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第八章 文化祭の幕開け

文化祭当日、生徒会室には忙しさの中にも高揚感が漂っていた。メンバーたちはそれぞれの担当をこなすべく動き回っている。

楓は受付を担当しながら、訪れる生徒や保護者に笑顔で挨拶をしていた。その姿を遠くから見つめていた澪は、どこか誇らしげな気持ちになっている自分に気づいた。

「本当にアイツは、すごいやつだな。」

澪がそう呟いた時、碧が隣に立っていた。

「澪、ぼーっとしてないで手伝ってくれ。」

「…わかってる。」

一方、大地は模擬店のサポートに回っていた。彼の力強い腕が頼りになると、クラスメイトたちからの信頼も厚い。

生徒会メンバーの連携が功を奏し、文化祭は順調に進んでいった。その中で、各々の絆もさらに深まっていく。

そして夕方、フィナーレを迎える準備が始まる。メンバーたちは控室に集まり、少しの休憩を取ることにした。

「みんな、お疲れ様。」

碧が静かに言葉を発し、その場の空気が和らいだ。楓が微笑みながら、手に持っていたジュースを澪に差し出す。

「澪ちゃん、これ飲んで!」

「…ありがとな。」

その一瞬のやり取りに、どこか温かな空気が流れる。碧と大地もその様子を見て、微笑み合った。

文化祭は、メンバーたちにとって新たな一歩となる重要なイベントになりつつあった。

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