Mr. Perfect(灰谷竜胆/長編夢)
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目が覚めると見知らぬ部屋にいた。ここは? 灰谷君はいない。綺麗で真っ白なシーツが敷かれたベッドの上だ。私は慌てて自分の衣類を確認する。良かった。違和感は何もない。まぁ、そりゃあそうか。彼が私ごときに欲情するワケないもんね。
恐る恐るリビングへ行くと、灰谷君は起きていた。お酒を飲みながらテレビを見ている。彼はラフな格好だけど、やっぱりカッコいい。家でも垢抜けてるんだなぁ。
「あの、おはよう」
「良く眠れたか?」
「うん。有難う。ベッドまで運んでくれて。もしかして灰谷君はこっちで寝たの?」
「そう」
「ごめんね」
彼はシャワー浴びてこいよ、そのうちに洗濯機をまわしといてやるから、と言い、大きな袋を差し出した。
「これ何?」
「ドンキで買ったパーティーグッズ。それ全部、未開封だから好きなやつ着ろ」
それは有難いと思ったけど、中身を見ると最悪だった。だって全部セクシー系の衣装なのだ。というか、コスプレ? ナース、警官、ウェイトレス、スチュワーデス……全部物凄いミニ丈で、胸元が開いている。下着もどれも際どいやつばかりだ。
「……これ、高校生が着るやつじゃないよね?」
「そんなことないだろ。それしかないから選べ」
えぇーっ!! 泊めてもらってる身で文句は言えないけど、これはほんとにヒドイ。でも早くシャワーを浴びたいし……私はしぶしぶ警官と水色の下着を選び、浴室へ向かった。
お風呂から上がると私はめちゃくちゃ焦った。だってこの服、ほんとにエロい!!なんで警官の制服の胸元がハート型に開いてるの?!スカートの丈も短過ぎておかしい!!私は胸が小さいからスースーするし、油断したらパンツが見える。ま、マジか……
泣きそうになりながら彼の所に戻ると、彼はまだお酒を飲んでいた。なんで酔わないんだろう? 昨日私が一瞬にして倒れたやつなのに。
「似合うじゃん」
灰谷君はかなり楽しそうな顔をしている。
「なんかコレ、パンツ見えそう」
「それがいいんだろ」
一体何がいいんだ、と心の中でツッコミつつ、時刻を確認するともうお昼の2時だった。えぇっ、私、寝過ぎだ。
「オマエ腹減っただろ? 冷蔵庫のもん勝手に食っていいぞ」
冷蔵庫を見せてもらうと、食材はあまりない。でもなんとかチャーハンなら作れそうだ。彼も食べるか尋ねると、食べると言ったので、2人分用意してリビングに戻った。
「オマエ料理出来るんだな」
あぁ、ほんとにこの服、パンツが見えそう……慎重に座って、思い切り丈を伸ばす。
「こんなの料理に入らないけどね」
「いただきます……美味い」
「良かったね」
なんかちゃんといただきますとか言ってくれる彼が可愛い。食べ終わると食器を洗い、またソファに戻った。
「それでオマエ、なんで親と喧嘩したんだよ?」
灰谷君は雑誌を見ながら尋ねてきた。多分、デートスポットとか載ってるやつ。さすがリア充。
「それは……進路のことで言い合いになって。もう高2だから色々決めないといけないけど、押し付けが酷いの。絶対に有名な大学じゃないといけないとか、家から通えるところにしろとか」
「ふーん。まぁ生活を親に頼ってるんなら、ある程度は仕方ないと思うけどな」
「それがすごくムカつくの。私、学校辞めて自立しようかな」
彼はやっぱり雑誌に視線を落としたままで聞いてきた。
「何の仕事するんだよ」
「うーん……この年齢でも雇ってくれるところって言ったら……それにお給料も良くないといけないし……うーん、あ、水商売とか?」
彼は無表情で私を見た。
「出来ると思うのか?」
「……まぁ、むりかなぁ。私美人じゃないし」
私は情けなくへらりと笑ったけど、彼はちょっと真剣な表情だ。
「美人とかそういう問題じゃないだろ。自分の価値を下げることになるからやめろ」
価値? 私はその意味がわからなくてキョトンとした。
「あ、そろそろ乾燥が終わるぞ。浴室見に行ってこいよ」
「ほんと? 有難う!」
浴室に行くとほんとに洗濯機は止まっていた。すごい。彼はちゃんと、時間を気にしてくれてたんだ。服はフワフワに乾いてるし、すごくいい感じだ。へぇ。乾燥機付きの洗濯機って便利なんだな。
