Mr. Perfect(灰谷竜胆/長編夢)
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彼が連れて来てくれたのは、近所の大型のドラッグストアだった。最低限の化粧品類や衛生品、下着を選ぶ。全部彼に払ってもらうことになり、本当に申し訳ない。でも彼が化粧品は思いきり買え、と言うので、色々と選ばせてもらった。
「ごめんね。お金は必ず返すから」
私は両手を合わせて謝ったけど、彼は何も言わない。
「あとは服が必要だけど、それは明日買ってやる。今日は帰るぞ」
「えっ。じゃあ私、今夜はまたあのコスプレ衣装で寝るの?」
「そう」
灰谷君はやっぱり楽しそうに微笑んだ。
家に戻るともう夕飯どきになっていた。今夜は何を食べるのかなぁ? と思っていたら、彼はキッチンへ向かった。
「灰谷君、何してるの?」
「何って、夕飯作る。オマエ、パスタ好きか? アマトリーチェ、アラビアータ、カルボナーラ、ペペロンチーノ、イカスミだったらどれがいい? あとアレルギーは?」
「えーっ! 灰谷君、作れるの? じゃあカルボナーラがいい! あとアレルギーは無いよ。けど良かったら私、作るけど」
「了解。オマエは昼メシ作ったからのんびりしてろ。適当にテレビでも見てて」
すぐに彼は戻ってきて、パスタとサラダ、スープを持ってきた。す、すごい! なんという手際の良さ!!
「めちゃくちゃ美味しそう! 灰谷君ってほんとに器用だね」
「そうか? オマエもチャーハン作るの早かっただろ。冷めないうちに食おうぜ」
「うん! いただきます! わぁ、すごく美味しい! 幸せ! 灰谷君すごい!」
私が満面の笑みでそう言うと、彼はやっぱり嬉しそうだ。私はちょっとだけ彼のことが分かってきた。彼はいつもクールそうに見えるけど、実は表情が豊かだ。その些細な変化を読み取るのは楽しい。
食後はやっぱりお酒になって、彼はウィスキーを飲み始めた。私はというと、口当たりのいい梅酒をすすめてもらい、ちょっと感動しているところだ。
「これ、美味しいね……」
「ところでオマエ、そろそろ風呂入ってこいよ。服はまた洗濯機の中にほりこんどけ」
うん、と言って、私はまたあの大きな袋の中身を物色する。もう下着は自分のがあるけど、上に何か着ないと……でもほんとこれ、際どいのばかりなんだよなぁ。迷っていると、彼が言った。
「よし。じゃあ今回はナースにしろ。絶対似合う」
「えぇーっ。でもこれ、なんか1番露出度高いしペラペラじゃん」
でも家主の彼に言われたら断れない。しぶしぶ選び、お風呂から上がってそれを着ると、もう今回はマジでヤバかった。胸元が開き過ぎている。胸は上から半分くらいは見えるし、スカートは超ミニな上にスリットが入っている。もうこれは、服じゃない。下着以下だ……それなのに帽子はついている。なんじゃそりゃ。
恥ずかしすぎて死にそうだけど、もう寝るだけだからいいか、と開き直って、ちゃんと帽子まで被ってリビングに戻った。彼は私の方を見ると、ちょっとだけ目を丸くしている。
「やっぱ似合ってるじゃん」
「……そ、そうかな……」
やっぱり恥ずかしいので、思わず手で胸元もスリットも隠しちゃう。
「私もう寝てもいい? 良かったら私がこっちで寝るけど、まだ起きてる感じ?」
「オレはまだ飲むから、オマエあっちで寝ろよ。おやすみ」
灰谷君は静かに微笑んだ。私はまたベッドを使わせてもらって悪いなと思いつつ、有難うと言い部屋へ行った。
「ごめんね。お金は必ず返すから」
私は両手を合わせて謝ったけど、彼は何も言わない。
「あとは服が必要だけど、それは明日買ってやる。今日は帰るぞ」
「えっ。じゃあ私、今夜はまたあのコスプレ衣装で寝るの?」
「そう」
灰谷君はやっぱり楽しそうに微笑んだ。
家に戻るともう夕飯どきになっていた。今夜は何を食べるのかなぁ? と思っていたら、彼はキッチンへ向かった。
「灰谷君、何してるの?」
「何って、夕飯作る。オマエ、パスタ好きか? アマトリーチェ、アラビアータ、カルボナーラ、ペペロンチーノ、イカスミだったらどれがいい? あとアレルギーは?」
「えーっ! 灰谷君、作れるの? じゃあカルボナーラがいい! あとアレルギーは無いよ。けど良かったら私、作るけど」
「了解。オマエは昼メシ作ったからのんびりしてろ。適当にテレビでも見てて」
すぐに彼は戻ってきて、パスタとサラダ、スープを持ってきた。す、すごい! なんという手際の良さ!!
「めちゃくちゃ美味しそう! 灰谷君ってほんとに器用だね」
「そうか? オマエもチャーハン作るの早かっただろ。冷めないうちに食おうぜ」
「うん! いただきます! わぁ、すごく美味しい! 幸せ! 灰谷君すごい!」
私が満面の笑みでそう言うと、彼はやっぱり嬉しそうだ。私はちょっとだけ彼のことが分かってきた。彼はいつもクールそうに見えるけど、実は表情が豊かだ。その些細な変化を読み取るのは楽しい。
食後はやっぱりお酒になって、彼はウィスキーを飲み始めた。私はというと、口当たりのいい梅酒をすすめてもらい、ちょっと感動しているところだ。
「これ、美味しいね……」
「ところでオマエ、そろそろ風呂入ってこいよ。服はまた洗濯機の中にほりこんどけ」
うん、と言って、私はまたあの大きな袋の中身を物色する。もう下着は自分のがあるけど、上に何か着ないと……でもほんとこれ、際どいのばかりなんだよなぁ。迷っていると、彼が言った。
「よし。じゃあ今回はナースにしろ。絶対似合う」
「えぇーっ。でもこれ、なんか1番露出度高いしペラペラじゃん」
でも家主の彼に言われたら断れない。しぶしぶ選び、お風呂から上がってそれを着ると、もう今回はマジでヤバかった。胸元が開き過ぎている。胸は上から半分くらいは見えるし、スカートは超ミニな上にスリットが入っている。もうこれは、服じゃない。下着以下だ……それなのに帽子はついている。なんじゃそりゃ。
恥ずかしすぎて死にそうだけど、もう寝るだけだからいいか、と開き直って、ちゃんと帽子まで被ってリビングに戻った。彼は私の方を見ると、ちょっとだけ目を丸くしている。
「やっぱ似合ってるじゃん」
「……そ、そうかな……」
やっぱり恥ずかしいので、思わず手で胸元もスリットも隠しちゃう。
「私もう寝てもいい? 良かったら私がこっちで寝るけど、まだ起きてる感じ?」
「オレはまだ飲むから、オマエあっちで寝ろよ。おやすみ」
灰谷君は静かに微笑んだ。私はまたベッドを使わせてもらって悪いなと思いつつ、有難うと言い部屋へ行った。