I just wanted you to love me-前半-
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「ナイスシュートだ!!ディアス!!」
「さすがだディアス!!」
今日の練習試合も俺は絶好調だ、俺のシュートが鮮やかに決まり、5点も取るとチームメイトの奴らは満面の笑みを俺に見せる。いつも絶好調だが、今日は更に絶好調なのが分かる。そりゃそうさ。何故なら今日は。
「何か今日はやけに調子がいいなディアス」
「へへっ、まぁなっ」
今日は愛しのかなと会う約束をしているーーーーーーーー・・・。
休憩の時間になり、俺はベンチに座り水分補給をとると、パスカルが別のベンチに座り水分補給をとっていた。俺は絶好調だが、やっぱりパスカルの様子が変だ。あえて俺から声をかけないようにしていたが、昨日からやっぱりパスカルの様子が変なのが分かる。練習はきっちりしているが、顔の表情が違う。何か考えているような、何か悩んでいるような。そんな風に見える。さすがにこれは声をかけた方がいいと思った俺は、パスカルに近付いた。
「おいパスカル!」
「!ディアス・・」
声をかけるとパスカルは顔を上げて俺を見た、俺は隣に座るとパスカルは再び顔を俯かせた。
「どうしたんだよ昨日からっ、何かあったのかよ?」
「・・いや・・」
パスカルはそれだけ言うと何も言ってこない、やっぱりいつものパスカルじゃない、しかも、俺にまで話せない重大な悩みを持っている、ここまで来ると俺まで気になってしまう、何かパスカルが反応できるものはないか。
それなら。
「なぁパスカル、実は俺さっ」
「・・・」
「今日俺、かなとデートすんだぜっ」
「・・!」
ーーーーーーーーーーーーーー!!!!?
するとパスカルが持っていたペットボトルがバタッと芝生に落ちた。途端にわなわなと小さく身体が震え始める。
「・・・パスカルっ?」
「・・何それ・・・・っ」
「え・・」
「何それってっ・・」
パスカルが顔を俯かせながら横目で俺を見た、鋭い目つき、髪の毛で隠れてよく見えないが、明らかにいつもの目つきじゃない、あまりにも予想外の顔つきに俺は小さく身体を背ける。
「あっ!いやっデートは大袈裟大袈裟っ!昨日かなからLINEきてさっ!何か会って話したいってきたんだよっ!だからデートは冗談だって!」
「・・っ」
俺は笑いながらそう言うとパスカルはそのまま立ち上がり俺から離れて行った。俺はしばらくパスカルの背中を見つめた。
何だ、どうしたんだパスカルの奴、もしいつものパスカルなら、俺がそう言っても、えー!って大きく声を出して反応するのに。あの鋭い目つきで睨まれるなんて初めてだ。かなの名前を言っただけで、あんなに身体を震わせて。
まさか、パスカルの悩みはかなの事なのかーーーーーーーーーー・・・?
パスカルはかなの事を好きなのは勿論知っている、そして勿論俺もかなが好き、親友でありライバルという存在だ。
俺達
いつかは愛する人の事で壊れてしまうのかーーーーーーーーーーー・・・。
ーーーーーーーーーーー・・・。
「さすがだディアス!!」
今日の練習試合も俺は絶好調だ、俺のシュートが鮮やかに決まり、5点も取るとチームメイトの奴らは満面の笑みを俺に見せる。いつも絶好調だが、今日は更に絶好調なのが分かる。そりゃそうさ。何故なら今日は。
「何か今日はやけに調子がいいなディアス」
「へへっ、まぁなっ」
今日は愛しのかなと会う約束をしているーーーーーーーー・・・。
休憩の時間になり、俺はベンチに座り水分補給をとると、パスカルが別のベンチに座り水分補給をとっていた。俺は絶好調だが、やっぱりパスカルの様子が変だ。あえて俺から声をかけないようにしていたが、昨日からやっぱりパスカルの様子が変なのが分かる。練習はきっちりしているが、顔の表情が違う。何か考えているような、何か悩んでいるような。そんな風に見える。さすがにこれは声をかけた方がいいと思った俺は、パスカルに近付いた。
「おいパスカル!」
「!ディアス・・」
声をかけるとパスカルは顔を上げて俺を見た、俺は隣に座るとパスカルは再び顔を俯かせた。
「どうしたんだよ昨日からっ、何かあったのかよ?」
「・・いや・・」
パスカルはそれだけ言うと何も言ってこない、やっぱりいつものパスカルじゃない、しかも、俺にまで話せない重大な悩みを持っている、ここまで来ると俺まで気になってしまう、何かパスカルが反応できるものはないか。
それなら。
「なぁパスカル、実は俺さっ」
「・・・」
「今日俺、かなとデートすんだぜっ」
「・・!」
ーーーーーーーーーーーーーー!!!!?
するとパスカルが持っていたペットボトルがバタッと芝生に落ちた。途端にわなわなと小さく身体が震え始める。
「・・・パスカルっ?」
「・・何それ・・・・っ」
「え・・」
「何それってっ・・」
パスカルが顔を俯かせながら横目で俺を見た、鋭い目つき、髪の毛で隠れてよく見えないが、明らかにいつもの目つきじゃない、あまりにも予想外の顔つきに俺は小さく身体を背ける。
「あっ!いやっデートは大袈裟大袈裟っ!昨日かなからLINEきてさっ!何か会って話したいってきたんだよっ!だからデートは冗談だって!」
「・・っ」
俺は笑いながらそう言うとパスカルはそのまま立ち上がり俺から離れて行った。俺はしばらくパスカルの背中を見つめた。
何だ、どうしたんだパスカルの奴、もしいつものパスカルなら、俺がそう言っても、えー!って大きく声を出して反応するのに。あの鋭い目つきで睨まれるなんて初めてだ。かなの名前を言っただけで、あんなに身体を震わせて。
まさか、パスカルの悩みはかなの事なのかーーーーーーーーーー・・・?
パスカルはかなの事を好きなのは勿論知っている、そして勿論俺もかなが好き、親友でありライバルという存在だ。
俺達
いつかは愛する人の事で壊れてしまうのかーーーーーーーーーーー・・・。
ーーーーーーーーーーー・・・。