失踪と噂
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湊達が来て、早速体育館の鍵を探すことになった。
タルタロスの一階から探すより、倉庫から直接迷い込んだほうがリスクはあっても確実だと思ったからだ。
明彦さん、湊と共に職員室に忍び込んで、鍵を探す。鍵がまとまって入っているからか、ひとつひとつ見ようとする度に小さな音が鳴った。
そんな中で「あった!」と明彦さんが掲げたのは、『倉庫の鍵』。
「明彦さん。それ鍵の種類違う」
「なっ……、あ、本当だ」
そうして元に戻し、またガチャガチャと先ほどより大きな音を立てて鍵を漁る。
―これ、警備員に見つかったらどうしよう。
はあとため息をつきながら見ていると、沢山ある鍵の山から1つ、鍵が落ちた。
(……『体育館の、鍵』?)
ヒョイと拾い上げて書かれてあるプレートを確認すると、確かに体育館の鍵だった。
それに気づいていないのか、明彦さんは「此処にはない、次行くぞ」と湊の指示を仰ぐ。
(……今日はやけに焦っているな)
それほど、今回の救出に意図があるのか。それとも、ただ気負っているだけか。
「明彦さん。鍵、落ちてた」
そう言って鍵を見せると、彼は「あ、そ、そうか…」と見るからに拍子抜けした声を出した。
「……空回ってたって仕方ないんだから、落ち着いてくれ」
「わ、分かってる!」
「……行くぞ」
湊に声をかける。湊は「ああ」と頷いて、玄関へと戻っていった。
タルタロスの一階から探すより、倉庫から直接迷い込んだほうがリスクはあっても確実だと思ったからだ。
明彦さん、湊と共に職員室に忍び込んで、鍵を探す。鍵がまとまって入っているからか、ひとつひとつ見ようとする度に小さな音が鳴った。
そんな中で「あった!」と明彦さんが掲げたのは、『倉庫の鍵』。
「明彦さん。それ鍵の種類違う」
「なっ……、あ、本当だ」
そうして元に戻し、またガチャガチャと先ほどより大きな音を立てて鍵を漁る。
―これ、警備員に見つかったらどうしよう。
はあとため息をつきながら見ていると、沢山ある鍵の山から1つ、鍵が落ちた。
(……『体育館の、鍵』?)
ヒョイと拾い上げて書かれてあるプレートを確認すると、確かに体育館の鍵だった。
それに気づいていないのか、明彦さんは「此処にはない、次行くぞ」と湊の指示を仰ぐ。
(……今日はやけに焦っているな)
それほど、今回の救出に意図があるのか。それとも、ただ気負っているだけか。
「明彦さん。鍵、落ちてた」
そう言って鍵を見せると、彼は「あ、そ、そうか…」と見るからに拍子抜けした声を出した。
「……空回ってたって仕方ないんだから、落ち着いてくれ」
「わ、分かってる!」
「……行くぞ」
湊に声をかける。湊は「ああ」と頷いて、玄関へと戻っていった。