しゃっくり
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「あぁーっ!!!副部長がマネ先輩を泣かせた!!!」
「マジかよい!!真田何やってんだよ!!」
「相当苦しくてムカついたんじゃろうな。可哀想に」
「真田くん、マネさんの涙、どうやって止めるのでしょうね」
切原、丸井、仁王、柳生に突っ込まれる真田。
そして
「よくもマネを泣かせたね」
そう静かに怒り気味幸村。
「焦ってるな、弦一郎」
「そりゃ焦る…よな」
柳とジャッカルにも哀れに思われ更に動揺
する真田。
「な、泣くことないだろう!」
「だ、だって、真田がひっく、悪いもん!」
「わ、分かった。謝る。すまん、マネ」
「ひっく、真田のバカァ、ひっく、あたしのことが嫌いなんでしょ…ひっく、だから、」
「なっ!!?」
泣きながら何故かこんな会話の流れに。
「あぁ、もうひっく、しゃっくり、辛い…」
「マネ、俺はお前のことを嫌いとかでは決してない!」
「ひっく、」
「マネ、」
突然ガシッとマネの両肩に手を置き真顔で
「結婚してくれ」
まさかのプロポーズ。
「「「はぁーっ!!!?」」」」
マネより何より先に他の連中の声が響き渡る部室。
そして
「………あ!」
真田のマジ顔をキョトンとした表情で見つめながら
「しゃっくり、止まった」
笑顔のマネ。
「すっごい!嘘みたいに止まったわ!真田のプロポーズ凄い効きめ!!」
「……な…っ!」
「驚かせるために真田みたいな真面目な男でも言うんだね、冗談!」
「冗談だと!!?」
皇帝真田、マジだったプロポーズを冗談扱いされスルー。
「あー、スッキリした!あたし先コート行ってるから皆早く支度して来てね~!」
何事も無かったように爽やか笑顔で部室から出て行くマネ。
そんな中、残されたメンバー。
「あーあ、真田、ご愁傷様」
「つーか副部長、告白すっ飛ばしてプロポーズとか…やりますね!」
「何はともあれマネのしゃっくり止めてくれたんは真田じゃ」
「真田くん、大健闘ですね」
「弦一郎が慌てて求婚することは予想できていた。そして冗談扱いされることも」
「柳の分析は凄いな…」
傷心の真田に各々発言する中
「真田の気持ちはよーく分かったよ」
神の仔、部長幸村にニコリと死の宣告ばりに冷たい微笑みを喰らう真田。
マネには振られ(冗談扱いされ)レギュラー陣からは哀れに思われ
更に幸村から死の宣告的微笑みを受け
(何故こんな目に…)
散々な真田弦一郎なのでありました。
おわり
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