修学旅行
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翌朝。
最終日となる今日、珍しく早く目を開けた湊は、既に布団が一人分、畳まれて置かれている事に気づいた。
(……ユキ……?)
どこに行ったのだろうと考えるより先に、部屋の僅かな寒さに身震いする。
(……そういえば、昨日はろくに温泉を満喫出来なかったな……)
彼を探す前に、もう一度露天風呂に行ってみよう。
湊は自身の荷物からタオルと着替えを取り出して、まだ寝ている順平達を起こさないように気をつけながら部屋を出た。
朝の冷気と、温泉の湯気が交わる露天風呂。
そこには既に先客がいて、その人物は湊を見るとスッと目を細めた。
「……オハヨウ。湊も朝風呂か?」
「……うん。昨日は落ち着いて入れなかったから。ユキも?」
「流石にずっと付けて居たくないから。ウィッグ洗っても意味ないし」
そう言った彼は白い髪を震わせ、肩までお湯に浸かって息を吐く。
髪は最近切る機会がないのか肩あたりまで伸びていて、それを後ろで一つ縛りにしていた。
湊は隣に移動し、二人して朝の澄んだ空を見上げる。
「……ちゃんと寝てる?」
「1時間くらいは」
「そっか。……ねえ、どうだった?」
「なにが?」
「修学旅行。楽しかった?」
湊がそう聞くと、ユキは目を細めて首を傾げた。
「さあ」
「……まあ、そうだろうとは思ってたけど」
湊はその言葉に苦笑して、「でも、つまんなくはなかったでしょ?」と問えば、ユキは小さく頷いた。
「望月君も煩かったし、退屈はしなかった。湊達がどう思ってるかは分からないけど」
「僕達も楽しかったよ、とっても」
「……そう」
ならいいんだけどと呟く彼を、湊は改めて見つめる。
滑らかな肌。薄い身体に浮かび上がる鎖骨と両側の胸板に飾り付けられた桃色の突起はとても官能的で、必要最低限についた筋肉のお陰で引き締まった腹部や腿にかじりついてみたいという衝動に駆られた。
ユキはその視線に気付き、「湊?」と首を傾げる。
「どうした?」
「……ええと……ごめん、ちょっと、目閉じてくれる?」
「?……こう?」
彼は疑問符を浮かべながらも、湊の方に顔を向けてその瞼を下ろした。
湊は少し開いている小さな唇に、チュッと口づけを落とす。
「……ン、ふ、……ッ」
角度を変え、何度も行われるそれに息が耐えられなくなったのか、ユキはくはっと口を開いた。
その瞬間を見逃さず、湊の舌が彼の口内へ侵入する。
「……あ、んン、ぁ……、」
抑えられることのない声が、朝の静かな空気を震わせる。
やがてその唇はゆっくりと離れ、潤んだ双眸と欲を孕んだ双眸がかちあった。
「……意識は、正常?」
ユキは小さく首を傾げて問う。湊はそれに頷き、「嫌だった?」と聞いた。
「……別に。意識ないときにも散々されてたし。」
「あはは……そっか」
「そろそろ他の奴らも起きてくる。戻るぞ」
そう言うとユキは立ち上がって、髪に滴る水をふるりと払う。
湊はそうだねと答え、二人共に脱衣所へ戻っていった。
最終日となる今日、珍しく早く目を開けた湊は、既に布団が一人分、畳まれて置かれている事に気づいた。
(……ユキ……?)
どこに行ったのだろうと考えるより先に、部屋の僅かな寒さに身震いする。
(……そういえば、昨日はろくに温泉を満喫出来なかったな……)
彼を探す前に、もう一度露天風呂に行ってみよう。
湊は自身の荷物からタオルと着替えを取り出して、まだ寝ている順平達を起こさないように気をつけながら部屋を出た。
朝の冷気と、温泉の湯気が交わる露天風呂。
そこには既に先客がいて、その人物は湊を見るとスッと目を細めた。
「……オハヨウ。湊も朝風呂か?」
「……うん。昨日は落ち着いて入れなかったから。ユキも?」
「流石にずっと付けて居たくないから。ウィッグ洗っても意味ないし」
そう言った彼は白い髪を震わせ、肩までお湯に浸かって息を吐く。
髪は最近切る機会がないのか肩あたりまで伸びていて、それを後ろで一つ縛りにしていた。
湊は隣に移動し、二人して朝の澄んだ空を見上げる。
「……ちゃんと寝てる?」
「1時間くらいは」
「そっか。……ねえ、どうだった?」
「なにが?」
「修学旅行。楽しかった?」
湊がそう聞くと、ユキは目を細めて首を傾げた。
「さあ」
「……まあ、そうだろうとは思ってたけど」
湊はその言葉に苦笑して、「でも、つまんなくはなかったでしょ?」と問えば、ユキは小さく頷いた。
「望月君も煩かったし、退屈はしなかった。湊達がどう思ってるかは分からないけど」
「僕達も楽しかったよ、とっても」
「……そう」
ならいいんだけどと呟く彼を、湊は改めて見つめる。
滑らかな肌。薄い身体に浮かび上がる鎖骨と両側の胸板に飾り付けられた桃色の突起はとても官能的で、必要最低限についた筋肉のお陰で引き締まった腹部や腿にかじりついてみたいという衝動に駆られた。
ユキはその視線に気付き、「湊?」と首を傾げる。
「どうした?」
「……ええと……ごめん、ちょっと、目閉じてくれる?」
「?……こう?」
彼は疑問符を浮かべながらも、湊の方に顔を向けてその瞼を下ろした。
湊は少し開いている小さな唇に、チュッと口づけを落とす。
「……ン、ふ、……ッ」
角度を変え、何度も行われるそれに息が耐えられなくなったのか、ユキはくはっと口を開いた。
その瞬間を見逃さず、湊の舌が彼の口内へ侵入する。
「……あ、んン、ぁ……、」
抑えられることのない声が、朝の静かな空気を震わせる。
やがてその唇はゆっくりと離れ、潤んだ双眸と欲を孕んだ双眸がかちあった。
「……意識は、正常?」
ユキは小さく首を傾げて問う。湊はそれに頷き、「嫌だった?」と聞いた。
「……別に。意識ないときにも散々されてたし。」
「あはは……そっか」
「そろそろ他の奴らも起きてくる。戻るぞ」
そう言うとユキは立ち上がって、髪に滴る水をふるりと払う。
湊はそうだねと答え、二人共に脱衣所へ戻っていった。