自分の影
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放課後、マヨナカテレビ。
「キミ達、無理矢理入れられた感じじゃないクマ!つまり、キミ達が犯人クマよ!」
入ってきた瞬間にクマに犯人だと疑われた2人は、さてどうしたものかと首をひねる。
「大丈夫、クマ君。この子達は犯人じゃないよ」
そう言って現れたのは、昨日も会った白髪の青年だった。
彼はクマの頭を撫でて、ゆっくりと言葉を紡ぐ。
「犯人だとしたら、……そもそも昨日、自分が出られるかも分からないここにわざわざ入って来ないだろ?」
「ムムム……」
「あと、この子らからは、人を殺した気配を感じ取れない。だから、犯人じゃないよ」
「……わかったクマ。ユキサンがそう言うなら、信じるクマよ」
クマは頷いて、そして桜木の後ろに隠れた。
鳴上はその様子を見ながら、彼に声をかける。
「えっと……ユキさん?」
「何?」
「昨日の夜、ここで小西先輩に会いましたか?」
「……ああ、早紀さんの事?会ったよ」
即答。それに花村がピクリと反応し、けれど何か言うより前に桜木のほうが口を開いた。
「というか、今日はもう一度確認したいことがあったから……君達も来たいなら、勝手についてきて」
そう言うと踵を返し、何処かへと進んでいく。
2人とクマは顔を見合わせたあと、慌てて後を追った。
「キミ達、無理矢理入れられた感じじゃないクマ!つまり、キミ達が犯人クマよ!」
入ってきた瞬間にクマに犯人だと疑われた2人は、さてどうしたものかと首をひねる。
「大丈夫、クマ君。この子達は犯人じゃないよ」
そう言って現れたのは、昨日も会った白髪の青年だった。
彼はクマの頭を撫でて、ゆっくりと言葉を紡ぐ。
「犯人だとしたら、……そもそも昨日、自分が出られるかも分からないここにわざわざ入って来ないだろ?」
「ムムム……」
「あと、この子らからは、人を殺した気配を感じ取れない。だから、犯人じゃないよ」
「……わかったクマ。ユキサンがそう言うなら、信じるクマよ」
クマは頷いて、そして桜木の後ろに隠れた。
鳴上はその様子を見ながら、彼に声をかける。
「えっと……ユキさん?」
「何?」
「昨日の夜、ここで小西先輩に会いましたか?」
「……ああ、早紀さんの事?会ったよ」
即答。それに花村がピクリと反応し、けれど何か言うより前に桜木のほうが口を開いた。
「というか、今日はもう一度確認したいことがあったから……君達も来たいなら、勝手についてきて」
そう言うと踵を返し、何処かへと進んでいく。
2人とクマは顔を見合わせたあと、慌てて後を追った。