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第四章 大地の決意

大地は、生徒会の活動を通じて、自分が都会で成し遂げたいことを少しずつ見つけ始めていた。

その日の午後、彼は楓と一緒に文化祭の準備をしていた。楓が軽々と装飾を持ち上げる大地を見て、驚いた表情を浮かべる。

「すごい…筋肉だね、大地くん。」
「まあ、農作業してると自然に鍛えられちゃうんですよ。」

楓が感心したように大地の腕を触ると、そこへ澪がやってきた。

「お前、何してんだ?」

澪の声に、楓は慌てて手を引っ込めた。

「あ、いや、その…筋肉がすごいなって!」

「…そうか。」

澪は少しだけ不機嫌そうに見えたが、その理由を自分でも理解できていなかった。

――この気持ちは…なんなんだ?

澪の胸中に、また新たな葛藤が生まれた。
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