5.He is so mysterious and exciting!
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その頃から、彼はどんどん元気になっていった。もう日中に沢山眠る事もないし、あまり出かける事はないけど、上機嫌に私の漫画を読んだり、タブレットでゲームをしたりしてる。
私にもいっぱい話しかけてくれるし、私が作る料理も美味しいと言って食べてくれる。毎日が本当に楽しかった。
勉強の方は相変わらずだけど、それでも何故か、彼と居ると集中出来る気がした。その理由は彼が此処に来てからというもの、私は胸がときめいている。心のエネルギーがみなぎっているから、勉強への意欲も湧いてきたようだった。
「よーし!明日の小テストは、目標60点にしよう!!」
教科書と睨めっこしながら、そう宣言した私。全くもって高い目標じゃないけど、いつもは40点くらいだから、これはかなりのハードルだ。
すると彼がタブレットから目を離し、私に爽やかな笑顔を向けた。
「気合入ってるね。じゃあその目標を達成したら、オレがお前の希望を何でも叶えてやるよ」
「えっ!いいんですか?!」
彼はにっこり笑顔だ。
「うん。何でもいいよ。何にする?」
私は少し考えて、恐る恐る言った。
「じゃあ週末に公開されるあの漫画の映画を、一緒に観に行ってくれませんか??」
めちゃくちゃドキドキしていると、彼は即答した。
「いいよ」
私はもう天にも昇るような気持ちになって、教科書にかじりついた。
けれどもそんな、「この世で一番素敵なご褒美」を提示して貰ったのに、私はやっぱりダメだった。今回の範囲、マジでむずい……
本気で理解出来なくて、思わず涙が出てくる。
しかもここへ来て、私はまたまたドジった。なんと明日のテストに出るプリントを一枚、学校に忘れてきちゃったのだ!友達に写メを頼んだけど返事はない。
項垂れていると、彼は気付いたようだった。
「難しいのか?」
「……はい……それに私、またミスしちゃって。テスト範囲になってる大事なプリントを学校に忘れちゃったんです。友達に連絡しましたが、今日はもう、間に合わないかも……」
「そっか。じゃあちょっと、気分転換が必要だな」
「?」
彼は快活な声で言った。
「そういう時は、いったん離れるのが一番。ちょっとオレと、出かけようぜ」
私は彼に言われるがまま、夜のお散歩に出かけた。彼が冷えるから厚着して、と言うので、冬のジャケットを引っ張り出してきて、ズボンを履いて出かける。
まだそこまで寒くないのになぁ??って思いつつ、彼についていく。
繫華街に着くと、彼が入ったのは「レンタルバイク屋さん」だった。あれれ?バイク??って驚いてたら、彼はサクサクと手続きをして、ピカピカのバイクを借りてきた。
「お待たせ。じゃあ今日はこれで、走りに行くから」
「すごい……バイクって、借りれるんですね」
「うん。これ、一か月借りる事にしたから」
彼は私の頭にヘルメットを被せてくれる。そしてあれよあれよと言う間に彼の後ろに乗せられて、バイクで出掛ける事になった。
「あ、あのっ!……私、バイクに乗せて貰うのなんて、初めてで……」
「大丈夫大丈夫。お前はただ落ちないように、オレにしがみついてるだけでいいから」
「………」
男の子にしがみつくなんて、出来ない……って焦るけど、彼はまたにっこりと笑った。
「きっとお前も気に入るから、行こうよ」
私にもいっぱい話しかけてくれるし、私が作る料理も美味しいと言って食べてくれる。毎日が本当に楽しかった。
勉強の方は相変わらずだけど、それでも何故か、彼と居ると集中出来る気がした。その理由は彼が此処に来てからというもの、私は胸がときめいている。心のエネルギーがみなぎっているから、勉強への意欲も湧いてきたようだった。
「よーし!明日の小テストは、目標60点にしよう!!」
教科書と睨めっこしながら、そう宣言した私。全くもって高い目標じゃないけど、いつもは40点くらいだから、これはかなりのハードルだ。
すると彼がタブレットから目を離し、私に爽やかな笑顔を向けた。
「気合入ってるね。じゃあその目標を達成したら、オレがお前の希望を何でも叶えてやるよ」
「えっ!いいんですか?!」
彼はにっこり笑顔だ。
「うん。何でもいいよ。何にする?」
私は少し考えて、恐る恐る言った。
「じゃあ週末に公開されるあの漫画の映画を、一緒に観に行ってくれませんか??」
めちゃくちゃドキドキしていると、彼は即答した。
「いいよ」
私はもう天にも昇るような気持ちになって、教科書にかじりついた。
けれどもそんな、「この世で一番素敵なご褒美」を提示して貰ったのに、私はやっぱりダメだった。今回の範囲、マジでむずい……
本気で理解出来なくて、思わず涙が出てくる。
しかもここへ来て、私はまたまたドジった。なんと明日のテストに出るプリントを一枚、学校に忘れてきちゃったのだ!友達に写メを頼んだけど返事はない。
項垂れていると、彼は気付いたようだった。
「難しいのか?」
「……はい……それに私、またミスしちゃって。テスト範囲になってる大事なプリントを学校に忘れちゃったんです。友達に連絡しましたが、今日はもう、間に合わないかも……」
「そっか。じゃあちょっと、気分転換が必要だな」
「?」
彼は快活な声で言った。
「そういう時は、いったん離れるのが一番。ちょっとオレと、出かけようぜ」
私は彼に言われるがまま、夜のお散歩に出かけた。彼が冷えるから厚着して、と言うので、冬のジャケットを引っ張り出してきて、ズボンを履いて出かける。
まだそこまで寒くないのになぁ??って思いつつ、彼についていく。
繫華街に着くと、彼が入ったのは「レンタルバイク屋さん」だった。あれれ?バイク??って驚いてたら、彼はサクサクと手続きをして、ピカピカのバイクを借りてきた。
「お待たせ。じゃあ今日はこれで、走りに行くから」
「すごい……バイクって、借りれるんですね」
「うん。これ、一か月借りる事にしたから」
彼は私の頭にヘルメットを被せてくれる。そしてあれよあれよと言う間に彼の後ろに乗せられて、バイクで出掛ける事になった。
「あ、あのっ!……私、バイクに乗せて貰うのなんて、初めてで……」
「大丈夫大丈夫。お前はただ落ちないように、オレにしがみついてるだけでいいから」
「………」
男の子にしがみつくなんて、出来ない……って焦るけど、彼はまたにっこりと笑った。
「きっとお前も気に入るから、行こうよ」