I just wanted you to love me-前半-
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ーーーーーーーーーーー・・・。
空は夕日に染まる頃、俺は待ち合わせの場所に一人でベンチに座っていた、ここは街並みの景色が綺麗な場所であり、家族、カップルが人気の場所だ、俺は帽子を被り、かなが現れるのを待つ。
すると俺の後ろから足音が聞こえてきた。
「ディアス!」
「・・!?」
可愛い声で呼ばれる、俺は振り返るとそこには愛しいかなの姿があった。かなは軽く息を吐きながら、俺を見つけると優しく微笑む。
「かな!」
俺は立ち上がりかなの傍まで駆け寄る、本当は抱きしめたいくらいだが、そこは我慢だ。二人で会うのは結構久しぶりで、俺は更に嬉しさが込み上がる。
「ディアスお疲れ様、ごめんね、突然呼び出して」
「何で謝るんだよ、俺は嬉しいんだぜっ」
「よかった・・」
かなはそう一言呟くとベンチに座った、俺も続けて座る、かなが何の話をしてくるのか、俺は無駄に期待してしまっている。二人で話したいって事は、きっと俺にしか伝えられない事だ。
だから、きっと。
「どうしたんだ?話したい事って」
きっとかなからの告白に違いないーーーーーーーーーー・・・!
「あのね、ディアス」
「・・・っ」
ドキドキと胸が高鳴る、俺はすぐにでも抱き締める心の準備ができている。かな、返事はOKなんだぜ。だから早く言ってくれ。そう心の中で思いながら、俺は冷静な表情を見せた。
「ディアス、私達って幼馴染だよね・・?」
「え?ああ、そうだよな」
さぁ早く
早く
「ディアス・・・」
早く言ってくれーーーーーーーーーーー!!
「私達・・・これからもずっと幼馴染でいてくれるよね?」
「・・!?」
ーーーーーーーーーーーー!??
んーーーーーーーーーーーーー?
「これからも私達、ずっとずっと幼馴染だよね!?」
「いやっ、え?えっ?」
俺はまさかの質問に一瞬戸惑う。え?ずっと幼馴染で?え?それってどういう意味なんだ。かなは真剣な眼差しで俺を見る。その目に俺は更に動揺が止まらない。
「いやっ、何っどういう意味?」
「私と、ディアス、パスカル、これからずっと仲良しな関係でいたいのっ、これからもずっとずっと、大人になっても幼馴染として仲良くしたいのっ・・」
「・・い、いや・・え?ずっと・・・?」
ちょっと待てよ、それってつまり。
つまりそれは。
「ディアスは・・私の事恋愛対象として見てないよね・・・?」
「・・っ!」
ーーーーーーーーーーーーー・・・!!!
俺とは恋人にはなりたくないって事ーーーーーーーーーー・・・?
その瞬間、俺の心はバラバラに割れたような衝撃を受けた、告白どころか、これは間違いなく振られてしまったと同じだ。俺は顔を俯かせた目を閉じた。
何で
何で
「・・何でそんな事言うんだよっ・・・・」
俺はガキの頃からずっと
「・・想っていたのにっ」
かなと恋人になりたくて
結婚だってーーーーーーーーーーーーー・・・。
「俺もパスカルも恋愛対象として見てなかったって事・・っ」
「え・・っ」
「俺の事、1ミリも恋人になりたいって思わなかったって事っ・・っ」
「・・・ごめんねっ」
「・・・っ」
「私はパスカルもディアスも・・どっちも好きっ、どっちかを選ぶなんて私には到底できない、子供の頃からずっと一緒にいて、ずっと仲良しで・・ずっと私は恋愛対象として見たことがなかったの・・私達は幼馴染みだから・・」
「・・・っ」
言葉が出てこない、聞きたくない、かなの声を聞きたいけど、今は聞きたくない、顔を俯かせじっと座っていても身体が震えてしまう。たった1ミリも俺を恋愛対象として見てなかったなんて。何年も思い続けていた俺の気持ちは意味がなかったって事だ。
「ディアスにも伝えようと思って・・私はどっちかを選ぶなんてできない・・」
「・・・」
俺にもーーーーーーーーーーー・・・・?
