走る。
「30年前に死んだ霊」
微笑んでいるマネに対してR陣の顔色は青いです。
日吉を除いては。
「霊…?本当にお前は幽霊でマネ先輩に乗り移ったっていうのか…?」
日吉、好奇心でどんどん“カノジョ”に近づく。
「あー!!ひ、日吉そんなに近づいて大丈夫~?」
芥川、恐る恐る尋ねる。
「そんなぁ…。もう食べたりしないって!」
食べるっていうのは“そうゆう”食べるですかね。
.