5.He is so mysterious and exciting!
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翌日。学校帰りに駅ビルの百均に寄って、度無しの赤い眼鏡を買った。かけてみると、ビックリ!確かにめちゃくちゃ、賢そうに見える!!
ドキドキしながら家に戻ると、彼は開口一番、朗らかに言った。
「似合ってるじゃん」
「はい!それになんだか、勉強する意欲もわいてきました」
「きっと捗るよ」
「けど……」
「?」
私は眉を下げて続ける。
「この眼鏡は素敵ですが、ちょっと私には派手かなぁって、思って……」
彼はキョトンとしてる。
「そんな事ねぇ。お前に似合ってるよ」
「……でも私、服装とかもいつもこの通り、地味だから……」
可もなく不可もない、私のファッション。ごくごく普通の白のトップスに、茶色のロングスカートだ。ちょっと汗をかいてたら、彼は微笑む。
「地味じゃねぇだろ。清楚でいいじゃん」
「……有難うございます……」
「けどお前、確かに髪は、栗色の方がいいかも」
私は胸がときめいた。
「実は私、髪って染めた事がないんです。一度、栗色にしてみようかなぁ??」
「うん。それにちょっと切ってもいいと思う。お前の活発なイメージに合うから」
活発だなんて男の人から初めて言われたので、私は顔が熱くなった。私、男の子の前ではそんな性格じゃないのに……でもこの彼とならムリなく会話が弾むのは確かだった。
「週末に、美容院に行ってこようかな……」
「そうしろよ。お前、きっと似合うよ」
彼は嬉しそうにそう言ったので、私はすぐに決意した。
土曜日。目覚めると、彼は部屋に居なかった。何処かへ出かけたみたいだ。
なんだか物音がする気がして、耳を澄ます。彼のボストンバッグかな??ポケットの辺りが振動している。覗いてみると、彼のスマホが入っていた。
どうやら着信みたいだ。一瞬、「黒川」さんという文字が見えた気がする。下の名前は、多分カタカナ??もう長い事鳴っている。それでも私は彼の私物を触る事は出来ない。スルーして家事を始めた。
洗濯物を干してる時も、掃除機をかけている時も、スマホの振動音は続いていた。どうやら断続的に、何度も着信がきているらしい。
それでもやはり、彼の私物を触る事は出来ない。迷ったけど、やはり無視する事にする。
お昼過ぎになり、美容院へ出かけようとしていた時、彼が戻った。
「あ、おかえりなさい」
「ただいま」
彼はいつものラフな恰好でお出掛けしていたようだ。手にはタブレットを持っている。スマホを気にする感じはなかったから、着信の件は言わない事にする。
「もしかして、そのタブレット買ったんですか?」
「うん。Wi-Fi繋いでいい?」
「勿論です」
彼にWi-Fiの入力コードを見せる。彼はすぐにゲームを始め、私は美容院へ行ってきます、と言って家を出た。
家に帰ると、彼はお昼寝をしていた。彼の寝顔は今日も天使みたいに美しい。ドキドキしながら彼に見惚れてると、彼は突然、パチリと目を覚ました。
「おかえり」
「ただいま……」
彼は私を見るなり飛び起きて、素敵な笑顔を見せてくれる。
「やっぱ似合ってるじゃん、栗色。それにちょっと髪切っただけで、前より明るい雰囲気になった」
「……有難うございます……」
私は思わず、照れて俯いてしまった。彼に言われた通りにしてみたら、ほんとに素敵になったのだ。まるで私じゃないみたい!
さらに眼鏡をかけてみると、もっと雰囲気が変わった。知的な感じだけど野暮ったくなくて、少し垢ぬけて見える。
彼は静かな笑顔で言った。
「お前、ほんとに似合ってるね。知的で清楚で、あの漫画のヒロインよりセンスがいい」
私は本気で顔が熱くなり、何も言う事が出来なかった。男の子にそんな事を言われたのは、初めてだったから………
ドキドキしながら家に戻ると、彼は開口一番、朗らかに言った。
「似合ってるじゃん」
「はい!それになんだか、勉強する意欲もわいてきました」
「きっと捗るよ」
「けど……」
「?」
私は眉を下げて続ける。
「この眼鏡は素敵ですが、ちょっと私には派手かなぁって、思って……」
彼はキョトンとしてる。
「そんな事ねぇ。お前に似合ってるよ」
「……でも私、服装とかもいつもこの通り、地味だから……」
可もなく不可もない、私のファッション。ごくごく普通の白のトップスに、茶色のロングスカートだ。ちょっと汗をかいてたら、彼は微笑む。
「地味じゃねぇだろ。清楚でいいじゃん」
「……有難うございます……」
「けどお前、確かに髪は、栗色の方がいいかも」
私は胸がときめいた。
「実は私、髪って染めた事がないんです。一度、栗色にしてみようかなぁ??」
「うん。それにちょっと切ってもいいと思う。お前の活発なイメージに合うから」
活発だなんて男の人から初めて言われたので、私は顔が熱くなった。私、男の子の前ではそんな性格じゃないのに……でもこの彼とならムリなく会話が弾むのは確かだった。
「週末に、美容院に行ってこようかな……」
「そうしろよ。お前、きっと似合うよ」
彼は嬉しそうにそう言ったので、私はすぐに決意した。
土曜日。目覚めると、彼は部屋に居なかった。何処かへ出かけたみたいだ。
なんだか物音がする気がして、耳を澄ます。彼のボストンバッグかな??ポケットの辺りが振動している。覗いてみると、彼のスマホが入っていた。
どうやら着信みたいだ。一瞬、「黒川」さんという文字が見えた気がする。下の名前は、多分カタカナ??もう長い事鳴っている。それでも私は彼の私物を触る事は出来ない。スルーして家事を始めた。
洗濯物を干してる時も、掃除機をかけている時も、スマホの振動音は続いていた。どうやら断続的に、何度も着信がきているらしい。
それでもやはり、彼の私物を触る事は出来ない。迷ったけど、やはり無視する事にする。
お昼過ぎになり、美容院へ出かけようとしていた時、彼が戻った。
「あ、おかえりなさい」
「ただいま」
彼はいつものラフな恰好でお出掛けしていたようだ。手にはタブレットを持っている。スマホを気にする感じはなかったから、着信の件は言わない事にする。
「もしかして、そのタブレット買ったんですか?」
「うん。Wi-Fi繋いでいい?」
「勿論です」
彼にWi-Fiの入力コードを見せる。彼はすぐにゲームを始め、私は美容院へ行ってきます、と言って家を出た。
家に帰ると、彼はお昼寝をしていた。彼の寝顔は今日も天使みたいに美しい。ドキドキしながら彼に見惚れてると、彼は突然、パチリと目を覚ました。
「おかえり」
「ただいま……」
彼は私を見るなり飛び起きて、素敵な笑顔を見せてくれる。
「やっぱ似合ってるじゃん、栗色。それにちょっと髪切っただけで、前より明るい雰囲気になった」
「……有難うございます……」
私は思わず、照れて俯いてしまった。彼に言われた通りにしてみたら、ほんとに素敵になったのだ。まるで私じゃないみたい!
さらに眼鏡をかけてみると、もっと雰囲気が変わった。知的な感じだけど野暮ったくなくて、少し垢ぬけて見える。
彼は静かな笑顔で言った。
「お前、ほんとに似合ってるね。知的で清楚で、あの漫画のヒロインよりセンスがいい」
私は本気で顔が熱くなり、何も言う事が出来なかった。男の子にそんな事を言われたのは、初めてだったから………