修学旅行
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「あ、みてみて!ここ、凄い景色!」
「うわっ……ちょっと、早い」
綾時に腕を引っ張られながら、ユキは清水寺までの坂を登っていく。
他の四人は後ろをのんびり歩いていて、けれど綾時を止めることはなく写真を撮っていた。
清水寺までたどり着くと、早速大舞台と呼ばれる場所に出る。
「おお、綺麗だねー」
「……そうだね」
見渡す限りの、色鮮やかな木々。
唐紅、萌黄、梔色が入り混じり、青く澄み渡った空と合わさって自然の美しさが見えてくる。
「おーい綾時!皆で写真撮ろーぜ!」
「桜木もこっち来いよ!」
友近と順平が彼らに向かって手を振れば、綾時が返事をしてユキの手をまた握った。
「行こ?」
「……ん」
ユキは頷き、手を離す素振りもなく彼についていく。
(うーん……確かにこれは、鈍感、なのかな……?)
湊がすぐそこにいるのに、手を繋ぐ事になんの躊躇いもない。
いくら自分も彼に好感を抱いているとはいえ、多少は同情するな……と綾時は苦笑して、順平の輪の中に戻っていった。
「うわっ……ちょっと、早い」
綾時に腕を引っ張られながら、ユキは清水寺までの坂を登っていく。
他の四人は後ろをのんびり歩いていて、けれど綾時を止めることはなく写真を撮っていた。
清水寺までたどり着くと、早速大舞台と呼ばれる場所に出る。
「おお、綺麗だねー」
「……そうだね」
見渡す限りの、色鮮やかな木々。
唐紅、萌黄、梔色が入り混じり、青く澄み渡った空と合わさって自然の美しさが見えてくる。
「おーい綾時!皆で写真撮ろーぜ!」
「桜木もこっち来いよ!」
友近と順平が彼らに向かって手を振れば、綾時が返事をしてユキの手をまた握った。
「行こ?」
「……ん」
ユキは頷き、手を離す素振りもなく彼についていく。
(うーん……確かにこれは、鈍感、なのかな……?)
湊がすぐそこにいるのに、手を繋ぐ事になんの躊躇いもない。
いくら自分も彼に好感を抱いているとはいえ、多少は同情するな……と綾時は苦笑して、順平の輪の中に戻っていった。