※後日談の会話劇。
ゲーム中の半間と稀咲

　「で、稀咲。オマエの彼女、今でも相変わらずオマエのことストーカーしてんのかぁ？」

　「あぁ。ちゃんと付き合ってんのに尾行してくるし、陰で写真撮られたりしてる」

　「オモロ♡　さすがはオマエの彼女。頭おかしいな」

　「うっせぇよ半間！　テメェの彼女だって頭おかしいだろうが！！」

　「そうか〜？　オマエの彼女には負けるだろ。けどオマエ、モテるくせになんでそんな女選んだんだよ？」

　「あいつ頭はいいんだよ。オレはバカは嫌いだからな」

　「へぇ……って、あ、キングボンビーなすりつけられた」

　「ははは。見たか半間！！　いつもオレばかりやられるから、今日は裏をかいてやったぜ！！」

　「ダリぃ」

　「けどあいつも最近、あの夢の話をしてきてよ。オレがトラックに轢かれて死んだのに生きてる、って突然叫んで、ホッとして大泣きし出してな」

　「へぇ。例のあの夢か。オレ達に関係してる奴は、何故か皆んな同じ夢を見てるっていう、あの」

　「あぁ。確かオマエは、夢の中では全国指名手配犯だったな」

　「もしかしたらそんなこともあったのかもな。『別の世界線』で」

　「まさか」

　「あとオレもその夢の中で泣いたんだぜ？　オマエがトラックに轢かれたとき。"派手に逝ったなぁ"って感動した」

　「何だよソレ！　マジでテメェは変態だな！！」