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だいだらという店に入ると、目に入ったのは金属でできた飾りなどではなく、もっと重々しいものだった。
「……武器?」
見渡す限り、斧や刀など、武器と呼ばれる品物しかない。
(…あのクマのいるところを守る為に、ここで調達しておいた方がいいかな)
ユキはそう考えながら、手頃そうな武器を見ていく。
すると丁度左側の壁にかけられた双剣に目がいき、下に貼られた紙を読んだ。
「……かんしょうばくや?」
「お、それに目をつけるたあ、お客さんいい目を持ってるな?」
その声に振り向くと、壮健そうな男が、店の奥から出てくる。
「干将・莫耶……中国に於ける、伝説の名剣ですよね?本で読んだ記憶があります」
「おお、そうだ。ちなみに、どっちがどっちだかわかるか?」
「……確か、亀裂模様が干将、水波模様が、莫耶」
ぼそりと答えれば、男は嬉しそうに頷いた。
「それはここにある双剣の中で一番の出来だ。値は張るが、いいモンだよ」
そう言われ、ユキはチラリと値段を見る。
(……30万とちょっと……まあ、買えなくはないし、これ以外は少し”軽過ぎる”気がするんだよな……)
通帳で確認した額は、十数年は何もしなくても生きられる額ではあった。
「…ください。あと、これ入れる鞘とベルトも」
彼は双剣を取って男の前に出すと、午前のうちにおろしていた額の半分ほどを出す。
「まいど。ちなみに、防具の方はどうする?」
「防具……はいいです。重そうだし」
あのシャドウがそこまで強いとは思えなかったし。
ユキは鞘に入った剣をベルトで巻いて手に持ち、男に一礼して出て行った。
「……武器?」
見渡す限り、斧や刀など、武器と呼ばれる品物しかない。
(…あのクマのいるところを守る為に、ここで調達しておいた方がいいかな)
ユキはそう考えながら、手頃そうな武器を見ていく。
すると丁度左側の壁にかけられた双剣に目がいき、下に貼られた紙を読んだ。
「……かんしょうばくや?」
「お、それに目をつけるたあ、お客さんいい目を持ってるな?」
その声に振り向くと、壮健そうな男が、店の奥から出てくる。
「干将・莫耶……中国に於ける、伝説の名剣ですよね?本で読んだ記憶があります」
「おお、そうだ。ちなみに、どっちがどっちだかわかるか?」
「……確か、亀裂模様が干将、水波模様が、莫耶」
ぼそりと答えれば、男は嬉しそうに頷いた。
「それはここにある双剣の中で一番の出来だ。値は張るが、いいモンだよ」
そう言われ、ユキはチラリと値段を見る。
(……30万とちょっと……まあ、買えなくはないし、これ以外は少し”軽過ぎる”気がするんだよな……)
通帳で確認した額は、十数年は何もしなくても生きられる額ではあった。
「…ください。あと、これ入れる鞘とベルトも」
彼は双剣を取って男の前に出すと、午前のうちにおろしていた額の半分ほどを出す。
「まいど。ちなみに、防具の方はどうする?」
「防具……はいいです。重そうだし」
あのシャドウがそこまで強いとは思えなかったし。
ユキは鞘に入った剣をベルトで巻いて手に持ち、男に一礼して出て行った。