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入ってきたのは黒髪で長髪の男性と、金髪のメッシュが入っている男性だ。黒髪の男性は三ツ谷さんに気が付いた。
「あ、三ツ谷も来てたのか。手伝いに来てくれたのかよ?」
「なに言ってんだよ場地。お前千冬に仕事押しつけて、一虎とパチンコ行ってんじゃねぇよ。ちゃんと仕事しろ」
「大丈夫だよ、ちょっとくらい」
それを聞くと千冬さんは唇を尖らせた。
「大丈夫じゃないですよ! 生き物相手の仕事なんですから、ちゃんとやってください」
「まぁまぁ、そう怒んなって」
どうやら2人は仕事が適当で咎められているようだ。場地さんと呼ばれた男性は、ずっとヘラヘラして気にしていない。一方金髪のメッシュの男性は、会話にすら加わらず、ずっとサークルに出された子猫と遊んでいる。三ツ谷さんはその人にも苦笑しながら言った。
「オイ、一虎もちゃんと、千冬の言うこと聞いとけって」
「場地の言う通り大丈夫だって」
一虎さんと呼ばれたその人も、全く気にしていないようだ。
この4人の雰囲気を見ていると、すぐにわかった。彼らは全員、めちゃくちゃ仲がいい。ほのぼのして、なんだかとても癒される(ただし千冬さんは大変そうだけど)。
それに全員、ほんとにビックリするようなイケメンだ。三ツ谷さんが爽やかなお兄さん系のイケメンだとしたら、千冬さんは可愛らしい弟系、場地さんは男気のあるクール系、一虎さんは中性的で綺麗系のイケメンだ。こんなカッコいい人たちに囲まれて、私は内心ドキドキしてきた。
「で、その子は?」
場地さんが私を見て尋ねたので、私は一層ドキっとした。
「彼女はオレんとこにバイトに来てくれてる苗字さん。お世話になっててさ、動物が好きっていうから、今日誘ったんだ」
「へぇ。オマエも動物好きなのか。じゃあ今日は遠慮なく遊んでけよ」
場地さんはニカっと笑い、その笑顔がとても人懐こくて優しげだったので、私はすごくホッとした。
そこからは皆んなで千冬さんのお手伝いをしながら、子犬や子猫達と遊ばせてもらった。もうめちゃくちゃ可愛いし、ものすごく癒される。
やっぱり場地さんと一虎さんは遊んでばかりで、仕事は千冬さんと三ツ谷さんがやっていたけど、とても和やかで楽しい時間になった。
別れ際、私は笑顔で皆んなに頭を下げた。
「今日は楽しかったです。すごく癒されました。こんなにホッと出来たのは久しぶりです。どうも有難うございました」
すると場地さんも笑顔になった。
「それは良かった。けどオマエ、なんか心配ごとでもあるんじゃねぇか? たしかに今はだいぶホッとしてるように見えるけど、なんかちょっと、そんな風に見える」
私はかなり驚いた。す、鋭い……私が何も言えないでいると、場地さんは続けた。
「まぁ、誰にでも心配なんていくらでもあるけどな。けどめちゃくちゃ困ってるんなら、いつでも助けを求めろよ? 勿論三ツ谷もオレ達も力になるし」
「……はい。あの、本当に有難うございます……」
その後、三ツ谷さんにマンションまで送ってもらい、彼とも別れるときが来た。
「じゃあ苗字さん。次はまた、土曜日に」
「はい。今日はすごく楽しかったです。有難うございました!」
三ツ谷さんは相変わらず優しげに微笑んで、何でもないことのように言った。
「なぁ、さっき場地も言ってたことだけど、実はオレもちょっとだけ、気になってたんだ。苗字さん、最初に会ったときから、何か悩みがあるんじゃねぇかって。もしオレで良ければいつでも聞くよ。じゃあな」
私はそれを聞くと心から反省した。私はきっと、物凄く不安そうな表情をしているんだろう。必死に覆い隠そうとしているけど、分かる人には分かるんだ。
でも2人にそんな風に言ってもらえて、私はすごく嬉しかった。彼等は私と出会ったばかりなのに、私を心配してくれている。やっぱり三ツ谷さんもそのお友達も、いい人ばかりらしい。
