文
いとけない少女の柔肌に触れる。
すべらかで、あたたかい。
「あ……」
桜色の小さな唇から零れる湿った吐息。
その空気ごと奪ってしまいたいと思う。
このまま唇を塞いで、酸素不足に喘ぐ君もきっと素敵だけれど。
でも、不思議とそうする気にはならなかった。
彼女の体は柔らかくて温かくて気持ちいい。
菌糸を手のように伸ばして、彼女の頬に触れる。
なぜこんなにも彼女に触れたいと思うのか。
それは単なる好奇心なのか、それとも支配欲なのか。
不思議と胸に込み上げる、これは、或いは。
これが、愛というものなのだろうか。
(違うよ、と少女は涙を流した)
すべらかで、あたたかい。
「あ……」
桜色の小さな唇から零れる湿った吐息。
その空気ごと奪ってしまいたいと思う。
このまま唇を塞いで、酸素不足に喘ぐ君もきっと素敵だけれど。
でも、不思議とそうする気にはならなかった。
彼女の体は柔らかくて温かくて気持ちいい。
菌糸を手のように伸ばして、彼女の頬に触れる。
なぜこんなにも彼女に触れたいと思うのか。
それは単なる好奇心なのか、それとも支配欲なのか。
不思議と胸に込み上げる、これは、或いは。
これが、愛というものなのだろうか。
(違うよ、と少女は涙を流した)