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その後、私はなんと、三ツ谷さんにおうちに来て貰って、一緒に夕飯を食べていた。色々と信じられない展開だけど、やっぱり家に誰かが居てくれると安心する。それが彼ならなおさらだ。
「オマエ、料理得意なんだな」
「いえ、そんなことないですけど……」
「実はオレも料理はやるんだ。お袋がずっと働き詰めだったから、小学校のときからやってた」
「私もです。うちのお母さん、仕事してる上に身体も弱かったので、基本的に私が作ってたんです。でもそのお陰で料理のレパートリーも増えたし、良かったかなって」
そのとき彼のスマホが鳴って、彼は通話を始めた。話し終えると、彼はとても真剣な表情で私を見た。
「実は今、稀咲が頼んだ業者がオレの事務所を調べて、盗聴器が仕掛けられてないか確認したらしい。無かったって。で、これからここへも調べに来るらしい」
「そ、そうだったんですか……」
三ツ谷さんは苦笑いしている。
「だからマイキーのやつ、急にオレにこっちへ来るように言ったんだな。けどそれならちゃんと、説明してくれよ。まぁ、これも犯人を出し抜くためなんだろうけど」
「マイキーさんってすごいんですね。頭脳派というか」
「……いや、あいつはただのマイペースだよ」
その後すぐに業者の人が来てくれ、家の中や鞄、衣服まで調べてもらったけど、盗聴器はなかった。よ、良かった……
「これでオマエのストーカーは、ただ外から見てるだけの奴って分かったな。こっちの会話までは聞かれてねぇみてぇだ」
「はい。本当に安心しました……」
「あとはソイツの素性をいま調べてもらってるから、すぐに分かるだろ」
「はい! 本当に有難うございます」
ところがホッとしたら、なんだか急にドキドキしてきた。だってもう夜も遅いから、これから眠らなければならない。でもうちは家が狭いから、部屋は1つしかない。それに良く考えたら、お布団も1つしかなかった。わ、わぁ、どうしよう……うちはソファもないし……
内心慌てふためいていたら、三ツ谷さんもそれに気付いたようだ。思い切り顔を引きつらせている。
「……マジでゴメンな。こんなことになって。もっとスマートなやり方があったと思うんだけど……」
「い、いえ……」
彼が謝る必要なんてない。本当は、こちらが謝らないといけない状況なのだ。三ツ谷さんは本当に優しい。私はもう覚悟を決め、申し訳ないけど、この彼のために今のこの状況でベストを尽くそうと思った。
「あっ、あの……実はうち、お布団が1つしかなくて……」
三ツ谷さんはギョッとしている。これはもう、本当に気まずい……
「そ、そうだよな。急にこんな時間に来る事になって、もうどこにも買いに行けねぇし……」
「はい……そ、それでですね、うちはソファもありませんし、もし良かったら……」
あぁぁ、ほんとにこれは、すごくすごく気まずい! でも言うしかない!
「あの……」
私はもう絶対顔が真っ赤だろう。三ツ谷さんもちょっと赤い。けどもう言うしかない!
その後、もう本当に信じられないけど、私と三ツ谷さんは寝る準備をし、私の布団で一緒に眠ることになった。本当にこれは、とんでもない事態だ。でももう遅いから、彼の事務所へ布団を取りに行ってもらうようなことはせず、一緒に寝ましょう、と言ったのだ。
「……あの、ほんとに申し訳ありません……」
「……いや、謝るのはオレの方だから。ゴメン」
さっきからこんなやり取りばかりしている。
「私はほんとに、これで良かったので気にしないで下さい。三ツ谷さんじゃなかったら、出来なかったけど……」
自分でも何を言っているのか分からない。三ツ谷さんは苦笑いしながらも、天井を見上げたまま呟くように言った。
「……苗字さん、オレ、この件が解決したらちゃんと責任は取るから」
彼の言った言葉の意味も正直良く分からない。なんだかいたたまれなくなって、私はむりやり話題を変えた。
「ところで三ツ谷さんは、本当に元トーマンの皆さんと今でもすごく仲がいいんですね」
「あぁ、アイツらはオレの宝だからな」
そう言った彼の表情は本当に誇らしげで眩しくて、私は思わず見惚れてしまった。三ツ谷さん達は一体、どんな青春を過ごしてきたんだろう? でもそのときお互い視線が合って、私たちはまたギョッとして固まった。わぁ、もうほんとにこの状況、めちゃくちゃ恥ずかしい!!
