3.He is so mysterious and kind!
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
翌日の日曜日。まだ彼は眠ってる。人って、こんなに寝れるものなのかなぁ??でもきっと彼には何か事情があるんだろうと、私は家事にいそしむ。
ところが静かにしなくちゃいけないのに、またミスった。水仕事をしていて、1枚シンクに落っことしちゃったのだ。お皿は真っ二つに割れている。
きゃー!!なんでこんな時に!!恐る恐る彼を見ると、目を覚ましちゃったみたいだった。
「……? どうかしたのか?」
彼は目を擦りながらゆっくりと起き上がる。私は慌てて言った。
「ごめんなさい!起こしちゃいましたね」
「大丈夫か?」
「はい!お皿を割っただけです」
「ケガは?」
「何もありません」
「そっか。良かった」
彼はクールな表情のまま、今日もとびきりの美声だ。そしてその姿は、神々しいほど美しい。輝くような金髪も、透き通るような白い肌も、漆黒色の瞳も眉も全てが凛々しい。
でも私が今一番感激しているのは、彼が私を心配してくれた事だった。
やっぱり彼って優しいなぁ!!さり気なくケガがないか聞いてくれて、ほんとに素敵な人だ!!
めちゃくちゃときめいてたら、彼は「ちょっと出かけてくる」と言い外へ出て行った。
私は割れたお皿を処理し、水仕事を終わらせ、その後は彼が使っていたタオルケットを干し、掃除機をかける事にした。
ふと、ソファの脇に置かれた彼のボストンバッグを見て、私は思わずギョッとなる。バッグは今、何故かファスナーが全開だった。その「中身」を私は偶然見てしまったのだ。え、ウソでしょ………
何度も何度も瞬きして、中身を凝視する。何度も確認して、深呼吸をした後にもう一度覗いて……そんな事を繰り返すけど、その中身が変わる事はない。
私は挙動不審になりつつも、心を落ち着かせた。あの金髪の彼は、やっぱり何か『事情』があるみたいだ。それも、とてつもなく大きな事情。そしてもしかしたら彼は、『ものすごく特別な人』なのかも………
でも私はきっと、何も問題はないと思った。だって彼は絶対、『私にとっていい人』だ。そう私の『直感』が告げている。
だから何も見なかった事にして、ボストンバッグから目を逸らした。うん!!私は何も見ていない!!忘れよう!!
そうして家事を終えた時、彼が戻った。彼は手に、いくつかの紙袋を提げている。
「必要最低限の物は買ってきた。服とか」
「そうなんですね!」
彼は私の前にやってきた。私はまたドキドキしつつ笑顔で言う。
「お腹すいてませんか?私昨日、ビーフシチューを作ったんです」
「……もらう」
わーい!!私は大喜びしながら用意する。秋野菜のサラダも作り、バゲットも切る。冷たい麦茶もグラスに注ぐ。
彼は上品な物腰で食事をした。若い男の子とは思えないような所作で、気品溢れる食べ方だ。思わず彼に見惚れていると、彼は静かに言った。
「お前は学生なのか?」
「はい!でも成績はからっきしで。この前のテストも欠点で、課題を提出する事になっちゃったんです」
「そうか」
「せっかく田舎から出てきたのに、家族にも心配かけっぱなしで情け無いです……」
「何か目標があるのか?」
「はい。夢を叶える為に頑張ってますが、前途多難で……」
「そうか」
「あ。私はまた、明日からも夕方までは授業で不在ですが、ここ、好きに使って貰って構いませんので」
「有難う」
私は内心、また夢のようだと思っていた。だって私はこの彼となら会話がうまくいくみたいだからだ。元々私は男の子と話すのは得意じゃなかった筈なのに、何故か彼とは、話が弾む気がする。まぁ、私が勝手にそう思ってるだけかもしれないけど。
彼はビーフシチューを食べ終えると、またソファに横になった。あ、また寝るのかな??もしや彼って、体調とかにちょっと、問題があるのかなぁ??
