元旦。
本日は跡部邸にて氷帝R陣を集めての新年会。



皆さんそれぞれ御節を食べたりお雑煮を食べたり色々です。

もちろん晴れ着姿のマネを中心にR陣の視線は泳いでますが。


そんな中、マネは鞄から何やら小さなケースを取り出し…





「皆～!!カルタするから集まって!!」



と、呼びかけます。


ゾロゾロと集まるR陣。





跡「アン？カルタだ？」

忍「この人数でかいな」

向「いいじゃん!!いいじゃん!!やろうぜ!!」

芥「俺もしたＥー!!!」

宍「カルタか…瞬発力とか鍛えられそうだな」

鳳「そうですね。集中力も必要ですしね」

日「久しぶりだな…」

樺「ウス」




と、反応は様々です。




「でねでね!!今年はあたし頑張ったんだ!!」

「何を頑張ったんだよ」



ケースからカルタを取り出すマネに自然と話しかけ、隣をキープする跡部様。


それにいち早く気付いた鳳、宍戸の隣から離れてマネの反対側のポジションをキープ。




(((しまった!!)))


と、跡部と鳳の行動に遅れたR陣。





「あのね、このカルタ実はあたしの手作りなんだ」


そう笑うマネに「手作り!?」と、反応する面々。




「頑張って作ったから皆楽しんでね」



と、そんなこんなで８人は丸く床に座り込み、マネの用意したカルタを囲む。


床に点在するカルタ。



そのカルタには


『跡部景吾』や、
『忍足侑士』、
『榊太郎』など、




氷帝のテニス部員はもちろん、青学や立海のテニス部メンバーの名前が書かれてる物もあった。





跡「な、なんだこれは…」

忍「いったいどんなカルタ作ったんや…」

向「よくこれだけ全国のテニス部員知ってるよな…ってか詳しすぎじゃね…？」

樺「ウス…」

芥「すっげー!!すっげぇ面白そうだＣ～!!」

宍「確かに…どんなことを詠まれるか気になるな」

鳳「こんなにたくさん作るなんて…マネ先輩凄いですね!!」

日(鳳…マネ先輩の隣に座ってるのをいいことにさり気なくポイント稼ぎしてるな…)




と、またしても反応は様々。




「普通のカルタと何の変わりもないよ!!でも、まずは１枚例題やってみようか」



そう言うとマネはカルタを一枚読み上げた。




「“派手なスーツで決めポーズー‥”」

「「「………」」」

「“そのセリフはいってよし!!”」




黙り込むR陣。


その沈黙には『あ、こうゆうカルタなんだ…』と、それぞれ呆気にとられてるような…様子です。




「ちょっと!!皆分からなかったの!?“いってよし”って言うまで分からないの!?派手なスーツってとこで分かったらもう取らなくちゃ!!」



R陣なんとなく無言です。




「もう!!分かった!!?」と、マネが力説すると早速ゲームスタートです。





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