しかしその後、氷帝メンバーのカルタは中々詠まれることなく、




「残念無念また来週～でお馴染みの可愛い仕草があたしは大好き菊丸くん」


青学の菊丸英二やら、


「ダメじゃん俺をフリーにしちゃ、ってあたしも言われたいなサエさん」


六角の佐伯虎次郎やら、


「会う度に口説いてくるその熱心さにいつかOKしてしまいそうになる彼の称号はラッキー千石」


山吹の千石清純やら、


「詐欺師と異名のある彼だけどこんな素敵な彼なら結婚詐欺も許しちゃう仁王くん」


立海の仁王雅治やら…



氷帝メンバーの機嫌は悪くなる一方です。




跡「おい!!!さっきから聞いてりゃ何だそのカルタは!!!」

忍「俺等ちっとも楽しくないんやけど!!!」

向「侑士の言う通りだ!!詠まれたって探す気にならねぇよ!!!」

宍「最後まで詠まれねぇと分からねぇ…」

鳳「ってゆうかマネ先輩のカルタを聞いてるだけで要注意人物多すぎですね…」

日「山吹のナンパ師とか立海の詐欺師とか…」

樺「ウス…」

芥「俺のカルタもう詠まれちゃったＣー、何かもう楽しみがなＥー‥」




と、文句勃発。




「えー!!何その言い方!!皆つまらないの!!?」


せっかく一生懸命作ったカルタをけなされてマネもご立腹。




「もう他校のカルタは詠まなくていい。氷帝だけにしろ」



そう自分勝手な意見を言ったのは何様俺様跡部様。



「それじゃ楽しくないじゃん」



と、もっともな意見を言うマネさん。


しかし連中の熱意も相当なもので…




「「「いいから!!!俺のを読(んで下さい)め!!!」」」



と、いつの間にかこれカルタなのか…？という展開になっていた。




「あー、もう分かったよ。何か皆怖いから氷帝だけにするね…」


と、言うことで鳳、芥川以外の６枚のカルタが並べられた。




「こんなんで楽しいの？」


「「「いいから早く読(んで下さい)め!!!」」」




芥川、鳳以外にそう催促されて「何なのよ」と、細目でR陣を見ながらカルタを詠み上げる。





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