リビングに戻ると、灰谷君は家のカギを持っていた。
「じゃあこれから買いもん行くぞ。オマエ、色々揃えないといけないだろ?」
あ、ほんとだ。私はすぐに頷いた。
恐る恐るリビングへ行くと、灰谷君は起きていた。お酒を飲みながらテレビを見ている。彼はラフな格好だけど、やっぱりカッコいい。家でも垢抜けてるんだなぁ。
「あの、おはよう」
「良く眠れたか?」
「うん。有難う。ベッドまで運んでくれて。もしかして灰谷君はこっちで寝たの?」
「そう」
「ごめんね」
彼はシャワー浴びてこいよ、そのうちに洗濯機をまわしといてやるから、と言い、大きな袋を差し出した。
「これ何?」
「ドンキで買ったパーティーグッズ。それ全部、未開封だから好きなやつ着ろ」
それは有難いと思ったけど、中身を見ると最悪だった。だって全部セクシー系の衣装なのだ。というか、コスプレ? ナース、警官、ウェイトレス、スチュワーデス……全部物凄いミニ丈で、胸元が開いている。下着もどれも際どいやつばかりだ。
「……これ、高校生が着るやつじゃないよね?」
「そんなことないだろ。それしかないから選べ」
えぇーっ!! 泊めてもらってる身で文句は言えないけど、これはほんとにヒドイ。でも早くシャワーを浴びたいし……私はしぶしぶ警官と水色の下着を選び、浴室へ向かった。
お風呂から上がると私はめちゃくちゃ焦った。だってこの服、ほんとにエロい!!なんで警官の制服の胸元がハート型に開いてるの?!スカートの丈も短過ぎておかしい!!私は胸が小さいからスースーするし、油断したらパンツが見える。ま、マジか……
泣きそうになりながら彼の所に戻ると、彼はまだお酒を飲んでいた。なんで酔わないんだろう? 昨日私が一瞬にして倒れたやつなのに。
「似合うじゃん」
灰谷君はかなり楽しそうな顔をしている。
「なんかコレ、パンツ見えそう」
「それがいいんだろ」
一体何がいいんだ、と心の中でツッコミつつ、時刻を確認するともうお昼の2時だった。えぇっ、私、寝過ぎだ。
「オマエ腹減っただろ? 冷蔵庫のもん勝手に食っていいぞ」
冷蔵庫を見せてもらうと、食材はあまりない。でもなんとかチャーハンなら作れそうだ。彼も食べるか尋ねると、食べると言ったので、2人分用意してリビングに戻った。
「オマエ料理出来るんだな」
あぁ、ほんとにこの服、パンツが見えそう……慎重に座って、思い切り丈を伸ばす。
「こんなの料理に入らないけどね」
「いただきます……美味い」
「良かったね」
なんかちゃんといただきますとか言ってくれる彼が可愛い。食べ終わると食器を洗い、またソファに戻った。
「それでオマエ、なんで親と喧嘩したんだよ?」
灰谷君は雑誌を見ながら尋ねてきた。多分、デートスポットとか載ってるやつ。さすがリア充。
「それは……進路のことで言い合いになって。もう高2だから色々決めないといけないけど、押し付けが酷いの。絶対に有名な大学じゃないといけないとか、家から通えるところにしろとか」
「ふーん。まぁ生活を親に頼ってるんなら、ある程度は仕方ないと思うけどな」
「それがすごくムカつくの。私、学校辞めて自立しようかな」
彼はやっぱり雑誌に視線を落としたままで聞いてきた。
「何の仕事するんだよ」
「うーん……この年齢でも雇ってくれるところって言ったら……それにお給料も良くないといけないし……うーん、あ、水商売とか?」
彼は無表情で私を見た。
「出来ると思うのか?」
「……まぁ、むりかなぁ。私美人じゃないし」
私は情けなくへらりと笑ったけど、彼はちょっと真剣な表情だ。
「美人とかそういう問題じゃないだろ。自分の価値を下げることになるからやめろ」
価値? 私はその意味がわからなくてキョトンとした。
「あ、そろそろ乾燥が終わるぞ。浴室見に行ってこいよ」
「ほんと? 有難う!」
浴室に行くとほんとに洗濯機は止まっていた。すごい。彼はちゃんと、時間を気にしてくれてたんだ。服はフワフワに乾いてるし、すごくいい感じだ。へぇ。乾燥機付きの洗濯機って便利なんだな。
リビングに戻ると、灰谷君は家のカギを持っていた。
「じゃあこれから買いもん行くぞ。オマエ、色々揃えないといけないだろ?」
あ、ほんとだ。私はすぐに頷いた。