幻想に負けない
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ペタリと床に座り込んでため息をついたユキに、僕はまさかと汗を流す。
(さっきのキスとかで、腰抜けちゃった、とか……?)
そうだとしたら、確実に自分の責任だ。
嬉しいとかは別として。
「……立てそう?」
「どうだろ……肩貸してもらえる?」
彼は腕を伸ばし、頷いた僕の肩を掴んで力をこめる。
「んっ……しょ、……は、ぁ……」
(息づかい、なんかエロいなー……)
肩に腕を回してなんとか立ち上がると、それだけで相当疲れたのか体勢が前のめりになる。慌ててその身体を支えてやると、「すまない」と呟くような声が聞こえた。
「助っ人として、足手まといにならないようにはするけど……歩くこともままならない」
「いや、多分それ僕のせいだから……」
部屋を出て、回復した通信で仲間と改めて集合する。
どうやら彼の推察どおり、皆それぞれがバステで異常があったらしい。
皆は彼が僕の肩を借りているのを不思議に思ったようだが、彼は「少し足を捻っただけだ」と言ってそれ以上は語らなかった。
「それで……この部屋が怪しいって?」
『そうなんです!何か、違和感があるような……少し、探索してくれませんか?』
それは、最初素通りしていたホテルの一室。
ガチャリと開けて中を見ると、さっきまで僕らがいたような部屋と同じ造りになっていた。
それぞれバラバラに探索をしてみると、ユキが「ねえ」と肩に寄りかかりながら声を上げる。
「この鏡……俺たちが映ってないようだけど?」
(さっきのキスとかで、腰抜けちゃった、とか……?)
そうだとしたら、確実に自分の責任だ。
嬉しいとかは別として。
「……立てそう?」
「どうだろ……肩貸してもらえる?」
彼は腕を伸ばし、頷いた僕の肩を掴んで力をこめる。
「んっ……しょ、……は、ぁ……」
(息づかい、なんかエロいなー……)
肩に腕を回してなんとか立ち上がると、それだけで相当疲れたのか体勢が前のめりになる。慌ててその身体を支えてやると、「すまない」と呟くような声が聞こえた。
「助っ人として、足手まといにならないようにはするけど……歩くこともままならない」
「いや、多分それ僕のせいだから……」
部屋を出て、回復した通信で仲間と改めて集合する。
どうやら彼の推察どおり、皆それぞれがバステで異常があったらしい。
皆は彼が僕の肩を借りているのを不思議に思ったようだが、彼は「少し足を捻っただけだ」と言ってそれ以上は語らなかった。
「それで……この部屋が怪しいって?」
『そうなんです!何か、違和感があるような……少し、探索してくれませんか?』
それは、最初素通りしていたホテルの一室。
ガチャリと開けて中を見ると、さっきまで僕らがいたような部屋と同じ造りになっていた。
それぞれバラバラに探索をしてみると、ユキが「ねえ」と肩に寄りかかりながら声を上げる。
「この鏡……俺たちが映ってないようだけど?」