氷帝スカート狩り
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「ねぇ、跡部…監督のそっくりさんがいるよ」
「…これは“そっくりさん”とは言わねぇよ…」
そっくりさんじゃないと困るよ!!!!
「「「榊監督!!!!」」」
そう、男は榊太郎本人だったのだ。
「お、お前たち…いったい何をして…」
蹴られたお腹が痛いのか、監督は中々声が出せないでいる。
「まさか、監督が犯人だったなんて!!!!この乙女の敵っ!!!!!」
「見損なったぜ監督!!!!」
「怪しい雰囲気は感じとったけど、まさかホンマもんの変態やったとわ!!!」
「いつも何考えて女子のスカート見てたんだよ!!!」
「俺、監督のピアノ好きだったのに!!!」
「俺ショックだC~‥」
「監督…自首してください」
皆で榊監督に詰め寄る。
「お前達…何を言ってる…」
しっかり立ち上がって何か言ったと思えば、白を切る気!?
「監督!!!往生際が悪いですよ!!!!」
こんな監督見たくない。
私だってずっと男子テニス部マネージャーとして監督についていってた身。
ショックだ。
興奮してる私達を見て、ため息を吐いた監督はゆっくり話し出した。
「いいか。落ち着け。お前達、こんな時間にこんな人気のない道で何をしてる」
「変質者を捕まえるためにおとり捜査をしてました。まさか“氷帝スカート狩り”の変質者が監督だったなんて、あたしショックです」
遠くからパトカーのサイレンが聴こえた。
これから榊監督もパトカーに乗って連行されるんだ。
なんか悲しいな。
チャラララ~
榊監督から携帯の鳴り響く音が聴こえた。
着信音は聴き覚えのあるクラッシック曲。
何の曲かは思い出せないけど。
「榊です。…はい…そうですか…わかりました…はい」
監督は携帯に出ると、短く会話をして切った。
「今さっき我が校のスカートを狙っていた犯人が捕まったと連絡が入った」
はい??
その監督の言葉に私達は固まった。
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