一目ぼれ
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こういうの一目惚れってゆうのかな??
「大丈夫?気ぃつけや?」
そう言って私の頭を撫でた彼の手の感触が忘れられなくて。
そう言った彼の笑顔が忘れられなくて。
思い出すだけで胸が締め付けられる。
名前も知らないあの人に。
出合った瞬間、恋に落ちた。
「はぁ…」
「お前今日何度目のため息だよ。ウゼェな」
男子テニス部、部室。
ソファに腰かけながら溜息をつく私に冷たい一言を言い放ったのは宍戸。
確かにずっと溜息ばかり。
でも仕方ないのよ。
恋の病なんだもの。
「もうすぐ全国大会だってのにマネのお前に溜息ばっか吐かれちゃ縁起ワリィだろ」
「はぁ…。そうだよね。ごめんね宍戸…」
言ったそばからまた溜息を吐くと私は頬杖をついてぼんやりした。
「マネ先輩、本当にどうしたんスかね?」
「知らねぇよ。ったく迷惑なヤツだ」
宍戸…チョタ…アンタ達には分かるまい。
この切ない恋心は。
「おいマネ!ドリンクが切れてるぞ。ちゃんと補充しておけ」
跡部が部室に入って来るなり私に言う。
「おい聞いてんのか!?アーン??」
「は?」
フッと気がついたら跡部の顔が近くにあった。
「あ、うん。やっておく」
私の空返事に跡部の眉間にシワが入った。
「お前やたらボーッとしてるじゃねぇか。シャキッとしやがれ」
「だからやっておきますって」
そう言ってまた溜息一つ。
そんな中ドアが開き慈郎と岳人が入って来た。
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「大丈夫?気ぃつけや?」
そう言って私の頭を撫でた彼の手の感触が忘れられなくて。
そう言った彼の笑顔が忘れられなくて。
思い出すだけで胸が締め付けられる。
名前も知らないあの人に。
出合った瞬間、恋に落ちた。
「はぁ…」
「お前今日何度目のため息だよ。ウゼェな」
男子テニス部、部室。
ソファに腰かけながら溜息をつく私に冷たい一言を言い放ったのは宍戸。
確かにずっと溜息ばかり。
でも仕方ないのよ。
恋の病なんだもの。
「もうすぐ全国大会だってのにマネのお前に溜息ばっか吐かれちゃ縁起ワリィだろ」
「はぁ…。そうだよね。ごめんね宍戸…」
言ったそばからまた溜息を吐くと私は頬杖をついてぼんやりした。
「マネ先輩、本当にどうしたんスかね?」
「知らねぇよ。ったく迷惑なヤツだ」
宍戸…チョタ…アンタ達には分かるまい。
この切ない恋心は。
「おいマネ!ドリンクが切れてるぞ。ちゃんと補充しておけ」
跡部が部室に入って来るなり私に言う。
「おい聞いてんのか!?アーン??」
「は?」
フッと気がついたら跡部の顔が近くにあった。
「あ、うん。やっておく」
私の空返事に跡部の眉間にシワが入った。
「お前やたらボーッとしてるじゃねぇか。シャキッとしやがれ」
「だからやっておきますって」
そう言ってまた溜息一つ。
そんな中ドアが開き慈郎と岳人が入って来た。
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