I just wanted you to love me-前半-
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「これを彼女に飲ませれば、今いる恋人から貴方達に目移りし、そして恋人になれるわ」
「・・・!」
"恋人"その言葉に俺は再び怒りが溢れ出し、椅子を蹴りそして扉の前へと歩き出した。
「誰がそんな事信じるかっっ!!!」
「かなに恋人なんかいるはずがないっっ!!!」
「明日18時35分にかなさんはその恋人と一緒にディナーを楽しむでしょう、その場所はカバーニャというお洒落なお店よ」
「・・っ」
「この薬を飲ませれば、間違いなくかなさんは貴方達に振り向くはずよ、勿論この薬は無料じゃないですが」
「ふざけんなっこの、くそ占い師女っ」
「どうしても信用できないのなら、私が言ったそのお店に行って確認してみるといいわ・・」
「「・・・」」
「きっと必ず・・」
貴方達はまたここに来るでしょうーーーーーーーーー・・・。
ーーーーーーーーー・・・。
明日の18時35分に
かなが男と・・・・・
「大丈夫か?ディアス」
「!?あ、いやっ・・」
寮に戻る道を歩いている俺とパスカル、俺達はずっと無言だった。色々ありすぎて疲労がどっときたのもあるが、変な所に連れてこられた挙げ句、あんな気味の悪い女の占い師に言われた事が未だに頭から離れない。
「パスカルは、行ってみるのか」
「え?」
「明日そこの店に・・」
パスカルは少しだけ無言になる、いつの間にか歩いていたら寮の目の前に着いていた。そしてしばらくするとようやくパスカルが口を開いた。
「いや、俺は行かない、直接かなに聞くよ」
「・・そうか」
「じゃぁ、またなディアス」
パスカルはそう言うと先に寮の中へと入っていった、俺はパスカルの背中に向けて小さくじゃぁ、と呟いた。
あんなに殴り合いの喧嘩をしたのに、俺達はこうやって二人でいる、お互いライバル同士だと分かっているのに、何とも言えない複雑な気持ちだ。でもパスカルは間違いなくかなを取られたくないはずだ。
ただ
もしあの占い師女の言ってる事が
本当だったら。
それにあの変な小瓶の薬を飲ませた事で
かなは俺とパスカルのどっちを選ぶ事になるんだーーーーーーー・・・。
「・・・!」
俺はまたネガティブな事を考えそうになり、頭を振り、疲れがどっときたのか、少しだけ目眩を起こし、さすがにまずいと思った俺は何も考えずに今日は部屋に戻る事にした。
かなーーーーーーーーーーー・・・。
ディアスと離れた俺はすぐにシャワーを浴びて寝ようと目を閉じてみた。
でも
何故か眠れない。
目を閉じても思い浮かんでくるのはかなの顔。ディアスにはかなに聞いてみると言ったけど、やっぱりいざLINEしようとしても中々行動できない。
あんな変な占い師の言っている事は全部嘘だと思っているはずなのに。
"明日18時35分にかなさんはその恋人と一緒にディナーを楽しむでしょう"
「・・・っ」
ーーーーーーーーーーーーー・・・・。
「・・・!」
"恋人"その言葉に俺は再び怒りが溢れ出し、椅子を蹴りそして扉の前へと歩き出した。
「誰がそんな事信じるかっっ!!!」
「かなに恋人なんかいるはずがないっっ!!!」
「明日18時35分にかなさんはその恋人と一緒にディナーを楽しむでしょう、その場所はカバーニャというお洒落なお店よ」
「・・っ」
「この薬を飲ませれば、間違いなくかなさんは貴方達に振り向くはずよ、勿論この薬は無料じゃないですが」
「ふざけんなっこの、くそ占い師女っ」
「どうしても信用できないのなら、私が言ったそのお店に行って確認してみるといいわ・・」
「「・・・」」
「きっと必ず・・」
貴方達はまたここに来るでしょうーーーーーーーーー・・・。
ーーーーーーーーー・・・。
明日の18時35分に
かなが男と・・・・・
「大丈夫か?ディアス」
「!?あ、いやっ・・」
寮に戻る道を歩いている俺とパスカル、俺達はずっと無言だった。色々ありすぎて疲労がどっときたのもあるが、変な所に連れてこられた挙げ句、あんな気味の悪い女の占い師に言われた事が未だに頭から離れない。
「パスカルは、行ってみるのか」
「え?」
「明日そこの店に・・」
パスカルは少しだけ無言になる、いつの間にか歩いていたら寮の目の前に着いていた。そしてしばらくするとようやくパスカルが口を開いた。
「いや、俺は行かない、直接かなに聞くよ」
「・・そうか」
「じゃぁ、またなディアス」
パスカルはそう言うと先に寮の中へと入っていった、俺はパスカルの背中に向けて小さくじゃぁ、と呟いた。
あんなに殴り合いの喧嘩をしたのに、俺達はこうやって二人でいる、お互いライバル同士だと分かっているのに、何とも言えない複雑な気持ちだ。でもパスカルは間違いなくかなを取られたくないはずだ。
ただ
もしあの占い師女の言ってる事が
本当だったら。
それにあの変な小瓶の薬を飲ませた事で
かなは俺とパスカルのどっちを選ぶ事になるんだーーーーーーー・・・。
「・・・!」
俺はまたネガティブな事を考えそうになり、頭を振り、疲れがどっときたのか、少しだけ目眩を起こし、さすがにまずいと思った俺は何も考えずに今日は部屋に戻る事にした。
かなーーーーーーーーーーー・・・。
ディアスと離れた俺はすぐにシャワーを浴びて寝ようと目を閉じてみた。
でも
何故か眠れない。
目を閉じても思い浮かんでくるのはかなの顔。ディアスにはかなに聞いてみると言ったけど、やっぱりいざLINEしようとしても中々行動できない。
あんな変な占い師の言っている事は全部嘘だと思っているはずなのに。
"明日18時35分にかなさんはその恋人と一緒にディナーを楽しむでしょう"
「・・・っ」
ーーーーーーーーーーーーー・・・・。