未練
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
『なんであの子だけ?
どうして?
ずるい、ずるい、ずるい。
憎い、憎い、憎い。
私だってあの子みたいになりたい…』
・
・
・
「ねぇ、今何か聞こえなかった?」
「あぁ?何も」
そう着替えながら首を横にふる宍戸。
確かに女性の声が聞こえたマネは不思議そうに首を傾ける。
時刻は7時。
部室には着替えをするR陣と、先に着替えを終わらせて部誌をつけているマネ。
「マネ、これから俺様がディナーをご馳走してやる」
跡部がネクタイを締めながらマネに目を向ける。
「マネ、俺とお好み焼き食べに行かへん?」
跡部の前をさえぎる忍足。
「侑士俺も行く!!」
隣で飛び跳ねる向日。
忍足の目が“お前は来んな”と言っている。
「マネ先輩、俺美味しいパスタの店知ってるんですけど、どうですか?」
Yシャツのボタンを締めて微笑む鳳。
「パスタってあの店か?俺、あそこより安くていい店知ってるぜ」
着替えを終え、ロッカーを閉めながら鳳に対して挑戦的なセリフを投げかける宍戸。
「ドコそれ!!俺もスパゲティー食いたEー!!マネ行こうよー!!」
芥川、まだ着替え途中にも関わらず半裸でマネの所まで行き、笑顔で話す。
「芥川先輩、早く着替えをすませてくれませんか?脱ぎ捨てのジャージが俺のロッカーの方まで散乱してるんですけど…」
迷惑そうに芥川を睨む日吉。
睨みには“そんな格好でマネ先輩に近づいてんじゃねぇよ”と意味も含まれてるように見えます。
「吉野家も…牛丼再開…しました」
吉野家に誘っているのでしょうか樺地。
一気にお誘いをもらったマネ。
しかし…
「いや、いい。今日見たいテレビあるし真っ直ぐ帰る」
R陣瞬殺です。
「アーン?俺様の誘いをテレビごときで断るとはいい度胸じゃねぇか?」
「そんなこと言ったって今日の“うたばん”にキン〇リが出るんだもーん!!」
某アイドルグループに負けて不機嫌モードが更にアップしたR陣。
そんなこと気にもせず、せっせと部誌を書き続けるマネ。
「おーわった!!」
立ち上がり部誌を跡部に渡し、そのままR陣に向かって手を振った。
「んじゃ、お先~」
と、ドアノブを手にした瞬間-------
『貴女みたいな子がどうして?どうして!!?』
「え?」
、、、
またあの声が聞こえたと思ったら、そのままマネは気を失ってしまった。
「「「マネ(先輩)!!!」」」
.