だって男の子だもん!
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「あれやで?我慢できんくなったらトイレ行きや?ここで出されたらかなわんし。なぁ宍戸」
「だから!!まだ平気だっての!!!」
「宍戸さん今の時間ならトイレも人が少ないと思いますよ」
「あー‥俺行こうかなぁ…」
「A~、皆学校のトイレでシコッたことあんの~?」
シコ…ッ!!?
あぁぁぁ!!!限界!!!
もう男の子のこんな性事情聞きたくないわ!!!
「部室でAVを見るなぁぁぁぁ!!!!」
「「「!!!!」」」
ソファの後ろから立ち上がった私を見て絶句する皆。
一瞬静まり返った部室は
『…アン…ハァ…イイ…』
と言う喘ぎ声とヤラシイ水音だけが響いた。
「な、何で…?何でマネがここにおるん…?」
「マ、マジかよ…!!いつから…!?」
「は、初めからいた…のか!!?」
「んー‥やっぱりマネの方が可愛いC~」
「慈郎先輩、当たり前じゃないッスカ。マネ先輩が一番ッスよ」
青ざめてる忍足と岳人と宍戸とは別に、まったく動じない慈郎とチョタ。
この2人って意外に合ってる…?
じゃなくて!!そんなのはどうでもいいの!!!
「あ、あたしは部室に忘れ物してて…!!皆いきなりAV見出すんだもん!!出るに出れないじゃん!!!バカ!!!」
顔が熱い!!
きっと私、真っ赤な顔してるんだろうな。
「あ、や、これはやな…」
忍足が焦って部室から出ようとする私の腕を掴もうとした。
「きゃぁっ!!触らないでよ!!!」
私は忍足の手を黴菌のように拒絶した。
だってこんな現場見ちゃったら気持ち悪いんだもん!!
「今のはちょっとヒドイでマネ…」
「そーだそーだ!!だいたい男なら誰でも見るんだぞ!!俺達は別に悪くねぇ!!!」
「た、確かに引くかもしんねぇけど、生理現象だしそんなに嫌がらなくても…」
「マネだって本当は興味あるでしょ?」
「そうですよ。マネ先輩も一緒に見ます?」
「見るわけないでしょーー!!!!」
本当に慈郎とチョタはお似合いだわ!!!
「ってゆーか消してよそれ!!バカァ!!!」
そう言いながら目を瞑って出て行こうとしたらテーブルの脚に引っかかって転んでしまった。
「きゃぁ!!!」
「「「マネ(先輩)」」」
テーブルに手を着いた瞬間、岳人の食べかけのヨーグルトがひっくり返って私の顔に飛び散った。
「「「!!!」」」
「いやぁーん!!!ベトベトー!!!」
私は顔についたヨーグルトを舐め取った。
けっこう全体についていて気持ち悪い。
「もう!!あたし今日散々だ!!!」
そんな私を見ながら皆は固まってる。
ってゆーか…
前屈み…?
「「「トイレ!!!」」」
皆いっせいに叫んで部室から出て行った。
部室に一人取り残された私。
相変わらず響く喘ぎ声。
チラッとパソコンに映ってる映像を見ると淫らな格好をしてる女の人。
「あたしに…似てるか…これ…」
********
その頃トイレの個室は取り合いになっていた。
終
アトガキ→