終わりと始まり
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「これで終わり……なんだよね?」
敵の消滅を確認したりせが、ぽそりと呟くように尋ねる。
そして「一応は」とユキさんが返すと、陽介達もワッと盛り上がった。
「じゃあさじゃあさ、パァーっと打ち上げパーティーしようよ!鳴上ん家で!!」
「え、俺の?」
「だって広いじゃん!ほら、菜々子ちゃんも一緒にさ!」
「まあ、今夜は堂島さんも帰れないだろうし、いいと思うけど……ユキさん、夕食とかは大丈夫ですか?」
ユキさんに声をかければ、彼は壁に手を沿わせ答える。
「悪いけど、俺は今日行けない。アンタ等だけで楽しんできて」
「えー!?」
「夕食のおかずになりそうなものなら冷蔵庫に幾つか置いてあるし。
足りなかったら冷凍庫のも食べちゃっていいから」
「そーじゃなくて!何か用事あるんすか?
ジュネスのバイトなら俺が…」
「ううん。ただ此処と、あと今までのダンジョンを今のうちに一人で見直しておきたくて。
軽い確認作業みたいなものだから、皆気にしなくていいよ」
「……そっすか」
なら仕方ないスね、と陽介が言うと、ユキさんはひらひらと手を振って奥へと消えていった。
「じゃ、ケーサツ呼んでコイツ突き出しましょう!んで、打ち上げっス!」
「完二、テンション上がりすぎー!じゃあじゃあ、アタシ達は料理対決しましょ!」
「えっ……悪夢再び?ちょっ…悠!お前も作ってくれ!」
「…俺も?」
完二が気絶した久保の首根っこを掴んで引っ張り、それぞれが後を追って。
…こういう時にユキさんがいないのが、あまりにも自然すぎて。
(いつか、こういう場所でも、あの人がいるのが当たり前になればいいのに)
俺は目を閉じて、そして皆の後を追った。
敵の消滅を確認したりせが、ぽそりと呟くように尋ねる。
そして「一応は」とユキさんが返すと、陽介達もワッと盛り上がった。
「じゃあさじゃあさ、パァーっと打ち上げパーティーしようよ!鳴上ん家で!!」
「え、俺の?」
「だって広いじゃん!ほら、菜々子ちゃんも一緒にさ!」
「まあ、今夜は堂島さんも帰れないだろうし、いいと思うけど……ユキさん、夕食とかは大丈夫ですか?」
ユキさんに声をかければ、彼は壁に手を沿わせ答える。
「悪いけど、俺は今日行けない。アンタ等だけで楽しんできて」
「えー!?」
「夕食のおかずになりそうなものなら冷蔵庫に幾つか置いてあるし。
足りなかったら冷凍庫のも食べちゃっていいから」
「そーじゃなくて!何か用事あるんすか?
ジュネスのバイトなら俺が…」
「ううん。ただ此処と、あと今までのダンジョンを今のうちに一人で見直しておきたくて。
軽い確認作業みたいなものだから、皆気にしなくていいよ」
「……そっすか」
なら仕方ないスね、と陽介が言うと、ユキさんはひらひらと手を振って奥へと消えていった。
「じゃ、ケーサツ呼んでコイツ突き出しましょう!んで、打ち上げっス!」
「完二、テンション上がりすぎー!じゃあじゃあ、アタシ達は料理対決しましょ!」
「えっ……悪夢再び?ちょっ…悠!お前も作ってくれ!」
「…俺も?」
完二が気絶した久保の首根っこを掴んで引っ張り、それぞれが後を追って。
…こういう時にユキさんがいないのが、あまりにも自然すぎて。
(いつか、こういう場所でも、あの人がいるのが当たり前になればいいのに)
俺は目を閉じて、そして皆の後を追った。