不参加の文化祭
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「ほんっと!あり得ない!」
憤慨した声が、貸し切り状態の露天風呂に響く。
時間ごとに入れる男女が入れ替わるこの温泉は、丁度今里中達が満喫していた。
そこに鳴上達が入ってきたため、風呂桶が宙に舞う事態にまで発展したのだった。
コンコン。
二回扉の近くが叩かれ、そこにまだ人影があることに気づく。
「誰!!?」
「……あの、時間的に、今男湯だと思うんだけど」
控えめな、聞き覚えのある声。
「あ……」
「俺は着替える前だったから見てないよ。ていうか、見るために来たわけじゃないし。
明日の朝にでも入るから、気にしないで」
悠達、痛そうだったけど。
ぽつりと付け足しながら、桜木は開けずに影だけで手を振る。
「とりあえず、俺も行くから。他の男性が入らないよう、注意でも促しとくし、ゆっくり浸かっていいよ」
「あ、すぐ上がります!」
「?そう。じゃあね」
「ユキさん!」
天城が、思わず声を上げる。
「……何?」
「ユキさんも、ゆっくり浸かってくださいね。うちの自慢の温泉なので」
「分かった」
本当に分かったのか分かりづらい声と共に、その人影は離れていった。
「分かるよ雪子。ユキさん、シャワーだけで済ませそうだもんね」
「そーそー!疲れるからとか色々言って、全然入ってなさそう!」
女子の間でそんな会話をしながら、あともう少しだけ入ってよっか、と笑い合う。
夜は段々冷えてきて、出る時に少し身震いをした。
憤慨した声が、貸し切り状態の露天風呂に響く。
時間ごとに入れる男女が入れ替わるこの温泉は、丁度今里中達が満喫していた。
そこに鳴上達が入ってきたため、風呂桶が宙に舞う事態にまで発展したのだった。
コンコン。
二回扉の近くが叩かれ、そこにまだ人影があることに気づく。
「誰!!?」
「……あの、時間的に、今男湯だと思うんだけど」
控えめな、聞き覚えのある声。
「あ……」
「俺は着替える前だったから見てないよ。ていうか、見るために来たわけじゃないし。
明日の朝にでも入るから、気にしないで」
悠達、痛そうだったけど。
ぽつりと付け足しながら、桜木は開けずに影だけで手を振る。
「とりあえず、俺も行くから。他の男性が入らないよう、注意でも促しとくし、ゆっくり浸かっていいよ」
「あ、すぐ上がります!」
「?そう。じゃあね」
「ユキさん!」
天城が、思わず声を上げる。
「……何?」
「ユキさんも、ゆっくり浸かってくださいね。うちの自慢の温泉なので」
「分かった」
本当に分かったのか分かりづらい声と共に、その人影は離れていった。
「分かるよ雪子。ユキさん、シャワーだけで済ませそうだもんね」
「そーそー!疲れるからとか色々言って、全然入ってなさそう!」
女子の間でそんな会話をしながら、あともう少しだけ入ってよっか、と笑い合う。
夜は段々冷えてきて、出る時に少し身震いをした。