絶望の怒り
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あれから、どのくらい経っただろう。
数時間かもしれないし、たった数分の出来事だったかもしれない。
自分達は防戦一方で、前に一歩出る事すら許されてなかった。
『”自分たちのシャドウと違う”?そりゃそうだろ、だって俺はアンタ達みたいな人の弱い所で出来てない、コイツの根底にある深く強い”絶望”の象徴なんだから!!!』
イーターは笑う。
『効くかよ、んな攻撃!だから甘いっつってんだ!!』
嗤う。
その背中に、大きな咆哮を受けながら。
『なんで、どうして死ななきゃいけないの』
『嫌だ、いなくならないで。ひとりはもう、嫌だ』
『怖い。暗闇が怖い。お母さんとお父さんが消えていった黒が、怖い』
『……食べてしまおう』
『全部、全部。”今”の俺に必要ないものは、無くしてしまえばいい。そうすれば……ちゃんと立てるから』
『イーター、俺の感情と、変わってしまった家族を、』
「『殺して』」
数時間かもしれないし、たった数分の出来事だったかもしれない。
自分達は防戦一方で、前に一歩出る事すら許されてなかった。
『”自分たちのシャドウと違う”?そりゃそうだろ、だって俺はアンタ達みたいな人の弱い所で出来てない、コイツの根底にある深く強い”絶望”の象徴なんだから!!!』
イーターは笑う。
『効くかよ、んな攻撃!だから甘いっつってんだ!!』
嗤う。
その背中に、大きな咆哮を受けながら。
『なんで、どうして死ななきゃいけないの』
『嫌だ、いなくならないで。ひとりはもう、嫌だ』
『怖い。暗闇が怖い。お母さんとお父さんが消えていった黒が、怖い』
『……食べてしまおう』
『全部、全部。”今”の俺に必要ないものは、無くしてしまえばいい。そうすれば……ちゃんと立てるから』
『イーター、俺の感情と、変わってしまった家族を、』
「『殺して』」