「……あのさ、ほんとオレ、ちゃんと責任取るから。じゃあ、おやすみ」
「……おやすみなさい」
「オマエ、料理得意なんだな」
「いえ、そんなことないですけど……」
「実はオレも料理はやるんだ。お袋がずっと働き詰めだったから、小学校のときからやってた」
「私もです。うちのお母さん、仕事してる上に身体も弱かったので、基本的に私が作ってたんです。でもそのお陰で料理のレパートリーも増えたし、良かったかなって」
そのとき彼のスマホが鳴って、彼は通話を始めた。話し終えると、彼はとても真剣な表情で私を見た。
「実は今、稀咲が頼んだ業者がオレの事務所を調べて、盗聴器が仕掛けられてないか確認したらしい。無かったって。で、これからここへも調べに来るらしい」
「そ、そうだったんですか……」
三ツ谷さんは苦笑いしている。
「だからマイキーのやつ、急にオレにこっちへ来るように言ったんだな。けどそれならちゃんと、説明してくれよ。まぁ、これも犯人を出し抜くためなんだろうけど」
「マイキーさんってすごいんですね。頭脳派というか」
「……いや、あいつはただのマイペースだよ」
その後すぐに業者の人が来てくれ、家の中や鞄、衣服まで調べてもらったけど、盗聴器はなかった。よ、良かった……
「これでオマエのストーカーは、ただ外から見てるだけの奴って分かったな。こっちの会話までは聞かれてねぇみてぇだ」
「はい。本当に安心しました……」
「あとはソイツの素性をいま調べてもらってるから、すぐに分かるだろ」
「はい! 本当に有難うございます」
ところがホッとしたら、なんだか急にドキドキしてきた。だってもう夜も遅いから、これから眠らなければならない。でもうちは家が狭いから、部屋は1つしかない。それに良く考えたら、お布団も1つしかなかった。わ、わぁ、どうしよう……うちはソファもないし……
内心慌てふためいていたら、三ツ谷さんもそれに気付いたようだ。思い切り顔を引きつらせている。
「……マジでゴメンな。こんなことになって。もっとスマートなやり方があったと思うんだけど……」
「い、いえ……」
彼が謝る必要なんてない。本当は、こちらが謝らないといけない状況なのだ。三ツ谷さんは本当に優しい。私はもう覚悟を決め、申し訳ないけど、この彼のために今のこの状況でベストを尽くそうと思った。
「あっ、あの……実はうち、お布団が1つしかなくて……」
三ツ谷さんはギョッとしている。これはもう、本当に気まずい……
「そ、そうだよな。急にこんな時間に来る事になって、もうどこにも買いに行けねぇし……」
「はい……そ、それでですね、うちはソファもありませんし、もし良かったら……」
あぁぁ、ほんとにこれは、すごくすごく気まずい! でも言うしかない!
「あの……」
私はもう絶対顔が真っ赤だろう。三ツ谷さんもちょっと赤い。けどもう言うしかない!
その後、もう本当に信じられないけど、私と三ツ谷さんは寝る準備をし、私の布団で一緒に眠ることになった。本当にこれは、とんでもない事態だ。でももう遅いから、彼の事務所へ布団を取りに行ってもらうようなことはせず、一緒に寝ましょう、と言ったのだ。
「……あの、ほんとに申し訳ありません……」
「……いや、謝るのはオレの方だから。ゴメン」
さっきからこんなやり取りばかりしている。
「私はほんとに、これで良かったので気にしないで下さい。三ツ谷さんじゃなかったら、出来なかったけど……」
自分でも何を言っているのか分からない。三ツ谷さんは苦笑いしながらも、天井を見上げたまま呟くように言った。
「……苗字さん、オレ、この件が解決したらちゃんと責任は取るから」
彼の言った言葉の意味も正直良く分からない。なんだかいたたまれなくなって、私はむりやり話題を変えた。
「ところで三ツ谷さんは、本当に元トーマンの皆さんと今でもすごく仲がいいんですね」
「あぁ、アイツらはオレの宝だからな」
そう言った彼の表情は本当に誇らしげで眩しくて、私は思わず見惚れてしまった。三ツ谷さん達は一体、どんな青春を過ごしてきたんだろう? でもそのときお互い視線が合って、私たちはまたギョッとして固まった。わぁ、もうほんとにこの状況、めちゃくちゃ恥ずかしい!!
「……あのさ、ほんとオレ、ちゃんと責任取るから。じゃあ、おやすみ」
「……おやすみなさい」