「それだけ伝えたかったの、じゃぁまたねディアス」
かなは最後にいつもと変わらない笑顔を俺に見せて俺から離れて行った。でも俺は笑顔を返す事ができなかった。ただ離れて行くかなの背中を、見つめる事しかできなかった。
失恋したような、そんな気持ちのまま、俺は静かにベンチに座り、顔を俯かせた。
「・・・何なんだよっ・・意味がわかんねぇよっ」
一体何が起きてるのか
わからない。
「何なんだよぉっ・・・」
空は夕日に染まる頃、俺は待ち合わせの場所に一人でベンチに座っていた、ここは街並みの景色が綺麗な場所であり、家族、カップルが人気の場所だ、俺は帽子を被り、かなが現れるのを待つ。
すると俺の後ろから足音が聞こえてきた。
「ディアス!」
「・・!?」
可愛い声で呼ばれる、俺は振り返るとそこには愛しいかなの姿があった。かなは軽く息を吐きながら、俺を見つけると優しく微笑む。
「かな!」
俺は立ち上がりかなの傍まで駆け寄る、本当は抱きしめたいくらいだが、そこは我慢だ。二人で会うのは結構久しぶりで、俺は更に嬉しさが込み上がる。
「ディアスお疲れ様、ごめんね、突然呼び出して」
「何で謝るんだよ、俺は嬉しいんだぜっ」
「よかった・・」
かなはそう一言呟くとベンチに座った、俺も続けて座る、かなが何の話をしてくるのか、俺は無駄に期待してしまっている。二人で話したいって事は、きっと俺にしか伝えられない事だ。
だから、きっと。
「どうしたんだ?話したい事って」
きっとかなからの告白に違いないーーーーーーーーーー・・・!
「あのね、ディアス」
「・・・っ」
ドキドキと胸が高鳴る、俺はすぐにでも抱き締める心の準備ができている。かな、返事はOKなんだぜ。だから早く言ってくれ。そう心の中で思いながら、俺は冷静な表情を見せた。
「ディアス、私達って幼馴染だよね・・?」
「え?ああ、そうだよな」
さぁ早く
早く
「ディアス・・・」
早く言ってくれーーーーーーーーーーー!!
「私達・・・これからもずっと幼馴染でいてくれるよね?」
「・・!?」
ーーーーーーーーーーーー!??
んーーーーーーーーーーーーー?
「これからも私達、ずっとずっと幼馴染だよね!?」
「いやっ、え?えっ?」
俺はまさかの質問に一瞬戸惑う。え?ずっと幼馴染で?え?それってどういう意味なんだ。かなは真剣な眼差しで俺を見る。その目に俺は更に動揺が止まらない。
「いやっ、何っどういう意味?」
「私と、ディアス、パスカル、これからずっと仲良しな関係でいたいのっ、これからもずっとずっと、大人になっても幼馴染として仲良くしたいのっ・・」
「・・い、いや・・え?ずっと・・・?」
ちょっと待てよ、それってつまり。
つまりそれは。
「ディアスは・・私の事恋愛対象として見てないよね・・・?」
「・・っ!」
ーーーーーーーーーーーーー・・・!!!
俺とは恋人にはなりたくないって事ーーーーーーーーーー・・・?
その瞬間、俺の心はバラバラに割れたような衝撃を受けた、告白どころか、これは間違いなく振られてしまったと同じだ。俺は顔を俯かせた目を閉じた。
何で
何で
「・・何でそんな事言うんだよっ・・・・」
俺はガキの頃からずっと
「・・想っていたのにっ」
かなと恋人になりたくて
結婚だってーーーーーーーーーーーーー・・・。
「俺もパスカルも恋愛対象として見てなかったって事・・っ」
「え・・っ」
「俺の事、1ミリも恋人になりたいって思わなかったって事っ・・っ」
「・・・ごめんねっ」
「・・・っ」
「私はパスカルもディアスも・・どっちも好きっ、どっちかを選ぶなんて私には到底できない、子供の頃からずっと一緒にいて、ずっと仲良しで・・ずっと私は恋愛対象として見たことがなかったの・・私達は幼馴染みだから・・」
「・・・っ」
言葉が出てこない、聞きたくない、かなの声を聞きたいけど、今は聞きたくない、顔を俯かせじっと座っていても身体が震えてしまう。たった1ミリも俺を恋愛対象として見てなかったなんて。何年も思い続けていた俺の気持ちは意味がなかったって事だ。
「ディアスにも伝えようと思って・・私はどっちかを選ぶなんてできない・・」
「・・・」
俺にもーーーーーーーーーーー・・・・?
「それだけ伝えたかったの、じゃぁまたねディアス」
かなは最後にいつもと変わらない笑顔を俺に見せて俺から離れて行った。でも俺は笑顔を返す事ができなかった。ただ離れて行くかなの背中を、見つめる事しかできなかった。
失恋したような、そんな気持ちのまま、俺は静かにベンチに座り、顔を俯かせた。
「・・・何なんだよっ・・意味がわかんねぇよっ」
一体何が起きてるのか
わからない。
「何なんだよぉっ・・・」