ღ Special extra edition ღ 特別番外編
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⑅⃛ テーマ「夢主が誰か(男)にガチ告白されたらどうなるか⁇」⑅⃛
《半間の場合》
※最後の世界線。
半間とパリ旅行に行った直後で、まだセフレのころ
あの人はちょっと心配だなぁ。でもきっと、大丈夫だろう……そんな事を思いながら、私は今日も半間さんと会う。彼の部屋へ来ると、彼はやっぱり私に言い寄ってきた。
「なぁ、そろそろオレと付き合おうぜ。別に関係は変わらねぇよ。これまで通りちょくちょく会って、セックスする。それだけだ」
「でも私、恋愛には興味がないんです。それに実際付き合おったら、色々と面倒な気がしますし」
「面倒って何だよ?」
私はちょっと迷ったけど、素直に話す事にした。
「実は私、たまに男性から告白されるんです。毎回ちゃんと断れるからいいんですが。でも半間さんと付き合ったら、半間さんはそんな事が起こる度に気にしたり、怒ったりするんじゃないですか? 私、頻繁にとはいいませんが、割とそういう事があるので」
半間さんは相変わらず飄々と笑っている。
「オマエがモテるのは見りゃあ分かる。それにオレはそんな小せぇ男じゃねぇよ。ただオマエを、オレだけのもんにしてぇだけだ」
「半間さんにそう言って貰えるのは嬉しいですが、やっぱり私は、誰とも付き合いません」
彼は思い切り苦笑している。
「……オマエ、ほんとに氷みてぇな女だな」
けれども私はその時、ふと思った。
「……でも半間さんと付き合ったら、何かあっても安心ですよね。それはやっぱり、メリットかなぁ………」
だって半間さんは喧嘩も強くて頭脳も明晰な、'元"東卍"の"参謀"'だ。万が一何か起こったら、誰よりも頼り甲斐のある人だろう。独り言を呟くようにそう言った私に、彼は無表情で尋ねた。
「オマエ、よく'面倒な男'にも言い寄られたりすんのか?」
「……はい、たまに」
実は今もちょっと面倒くさそうな男性に目をつけられてしまい、警戒しているところだった。職場で接する人だから、きちんと対応しなければ。彼は私のタイプではないから、きっぱりと断るつもりだ。これまでもちゃんと対処してきたし、多分今回も大丈夫だろう。
半間さんは暫く私の顔をじっと見つめ、何かを考え込んでいるようだった。勘のいい彼の事だから、気付かれたかなぁと思ったけど、彼はそれ以上は何も言わず、私達はベッドに入った。
結局その件は私が懸念したような事にはならなかった。あの後やはり、私は彼に告白されて、少しの間は付き纏われてヒヤヒヤしたのだけれど。
でも幸運な事に、彼は突然、仕事を退職してしまったのだ。急の事で驚いたけど、私は心からホッとしたのだった。
けれどもちょっと、気になる事がある。風の噂だから本当なのかは分からない。でも私の同僚から聞いたところによると、その人は最近、'暴漢'に襲われたのだという。そして"歯が全部無くなるまで"顔を殴られて、足が立てなくなるほどの大怪我を負って、入院してしまったとの事だった。
"歯が全部無くなるまで"殴られるだなんて、本当に恐ろしいなぁ。あれ? でもその言い回しは、前に半間さんが言っていたような…………
《半間の場合》
※最後の世界線。
半間とパリ旅行に行った直後で、まだセフレのころ
あの人はちょっと心配だなぁ。でもきっと、大丈夫だろう……そんな事を思いながら、私は今日も半間さんと会う。彼の部屋へ来ると、彼はやっぱり私に言い寄ってきた。
「なぁ、そろそろオレと付き合おうぜ。別に関係は変わらねぇよ。これまで通りちょくちょく会って、セックスする。それだけだ」
「でも私、恋愛には興味がないんです。それに実際付き合おったら、色々と面倒な気がしますし」
「面倒って何だよ?」
私はちょっと迷ったけど、素直に話す事にした。
「実は私、たまに男性から告白されるんです。毎回ちゃんと断れるからいいんですが。でも半間さんと付き合ったら、半間さんはそんな事が起こる度に気にしたり、怒ったりするんじゃないですか? 私、頻繁にとはいいませんが、割とそういう事があるので」
半間さんは相変わらず飄々と笑っている。
「オマエがモテるのは見りゃあ分かる。それにオレはそんな小せぇ男じゃねぇよ。ただオマエを、オレだけのもんにしてぇだけだ」
「半間さんにそう言って貰えるのは嬉しいですが、やっぱり私は、誰とも付き合いません」
彼は思い切り苦笑している。
「……オマエ、ほんとに氷みてぇな女だな」
けれども私はその時、ふと思った。
「……でも半間さんと付き合ったら、何かあっても安心ですよね。それはやっぱり、メリットかなぁ………」
だって半間さんは喧嘩も強くて頭脳も明晰な、'元"東卍"の"参謀"'だ。万が一何か起こったら、誰よりも頼り甲斐のある人だろう。独り言を呟くようにそう言った私に、彼は無表情で尋ねた。
「オマエ、よく'面倒な男'にも言い寄られたりすんのか?」
「……はい、たまに」
実は今もちょっと面倒くさそうな男性に目をつけられてしまい、警戒しているところだった。職場で接する人だから、きちんと対応しなければ。彼は私のタイプではないから、きっぱりと断るつもりだ。これまでもちゃんと対処してきたし、多分今回も大丈夫だろう。
半間さんは暫く私の顔をじっと見つめ、何かを考え込んでいるようだった。勘のいい彼の事だから、気付かれたかなぁと思ったけど、彼はそれ以上は何も言わず、私達はベッドに入った。
結局その件は私が懸念したような事にはならなかった。あの後やはり、私は彼に告白されて、少しの間は付き纏われてヒヤヒヤしたのだけれど。
でも幸運な事に、彼は突然、仕事を退職してしまったのだ。急の事で驚いたけど、私は心からホッとしたのだった。
けれどもちょっと、気になる事がある。風の噂だから本当なのかは分からない。でも私の同僚から聞いたところによると、その人は最近、'暴漢'に襲われたのだという。そして"歯が全部無くなるまで"顔を殴られて、足が立てなくなるほどの大怪我を負って、入院してしまったとの事だった。
"歯が全部無くなるまで"殴られるだなんて、本当に恐ろしいなぁ。あれ? でもその言い回しは、前に半間さんが言っていたような…………
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