白い謎
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翌日の朝。
有里は今日が月曜だということを思い出し、ベッドから起き上がって支度をしてはふと携帯を見る。
(そういえば……勉強を教えるとか言われてたっけ……)
いつがいいという要望は無かったが、なにせ一週間分を教えてもらうのだ。相当の時間は必要だろう。
かといって次の日曜にするのは気が引ける。
(……めんどうくさい……)
『今日の放課後、できるまででいいんだけど教えてくれない?』
メール画面を開き、カチカチとボタンを押して送信。
すぐに受信のメロディが流れ、『大丈夫。場所はどうする?』と端的な答えが返ってきた。
『どこでもいい』
『わかった。放課後、ポートアイランド駅前のベンチで待ってて』
(……ユキって、口調がよく変わるよな)
返ってきたメールを車両内でぼんやり眺めながら、有里はそんな事を考える。
時折、口調が少し柔らかくなるのだ。特に法則性もなさそうだし、彼の表情で変わった点は一切ないから(というより、彼の表情が変わったところを見たこともないから)考えなくても良さそうだが。
ガタンゴトンと揺れる音を振動で捉えながら、大きく欠伸をして外の景色を見た。
それは一週間前に何かあったとは思えない程に、綺麗な空だった。
有里は今日が月曜だということを思い出し、ベッドから起き上がって支度をしてはふと携帯を見る。
(そういえば……勉強を教えるとか言われてたっけ……)
いつがいいという要望は無かったが、なにせ一週間分を教えてもらうのだ。相当の時間は必要だろう。
かといって次の日曜にするのは気が引ける。
(……めんどうくさい……)
『今日の放課後、できるまででいいんだけど教えてくれない?』
メール画面を開き、カチカチとボタンを押して送信。
すぐに受信のメロディが流れ、『大丈夫。場所はどうする?』と端的な答えが返ってきた。
『どこでもいい』
『わかった。放課後、ポートアイランド駅前のベンチで待ってて』
(……ユキって、口調がよく変わるよな)
返ってきたメールを車両内でぼんやり眺めながら、有里はそんな事を考える。
時折、口調が少し柔らかくなるのだ。特に法則性もなさそうだし、彼の表情で変わった点は一切ないから(というより、彼の表情が変わったところを見たこともないから)考えなくても良さそうだが。
ガタンゴトンと揺れる音を振動で捉えながら、大きく欠伸をして外の景色を見た。
それは一週間前に何かあったとは思えない程に、綺麗な空だった。