本当に今日は、癒されたなぁ。今日はきっと、少しは安心して眠れそうだ。私はあたたかい気持ちで部屋へ帰った。
「あ、三ツ谷も来てたのか。手伝いに来てくれたのかよ?」
「なに言ってんだよ場地。お前千冬に仕事押しつけて、一虎とパチンコ行ってんじゃねぇよ。ちゃんと仕事しろ」
「大丈夫だよ、ちょっとくらい」
それを聞くと千冬さんは唇を尖らせた。
「大丈夫じゃないですよ! 生き物相手の仕事なんですから、ちゃんとやってください」
「まぁまぁ、そう怒んなって」
どうやら2人は仕事が適当で咎められているようだ。場地さんと呼ばれた男性は、ずっとヘラヘラして気にしていない。一方金髪のメッシュの男性は、会話にすら加わらず、ずっとサークルに出された子猫と遊んでいる。三ツ谷さんはその人にも苦笑しながら言った。
「オイ、一虎もちゃんと、千冬の言うこと聞いとけって」
「場地の言う通り大丈夫だって」
一虎さんと呼ばれたその人も、全く気にしていないようだ。
この4人の雰囲気を見ていると、すぐにわかった。彼らは全員、めちゃくちゃ仲がいい。ほのぼのして、なんだかとても癒される(ただし千冬さんは大変そうだけど)。
それに全員、ほんとにビックリするようなイケメンだ。三ツ谷さんが爽やかなお兄さん系のイケメンだとしたら、千冬さんは可愛らしい弟系、場地さんは男気のあるクール系、一虎さんは中性的で綺麗系のイケメンだ。こんなカッコいい人たちに囲まれて、私は内心ドキドキしてきた。
「で、その子は?」
場地さんが私を見て尋ねたので、私は一層ドキっとした。
「彼女はオレんとこにバイトに来てくれてる苗字さん。お世話になっててさ、動物が好きっていうから、今日誘ったんだ」
「へぇ。オマエも動物好きなのか。じゃあ今日は遠慮なく遊んでけよ」
場地さんはニカっと笑い、その笑顔がとても人懐こくて優しげだったので、私はすごくホッとした。
そこからは皆んなで千冬さんのお手伝いをしながら、子犬や子猫達と遊ばせてもらった。もうめちゃくちゃ可愛いし、ものすごく癒される。
やっぱり場地さんと一虎さんは遊んでばかりで、仕事は千冬さんと三ツ谷さんがやっていたけど、とても和やかで楽しい時間になった。
別れ際、私は笑顔で皆んなに頭を下げた。
「今日は楽しかったです。すごく癒されました。こんなにホッと出来たのは久しぶりです。どうも有難うございました」
すると場地さんも笑顔になった。
「それは良かった。けどオマエ、なんか心配ごとでもあるんじゃねぇか? たしかに今はだいぶホッとしてるように見えるけど、なんかちょっと、そんな風に見える」
私はかなり驚いた。す、鋭い……私が何も言えないでいると、場地さんは続けた。
「まぁ、誰にでも心配なんていくらでもあるけどな。けどめちゃくちゃ困ってるんなら、いつでも助けを求めろよ? 勿論三ツ谷もオレ達も力になるし」
「……はい。あの、本当に有難うございます……」
その後、三ツ谷さんにマンションまで送ってもらい、彼とも別れるときが来た。
「じゃあ苗字さん。次はまた、土曜日に」
「はい。今日はすごく楽しかったです。有難うございました!」
三ツ谷さんは相変わらず優しげに微笑んで、何でもないことのように言った。
「なぁ、さっき場地も言ってたことだけど、実はオレもちょっとだけ、気になってたんだ。苗字さん、最初に会ったときから、何か悩みがあるんじゃねぇかって。もしオレで良ければいつでも聞くよ。じゃあな」
私はそれを聞くと心から反省した。私はきっと、物凄く不安そうな表情をしているんだろう。必死に覆い隠そうとしているけど、分かる人には分かるんだ。
でも2人にそんな風に言ってもらえて、私はすごく嬉しかった。彼等は私と出会ったばかりなのに、私を心配してくれている。やっぱり三ツ谷さんもそのお友達も、いい人ばかりらしい。
本当に今日は、癒されたなぁ。今日はきっと、少しは安心して眠れそうだ。私はあたたかい気持ちで部屋へ帰った。