2.He is so mysterious and sleeps a lot!
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洗濯が乾燥まで終わり、夜遅くになっても彼は目を覚まさなかった。私は彼を起こさないように彼の衣服を畳み、お風呂に入ったり、夕飯に冷蔵庫の残り物を食べたりした。
彼が起きたら料理をしようと思っていたけど、彼は一向に起きる気配がない。
私はドキドキしながらも、ベッドに入る事にした。明日は土曜だけど、午後から追試を受けなくちゃいけない。きっと散々な結果だけど、睡眠だけは取っておこう。
彼の様子は気にしつつも、すぐに深い眠りについたのだった。
翌朝起きると、まだ彼は寝ていた。すごい。彼、よっぽど疲れてるんだなぁ!彼を起こさないよう出来るだけ静かにしつつ、私は身支度をする。
家を出るときまだ寝てる彼に、置手紙を書いた。「学校に行ってきます。戻るのは夕方4時半頃です。もし帰る時は、鍵をかけてポストに入れておいて下さい」。手紙の横にスペアキーも置いておく。
夕方。ドキドキしながら家に戻ると、彼は居なかった。ちゃんと鍵はかけてくれていて、ポストに入れられている。彼は自分の服に着替えて出ていったようだ。
いつものように誰も居ない、私のワンルーム。やっぱりあれは、夢だったの??そうだ、そうに決まってる。だってあの金髪の彼が私の部屋に泊まっただなんて、そんなのきっと、『素敵な夢物語』だ。
ところがそれは違った。
すぐに玄関のチャイムが鳴り、ドアスコープをのぞくと、なんと彼が立っている。ドアを開けると、彼は黒い大きなボストンバッグを持っていた。彼を招き入れると、彼はクールな表情で言った。
「昨日は久々に良く眠れた。有難う」
「いえ、ぐっすり眠れたみたいで良かったです」
「オレ、暫くお前んとこに世話になりてぇんだけど、いい?」
私は胸が熱くなる。
「勿論です!!うち、狭いですけど」
「あと、オレの荷物も預かって欲しい」
「はい」
彼はボストンバッグをソファの横に置いた。すっごく重そうだ。パソコンとか入ってるのかな??
彼は小さく欠伸をしてる。あれ?また眠いのかな??案の定、またうつらうつらし始めた。
「良かったら、またお昼寝して下さいね」
「……有難う」
彼はソファに寝そべると、また静かに寝息を立てている。私はまた胸がドキドキしてきた。彼が戻ってきてくれた事が、本当に嬉しかったからだ。
私はまた彼にタオルケットをかけ、静かに通学バックを開ける。結局追試の出来はサイアクで、またパス出来そうにない。
でも今回はレポートを提出すれば単位が取れる事になったので、ローテーブルで始める。いつもなら筆が乗らない筈なのに、なんだか今日は、スムーズだった。彼を起こさないように、テレビも動画も、音楽もかけてないからかな??それに彼の規則正しい綺麗な寝息を聞いてたら、すごく捗る。
課題は2時間程で完成し、私はホッとした。彼はまだ眠ってる。お腹、すかないのかなぁ??私は彼と自分の為に、ビーフシチューを作り始めた。
結局その日、彼は目を覚まさなかった。でもずっと本当に気持ち良さそうに眠っていて、私は心から嬉しく思う。
ーー素性も知らない、ミステリアスな彼。名前も住所も年齢も、どんな事情があるのかも分からない。
ただ彼について分かった事は、一つだけ。彼は、本当によく眠る。それだけだった。
彼が起きたら料理をしようと思っていたけど、彼は一向に起きる気配がない。
私はドキドキしながらも、ベッドに入る事にした。明日は土曜だけど、午後から追試を受けなくちゃいけない。きっと散々な結果だけど、睡眠だけは取っておこう。
彼の様子は気にしつつも、すぐに深い眠りについたのだった。
翌朝起きると、まだ彼は寝ていた。すごい。彼、よっぽど疲れてるんだなぁ!彼を起こさないよう出来るだけ静かにしつつ、私は身支度をする。
家を出るときまだ寝てる彼に、置手紙を書いた。「学校に行ってきます。戻るのは夕方4時半頃です。もし帰る時は、鍵をかけてポストに入れておいて下さい」。手紙の横にスペアキーも置いておく。
夕方。ドキドキしながら家に戻ると、彼は居なかった。ちゃんと鍵はかけてくれていて、ポストに入れられている。彼は自分の服に着替えて出ていったようだ。
いつものように誰も居ない、私のワンルーム。やっぱりあれは、夢だったの??そうだ、そうに決まってる。だってあの金髪の彼が私の部屋に泊まっただなんて、そんなのきっと、『素敵な夢物語』だ。
ところがそれは違った。
すぐに玄関のチャイムが鳴り、ドアスコープをのぞくと、なんと彼が立っている。ドアを開けると、彼は黒い大きなボストンバッグを持っていた。彼を招き入れると、彼はクールな表情で言った。
「昨日は久々に良く眠れた。有難う」
「いえ、ぐっすり眠れたみたいで良かったです」
「オレ、暫くお前んとこに世話になりてぇんだけど、いい?」
私は胸が熱くなる。
「勿論です!!うち、狭いですけど」
「あと、オレの荷物も預かって欲しい」
「はい」
彼はボストンバッグをソファの横に置いた。すっごく重そうだ。パソコンとか入ってるのかな??
彼は小さく欠伸をしてる。あれ?また眠いのかな??案の定、またうつらうつらし始めた。
「良かったら、またお昼寝して下さいね」
「……有難う」
彼はソファに寝そべると、また静かに寝息を立てている。私はまた胸がドキドキしてきた。彼が戻ってきてくれた事が、本当に嬉しかったからだ。
私はまた彼にタオルケットをかけ、静かに通学バックを開ける。結局追試の出来はサイアクで、またパス出来そうにない。
でも今回はレポートを提出すれば単位が取れる事になったので、ローテーブルで始める。いつもなら筆が乗らない筈なのに、なんだか今日は、スムーズだった。彼を起こさないように、テレビも動画も、音楽もかけてないからかな??それに彼の規則正しい綺麗な寝息を聞いてたら、すごく捗る。
課題は2時間程で完成し、私はホッとした。彼はまだ眠ってる。お腹、すかないのかなぁ??私は彼と自分の為に、ビーフシチューを作り始めた。
結局その日、彼は目を覚まさなかった。でもずっと本当に気持ち良さそうに眠っていて、私は心から嬉しく思う。
ーー素性も知らない、ミステリアスな彼。名前も住所も年齢も、どんな事情があるのかも分からない。
ただ彼について分かった事は、一つだけ。彼は、本当によく眠る。それだけだった。