アイツが一番かわいいとき
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
氷帝学園テニス部。
毎日の厳しい練習に耐えれるのは愛しいマネージャー、マネがいるからこそ。
「頑張って」と応援されればどんなきついことでも頑張れる
「お疲れ様」と言われればどんな疲れも吹き飛ぶ
そんなマネが委員会の仕事で遅れるというある日のこと…。
「そんなの俺様と一緒にいる時が一番に決まってんだろーが」
「それ、誰と比べて言うてるん?俺と跡部やったら俺と一緒に居る時のが可愛えで」
「ちっげーよ!!侑士よりも俺だって!!だってアイツ俺と話すの楽しいって言ってたし!!」
「それなら俺も言われるC~!!ジローちゃんと一緒にいると癒されるって」
跡部、忍足、向日、芥川が口論している様子を着替えながら眺める宍戸、鳳、日吉、樺地。
「“アイツが一番可愛い時はどんな時”なんて話、激ダサだぜ…」
「ですよねぇ…マネ先輩が一番可愛いのは俺といる時なのに。皆分かってないですよね」
「……鳳もあっち行って混ざって来いよ…」
「ウス…」
段々と白熱していく独り善がりな討論。
そしてそれは
「樺地!!ノートをとれ!!!」
跡部の叫び声によって熱を増していった。
「これからマネの可愛いところを一つずつ挙げていく。どれだけ俺様が言えるかメモっておけ」
「ウス」
「なんやそれ!!お前やなくたってそんなん俺かて言えるわ!!!」
「俺も!!!ハッキリ言って1日じゃ全然足んないくらい言い続けられるぜ!!!」
「俺もこんなノートじゃ納まらないC~!!」
「俺だってマネ先輩の可愛いところ言ったらキリないですよ!!!」
「ちょ、長太郎までこの討論に参加すんのかよ…じゃ…俺も…」
「(マネ先輩がこの人達に好き放題言われるのは気分悪い…ここは俺も多く言って下克上だ)」
そんなこんなで愛しのマネの好きな(可愛い)ところ討論スタート!!
「まぁ、まずは笑った顔だな」
「首傾げながら何かを考え込んどる姿も可愛え」
「頬膨らませながらふて腐れてるのも可愛いよな」
「泣き顔も可愛E~よね~」
「…眠そうにしてる時とか…うとうとしながらトロンとした目が結構いいんだよな…」
「宍戸さん何だかんだでよく見てますね。俺もマネ先輩が眠そうにしてるの好きです。寝顔も可愛いですけど」
「あの人は…お菓子を食べてる時なんか幸せそうだよな…」
それぞれ一つずつ発言したところでエスカレート
「“跡部待ってー”って言いながら必死で俺を追いかける姿。そんなに俺様と一緒にいたいのかって話だ」
「俺がちょっとからかうと“忍足の意地悪!”って拗ねる姿がそらもう何よりや」
「“どうしたの?チョタ”ってちょっと心配そうに覗き込まれた時、抱き締めたくなっちゃいますよ」
「俺は“ねぇねぇガックン”って手招きしてくるとこ!!マジ可愛いんだぜ!!!」
「手招きか…確かにそれもいいけど、俺は“宍戸大丈夫?”って言いながら顔の傷手当てしてくれた時…だな」
「俺の(怖い)話を泣きそうな顔して聞いてるくせに“怖くない”って強がってる姿とか…」
「俺は膝枕してもらってる時~!!優しく髪を撫で撫でしてくれんだ~」
芥川の発言は他の連中よりもランクが上のため、一瞬にして空気は悪くなった。
「チッ、膝枕とかいって甘えやがって!!」
「ホンマや!!俺等が“膝枕して”って言うとセクハラ呼ばわりやのにずっこいで!!」
「セクハラ扱いされてんのは侑士だけだろ!!“俺等”じゃないっての!!」
「俺も慈郎先輩みたくマネ先輩に甘えられたらなぁ…」
「いつの間にかアイツの膝は慈郎の特等席みたくなっちまってるしな…」
「皆わるいね~、コレ俺だけの特権だから~」
「(クソ…いつか膝枕……)下克上だ…」
それぞれ芥川の可愛い甘えキャラに嫉妬している様子。
にも関わらず芥川の膝枕自慢は終わらなかった。
「太股がプニプニしてて気持ちE~んだよねぇ~」
「「「!!!?」」」
「でね、寝返りうつと“やだ、ジローちゃんくすぐったいよぉ”って笑うんだけど、それがメチャメチャ可愛いんだぁ~」
にやけ顔の芥川に、一同ふつふつと燃え上がる嫉妬の炎。
.