林間学校
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「おはようございます」
白のTシャツに、学校指定のジャージ。
袖が長く何回か折っていたユキに、校長はそう声をかけた。
彼は目を細め、「おはようございます」と頭を下げる。
「すみません、バイトを午後に移してもらって」
「…別に、大丈夫ですけど」
ユキはジャージの袖をまくりながら、腕を伸ばす。
「いいんですか?学校のデータのまとめ、終わらせなくて」
―学校のデータまとめ。
それが普段彼に任されていた仕事だ。
情報や数学を兼ねたそれは彼の能力には容易だったようで、一日一時間でノルマをこなしてしまうのだが。
「君のお陰で、予定より早く終わりそうですから」
「……そうですか。あれくらいの事だったら、まだ覚えてるんで」
校長の言葉にユキはそう答え、「それで、何をすればいいんですか?」と尋ねた。
「では、大きなゴミの回収や、生徒達がやっていない範囲の場所をお願いできますか?
お昼休憩になったら、一度こっちに来ていただければそれでいいですから」
「ええ、大丈夫です」
そう頷けば、校長は「では、お願いします」と言ってテント作りをし始める。
ユキは髪を輪ゴムで結んでから、生徒のいる方向へと山を下っていった。
白のTシャツに、学校指定のジャージ。
袖が長く何回か折っていたユキに、校長はそう声をかけた。
彼は目を細め、「おはようございます」と頭を下げる。
「すみません、バイトを午後に移してもらって」
「…別に、大丈夫ですけど」
ユキはジャージの袖をまくりながら、腕を伸ばす。
「いいんですか?学校のデータのまとめ、終わらせなくて」
―学校のデータまとめ。
それが普段彼に任されていた仕事だ。
情報や数学を兼ねたそれは彼の能力には容易だったようで、一日一時間でノルマをこなしてしまうのだが。
「君のお陰で、予定より早く終わりそうですから」
「……そうですか。あれくらいの事だったら、まだ覚えてるんで」
校長の言葉にユキはそう答え、「それで、何をすればいいんですか?」と尋ねた。
「では、大きなゴミの回収や、生徒達がやっていない範囲の場所をお願いできますか?
お昼休憩になったら、一度こっちに来ていただければそれでいいですから」
「ええ、大丈夫です」
そう頷けば、校長は「では、お願いします」と言ってテント作りをし始める。
ユキは髪を輪ゴムで結んでから、生徒のいる方向へと山を下っていった。