好みのタイプ=好きな子
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立海大付属。
男子テニス部、部室。
「おいーッス」
私が可愛く(?)挨拶をしながらドアを開けると
「「「いっせーのーっせ!!!!」」」
と、掛け声と同時に雑誌を指差すブン太、仁王、赤也の姿があった。
「えー!!マジッスカ丸井先輩!!!この子のどこがイイんスカ!!?」
「赤也バカだろい。お前の指してる子のが有り得ねぇっての」
「またしても3人バラバラじゃのう」
私が部室に入って来たことにも気付かないほど盛り上がってる3人。
ちょっと気になって覗き込んでみた。
「何々…?“街で見かけたオシャレな子”…?」
「おわっ!!マネ!!いきなり覗き込むなよな!!ビックリするだろい!!!」
「あ!!マネ先輩チーッス!!!」
「おうマネ、今日はいつもより早いのう」
3人の囲んでる雑誌はティーン向けのファッション雑誌。
ってかコレ昨日私が部室に忘れていったやつだし。
「この雑誌マネ先輩のッスよね?部活が始まるまで退屈だったんで読ませてもらってます!!」
「それは別に構わないけど何がバラバラなの?」
「そうそう。結構可愛い子が出てるし俺も一緒に見てたんだけどよ」
「一緒に見とるうちに好みの違いで口論になってのう」
開かれてるページには一般人の女の子が10人くらい載っていた。
「あー、なるほど…」
あれか、可愛いと思った女の子を一斉に指して好みのタイプを語る…みたいな?
確かに3人とも好みバラバラな気がするわ。
「変なんスよねー。絶対誰も同じ子を指したりしないんスよ」
「好みがバラバラなんだから当たり前でしょ」
「でもよー、好きなヤツは同じなんだぜ?なのに何で好みは合わないんだよ」
「え?好きな子??」
「よく、実際に好きになるヤツと好みのタイプは一致しないって言うからの」
「…ってことは…」
え!?この3人同じ人が好きなの!!!??
「ちょっと!!!二人とも何暴露してるんスカ!!!マネ先輩が驚いてるじゃないッスカ!!!」
赤也が私の方を見て焦ってる。
「お。ワリィ。ついクチが滑った」
「まぁいいでないの。本人は全く気付いてなさそうじゃし」
「う…っ。それはそれで何か悲しいもんがあるッスけど…」
仁王と赤也の言ってる意味はよく分からないけど、これは極秘情報だわ。
いいこと聞いちゃった。
「あれ?マネ、もう来てたんだ。早いね」
「マネが週番だったのは先週までだ。よって今週からは時間に余裕を持って来るだろう」
「そうか。今日は全員揃うのが早そうだな」
「ところで4人して集まって何を見ているんですか?」
ドアが開いて幸村、真田、柳、柳生が入ってきた。
あと来てないRはジャッカルだけ。