I just wanted you to love me-前半-
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ーーーーーーーーーーー・・・。
「よーし今日の練習はここまでだ!」
「「「ありがとうございましたー!!」」」
今日の練習が終わり、俺はいつものように練習ができた、サッカーだけは疎かになってはいけないと頭に入れながら練習していた。そして練習が終わるとスマホの時間を見た。
18時。
「・・・」
18時35分にかなさんはその恋人と一緒にーーーーーーーーーー・・・
「・・・っ」
くそ占い師女の言ってる事は全て嘘だ。そう自分の中で確信している。もしここで見に行ってしまったら、あの占い師の事を信じているみたいで行きたくない。
でもうまく考えたら、行ってみてかなの姿がなかったらあっちが嘘をついたと証拠にはなる。俺達の勝ちという事にはなる。
でもその前にパスカルは昨日かなに連絡をしたのか聞いてみないと。俺は着替えながらパスカルの姿を探した。あれ。周りを見るとパスカルの姿がない。
「あれ、パスカルは・・」
「パスカルなら連絡終わった途端にどっかに行ったぞ?用事でもあるんじゃないのか?」
「・・!」
あいつ
まさかーーーーーーーーーーーーー!!
ーーーーーーーーーーー!!!!!
『もしもし?』
「かな?俺だけど」
『パスカル!どうしたの?』
「・・あのさ、今から会えないかな?話したい事あるんだけど」
たまらず俺はかなに電話をした。いつも通りの可愛いかなの声だ。俺は昨晩どうしても眠れなかった。かなの事ばかり考えてしまっていた。色々考えたけど、あの変な占い師の言ってる事が嘘だと証拠を掴む事が何よりも良いと思った。一番はかなに男がいないという証拠を掴めばいい、ただそれだけの事だ。
そして俺は昨日聞いたカバーニャという店の近くの木の陰で俺はかなに電話をしている。ユニフォーム姿のままでオープンになっているが、そんなの今は気にしてられない。
『今からって事?』
「そうだよ、来てくれるよね?」
『・・えっとね、パスカル』
すると突然かなの声が小さくなる、すると俺の心臓がドクンと大きく早く動き出す。何だ。この緊張感は。
『ごめんねパスカル、私これから用事があって・・』
「・・・えっ・・・・」
ドクン
18時35分にかなさんはその恋人と一緒にーーーーーーーーーー・・・。
ドクン
違う
「何の用事があるの・・・・っ」
違う
『それはちょっと秘密かな・・・?』
信じない
信じない
『だからまた今度にしよ?近々会いにいくから!ディアスにも言ってね!』
まさか
いや
絶対に信じないーーーーーーーーーーー・・。
「おい!パスカル!!」
ガシッ!!と突然肩を掴まれる、俺は振り返るとそこには私服姿のディアスがいた。
「お前っ!かなに昨日電話したんじゃねぇのかよっ!!」
「・・してないっ、だからここに来たんだよっ」
「じゃぁお前も直接ここに・・・っ」
「あんなヘボ占い師女が嘘をついてたって証拠を掴めばそれでいいじゃんっ、ディアスもそう思ってここに来たんだろっ」
その通りだ
やっぱりパスカルも俺と同じ気持ちだった。かなに恋人なんかいない。その証拠を掴めばいいんだ。そしてあのクソ占い師とクソ女を思う存分ぶん殴ってやる。俺達はしばらく店の前の木の所に隠れていた。
「・・・!?」
ふとパスカルを見る。
何故か暑くもないのにパスカルの額から汗が流れている、よく見ると身体が小さく震えている。何だ。どうしたんだ。
「パスカル、どうしたんだよそんなに汗かいて」
「・・っいや、別にっ」
もしかして、かなが男といる所を見かけてしまうんじゃないかって心配してるのか。いくら信じないと思っていてもパスカルも心配しているのか。
かなはここに来るわけない。俺はそう信じている。時計を見ると18時34分。あと1分で俺達の勝ちが決まる。
「あのさっディアス・・」
「・・・!?」
すると突然パスカルが俺に話しかけた。パスカルはいつもより小さな声だ。
「さっき俺、かなに電話をかけたんだけど・・」
「ああ、それで」
「・・違うよな、絶対っ」
「は?何が」
パスカルは身体を震わせている、何を言っているのかさっぱり分からない、俺は眉をひそめてパスカルを見つめた。
「何だよパスカルっ、意味がわかんねぇって」
「アハハハ!」
「「!?」」
すると突然少し離れた所から笑い声が聞こえてきた、俺達はバッ!と顔を上げてその笑い声の方向を見つめた。
「ありがとう!すごく嬉しいっ!」
「・・・え・・・」
ーーーーーーーーーーーーーーー!!!?
俺は目を疑った。
そこには
「すっごく楽しみっ!!」
楽しく笑っているかなが男と歩いている姿があった。
「・・・はっ・・・・・っ」
はーーーーーーーーーーーーー・・・・?
