ウサギ
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「え……”影時間”、ですか?」
有里と、同じく呼び出されたらしい同じクラスの伊織順平は、理事長の言葉に首を傾げた。岳羽や桐条、そして桐条と同じ学年だという真田明彦は頷き、理事長は「そうだよ」と言葉を繋げる。
「まあ、君たちも体験しただろうけど……本来在るはずのない時間。普通の一般人は棺の中で体感することなく眠り、能力を持つ人間とシャドウだけが活動できる時間なんだ」
理事長は淡々と『影時間』と『シャドウ』、『ペルソナ』についての話をし、そして締めくくりに「仲間になって欲しいんだよね」とまとめた。
桐条たちは、『ペルソナ』を使って『シャドウ』を倒し、『在るはずのない時間』で奴らに食われた人間が『無気力症』になる被害を減らす『S.E.E.S(特別課外活動部)』という集団で、彼らにも是非入ってほしいのだと。
伊織も有里も、影時間で違和感なく活動できる。それに有里は『ペルソナ』が確認されているから、どうしても手放したくはないのだろう。伊織は迷うことなく参加することを選び、有里も「とりあえずという事で」と了承した。
用意された召喚器を手に、彼はふと桜木の事を思い起こしていた。
(……そういえば、彼も影時間に平然と行動していたけど……もしかして彼も、『ペルソナ使い』なんだろうか?)
そう考えれば、シャドウを知っていた理由も納得がいく。
桐条の「明日の夜、影時間の前に学校の前に集まってくれ」という声が遠くから聞こえた気がし、ぼんやりと頷く。
……謎は増える一方だ。
有里と、同じく呼び出されたらしい同じクラスの伊織順平は、理事長の言葉に首を傾げた。岳羽や桐条、そして桐条と同じ学年だという真田明彦は頷き、理事長は「そうだよ」と言葉を繋げる。
「まあ、君たちも体験しただろうけど……本来在るはずのない時間。普通の一般人は棺の中で体感することなく眠り、能力を持つ人間とシャドウだけが活動できる時間なんだ」
理事長は淡々と『影時間』と『シャドウ』、『ペルソナ』についての話をし、そして締めくくりに「仲間になって欲しいんだよね」とまとめた。
桐条たちは、『ペルソナ』を使って『シャドウ』を倒し、『在るはずのない時間』で奴らに食われた人間が『無気力症』になる被害を減らす『S.E.E.S(特別課外活動部)』という集団で、彼らにも是非入ってほしいのだと。
伊織も有里も、影時間で違和感なく活動できる。それに有里は『ペルソナ』が確認されているから、どうしても手放したくはないのだろう。伊織は迷うことなく参加することを選び、有里も「とりあえずという事で」と了承した。
用意された召喚器を手に、彼はふと桜木の事を思い起こしていた。
(……そういえば、彼も影時間に平然と行動していたけど……もしかして彼も、『ペルソナ使い』なんだろうか?)
そう考えれば、シャドウを知っていた理由も納得がいく。
桐条の「明日の夜、影時間の前に学校の前に集まってくれ」という声が遠くから聞こえた気がし、ぼんやりと頷く。
……謎は増える一方だ。