心配になったけど、彼は顔色はいいし、もう目の下の隈もとれている。食事もしっかり食べていた。勿論、人の健康状態はそれだけでは分からない。何かあるのかもしれないけど、兎に角私は、彼にここで自由にして欲しい。
だから彼がまた眠ると、彼にそっとタオルケットをかけたのだった。
ところが静かにしなくちゃいけないのに、またミスった。水仕事をしていて、1枚シンクに落っことしちゃったのだ。お皿は真っ二つに割れている。
きゃー!!なんでこんな時に!!恐る恐る彼を見ると、目を覚ましちゃったみたいだった。
「……? どうかしたのか?」
彼は目を擦りながらゆっくりと起き上がる。私は慌てて言った。
「ごめんなさい!起こしちゃいましたね」
「大丈夫か?」
「はい!お皿を割っただけです」
「ケガは?」
「何もありません」
「そっか。良かった」
彼はクールな表情のまま、今日もとびきりの美声だ。そしてその姿は、神々しいほど美しい。輝くような金髪も、透き通るような白い肌も、漆黒色の瞳も眉も全てが凛々しい。
でも私が今一番感激しているのは、彼が私を心配してくれた事だった。
やっぱり彼って優しいなぁ!!さり気なくケガがないか聞いてくれて、ほんとに素敵な人だ!!
めちゃくちゃときめいてたら、彼は「ちょっと出かけてくる」と言い外へ出て行った。
私は割れたお皿を処理し、水仕事を終わらせ、その後は彼が使っていたタオルケットを干し、掃除機をかける事にした。
ふと、ソファの脇に置かれた彼のボストンバッグを見て、私は思わずギョッとなる。バッグは今、何故かファスナーが全開だった。その「中身」を私は偶然見てしまったのだ。え、ウソでしょ………
何度も何度も瞬きして、中身を凝視する。何度も確認して、深呼吸をした後にもう一度覗いて……そんな事を繰り返すけど、その中身が変わる事はない。
私は挙動不審になりつつも、心を落ち着かせた。あの金髪の彼は、やっぱり何か『事情』があるみたいだ。それも、とてつもなく大きな事情。そしてもしかしたら彼は、『ものすごく特別な人』なのかも………
でも私はきっと、何も問題はないと思った。だって彼は絶対、『私にとっていい人』だ。そう私の『直感』が告げている。
だから何も見なかった事にして、ボストンバッグから目を逸らした。うん!!私は何も見ていない!!忘れよう!!
そうして家事を終えた時、彼が戻った。彼は手に、いくつかの紙袋を提げている。
「必要最低限の物は買ってきた。服とか」
「そうなんですね!」
彼は私の前にやってきた。私はまたドキドキしつつ笑顔で言う。
「お腹すいてませんか?私昨日、ビーフシチューを作ったんです」
「……もらう」
わーい!!私は大喜びしながら用意する。秋野菜のサラダも作り、バゲットも切る。冷たい麦茶もグラスに注ぐ。
彼は上品な物腰で食事をした。若い男の子とは思えないような所作で、気品溢れる食べ方だ。思わず彼に見惚れていると、彼は静かに言った。
「お前は学生なのか?」
「はい!でも成績はからっきしで。この前のテストも欠点で、課題を提出する事になっちゃったんです」
「そうか」
「せっかく田舎から出てきたのに、家族にも心配かけっぱなしで情け無いです……」
「何か目標があるのか?」
「はい。夢を叶える為に頑張ってますが、前途多難で……」
「そうか」
「あ。私はまた、明日からも夕方までは授業で不在ですが、ここ、好きに使って貰って構いませんので」
「有難う」
私は内心、また夢のようだと思っていた。だって私はこの彼となら会話がうまくいくみたいだからだ。元々私は男の子と話すのは得意じゃなかった筈なのに、何故か彼とは、話が弾む気がする。まぁ、私が勝手にそう思ってるだけかもしれないけど。
彼はビーフシチューを食べ終えると、またソファに横になった。あ、また寝るのかな??もしや彼って、体調とかにちょっと、問題があるのかなぁ??
心配になったけど、彼は顔色はいいし、もう目の下の隈もとれている。食事もしっかり食べていた。勿論、人の健康状態はそれだけでは分からない。何かあるのかもしれないけど、兎に角私は、彼にここで自由にして欲しい。
だから彼がまた眠ると、彼にそっとタオルケットをかけたのだった。