18時35分にかなさんはその恋人と一緒にディナーを楽しむでしょうーーーーーーーーーー・・・。
楽しそうに笑い合いながらかなとその男は店の中へと入って行った。
俺達はただその姿を見つめることしかできなかったーーーーーーーーーー・・。
-continue-
「よーし今日の練習はここまでだ!」
「「「ありがとうございましたー!!」」」
今日の練習が終わり、俺はいつものように練習ができた、サッカーだけは疎かになってはいけないと頭に入れながら練習していた。そして練習が終わるとスマホの時間を見た。
18時。
「・・・」
18時35分にかなさんはその恋人と一緒にーーーーーーーーーー・・・
「・・・っ」
くそ占い師女の言ってる事は全て嘘だ。そう自分の中で確信している。もしここで見に行ってしまったら、あの占い師の事を信じているみたいで行きたくない。
でもうまく考えたら、行ってみてかなの姿がなかったらあっちが嘘をついたと証拠にはなる。俺達の勝ちという事にはなる。
でもその前にパスカルは昨日かなに連絡をしたのか聞いてみないと。俺は着替えながらパスカルの姿を探した。あれ。周りを見るとパスカルの姿がない。
「あれ、パスカルは・・」
「パスカルなら連絡終わった途端にどっかに行ったぞ?用事でもあるんじゃないのか?」
「・・!」
あいつ
まさかーーーーーーーーーーーーー!!
ーーーーーーーーーーー!!!!!
『もしもし?』
「かな?俺だけど」
『パスカル!どうしたの?』
「・・あのさ、今から会えないかな?話したい事あるんだけど」
たまらず俺はかなに電話をした。いつも通りの可愛いかなの声だ。俺は昨晩どうしても眠れなかった。かなの事ばかり考えてしまっていた。色々考えたけど、あの変な占い師の言ってる事が嘘だと証拠を掴む事が何よりも良いと思った。一番はかなに男がいないという証拠を掴めばいい、ただそれだけの事だ。
そして俺は昨日聞いたカバーニャという店の近くの木の陰で俺はかなに電話をしている。ユニフォーム姿のままでオープンになっているが、そんなの今は気にしてられない。
『今からって事?』
「そうだよ、来てくれるよね?」
『・・えっとね、パスカル』
すると突然かなの声が小さくなる、すると俺の心臓がドクンと大きく早く動き出す。何だ。この緊張感は。
『ごめんねパスカル、私これから用事があって・・』
「・・・えっ・・・・」
ドクン
18時35分にかなさんはその恋人と一緒にーーーーーーーーーー・・・。
ドクン
違う
「何の用事があるの・・・・っ」
違う
『それはちょっと秘密かな・・・?』
信じない
信じない
『だからまた今度にしよ?近々会いにいくから!ディアスにも言ってね!』
まさか
いや
絶対に信じないーーーーーーーーーーー・・。
「おい!パスカル!!」
ガシッ!!と突然肩を掴まれる、俺は振り返るとそこには私服姿のディアスがいた。
「お前っ!かなに昨日電話したんじゃねぇのかよっ!!」
「・・してないっ、だからここに来たんだよっ」
「じゃぁお前も直接ここに・・・っ」
「あんなヘボ占い師女が嘘をついてたって証拠を掴めばそれでいいじゃんっ、ディアスもそう思ってここに来たんだろっ」
その通りだ
やっぱりパスカルも俺と同じ気持ちだった。かなに恋人なんかいない。その証拠を掴めばいいんだ。そしてあのクソ占い師とクソ女を思う存分ぶん殴ってやる。俺達はしばらく店の前の木の所に隠れていた。
「・・・!?」
ふとパスカルを見る。
何故か暑くもないのにパスカルの額から汗が流れている、よく見ると身体が小さく震えている。何だ。どうしたんだ。
「パスカル、どうしたんだよそんなに汗かいて」
「・・っいや、別にっ」
もしかして、かなが男といる所を見かけてしまうんじゃないかって心配してるのか。いくら信じないと思っていてもパスカルも心配しているのか。
かなはここに来るわけない。俺はそう信じている。時計を見ると18時34分。あと1分で俺達の勝ちが決まる。
「あのさっディアス・・」
「・・・!?」
すると突然パスカルが俺に話しかけた。パスカルはいつもより小さな声だ。
「さっき俺、かなに電話をかけたんだけど・・」
「ああ、それで」
「・・違うよな、絶対っ」
「は?何が」
パスカルは身体を震わせている、何を言っているのかさっぱり分からない、俺は眉をひそめてパスカルを見つめた。
「何だよパスカルっ、意味がわかんねぇって」
「アハハハ!」
「「!?」」
すると突然少し離れた所から笑い声が聞こえてきた、俺達はバッ!と顔を上げてその笑い声の方向を見つめた。
「ありがとう!すごく嬉しいっ!」
「・・・え・・・」
ーーーーーーーーーーーーーーー!!!?
俺は目を疑った。
そこには
「すっごく楽しみっ!!」
楽しく笑っているかなが男と歩いている姿があった。
「・・・はっ・・・・・っ」
はーーーーーーーーーーーーー・・・・?
18時35分にかなさんはその恋人と一緒にディナーを楽しむでしょうーーーーーーーーーー・・・。
楽しそうに笑い合いながらかなとその男は店の中へと入って行った。
俺達はただその姿を見つめることしかできなかったーーーーーーーーーー・・。
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