ღ Special extra edition ღ 特別番外編
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⑅⃛ テーマ「夢主が誰か(男)にガチ告白されたらどうなるか⁇」⑅⃛
《蘭の場合》
※最後の世界線。
蘭と両想いになったばかりで、
夢主がモデルだったころ
ど、どうしよう……!!顔面蒼白で蘭に会ったら、彼はすぐに気付いた。
「なんだよ、名前。オマエ、真っ青じゃねぇか。何かあったのか?」
「そ、それが………実は私、今日職場の控え室で、ヘアメイクさんに告白されちゃって………」
「マジかよ。すげーじゃん♪」
蘭はいつもの飄々とした笑顔だ。
「………私、めちゃくちゃ気まずくて……」
「けどちゃんとフッたんだろ?そういうのは"速攻が大事"だからな」
「うん、勿論……けどその人、もしかしたら私のこと諦めてないのかも……'私の事が本当に好きだから、いつまでも待ってる'みたいなことを言ってたから………」
それを聞くと蘭はいきなり真剣な表情になった。相変わらず余裕のある笑顔だけど、突然空気が凛とする。
「……ソイツ、オレが'対処'してやろうか?」
彼の瞳の奥が一瞬ギラついた気がして、私は泣き出しそうになった。蘭は前に私が事務所の重役から言い寄られていたのを、解決してくれた事がある。一体どうやってそんな事が出来たのかは、今も謎のままだ。
「……ううん、それはやめて欲しいんだ。だってその人、全然悪い人じゃないんだもん。それどころか私が1番話しやすいヘアメイクさんだから………」
「ソイツってどんな奴なんだよ?」
「……すごく気さくな性格で、いつも緊張してる私を笑わせてくれる明るい人だよ。あとその人もドラマ好きだから、共通の話題もあって話が弾むし……私が職場でホッと出来る、数少ないスタッフさんかな………」
「……そっか。なら折り合いつけてやってくしかねーな。オマエはちゃんと断ったんだから、堂々としてろ」
蘭は一瞬、何かを考えるような素振りをしたけど、すぐに自信たっぷりにそう言って、上機嫌に私の手を取り歩き出す。
「で、オマエ、今夜は何が食べたい? イタリアンかフレンチか、それともオマエの好きな町中華でもいーぞ」
彼はもう気にしてないみたいだ。竜胆さんは前に、蘭は'付き合ったら結構束縛してくる'みたいな事を言ってたから、ちょっと意外だ。まぁ確かに、まだ私達は正式には付き合ってない。兎に角大事にならなくて良かったと、心からホッとしたのだった。
けれども翌週、ビックリする事になった。例の告白してきた人が、一身上の都合で退職したからだ。う、うそ!!私はもうショック過ぎて、また泣き出しそうになる。
けれども代わりに来てくれたヘアメイクさんが、ものすっごく素敵な女性だった。気さくで優しいし、ドラマや食べ歩きの話も盛り上がるし、とにかくめちゃくちゃ感じのいい人だった。
「ねぇ、蘭! ビックリなんだけど、例の私に告白してきたヘアメイクさん、辞めちゃったんだ。けど代わりに来てくれた人が本当にいい人で、私、すっごくホッとしたよ!!」
すると蘭は輝くような笑顔で答えた。
「あぁ、そうだよな。やっぱ'女子同士でドラマやグルメの話した方が'、ぜってぇ盛り上がるよな。良かったじゃん♡」
そしたら蘭がまた街中で私の肩を抱き寄せてきたから、私は戸惑ってしまった。だって私はこういうスキンシップは慣れてないのだ。それも街中でこんな事するだなんて……
けれどもその後、ハッとして息を飲んだ。あ、あれ?そういえば蘭は、どうして新しく来たヘアメイクさんが'女の人'だって知ってたの? それになんで、'ドラマやグルメの話題で盛り上がる'事まで知ってたの?? 私はそんな事、ひと言も言ってないのに…………
私はまた凍りついた。ま、まさか。また蘭が裏で'動いてた'んじゃ……恐る恐る尋ねたけど、彼は飄々とはぐらかすだけだ。
「オレは何もしてねーって。オマエ、さっき自分でそう言ってたじゃん。あ、オマエの好きな町中華だ♪なぁ、今夜もまたここにするか?」
この日、私はまた色んな意味で蘭の恐ろしさを知る事になった。これが'昔、仲間と共に全国制覇を成し遂げた伝説の不良'で、今は'日本でNo. 1を誇る高級クラブの辣腕経営者'なのだと………
《蘭の場合》
※最後の世界線。
蘭と両想いになったばかりで、
夢主がモデルだったころ
ど、どうしよう……!!顔面蒼白で蘭に会ったら、彼はすぐに気付いた。
「なんだよ、名前。オマエ、真っ青じゃねぇか。何かあったのか?」
「そ、それが………実は私、今日職場の控え室で、ヘアメイクさんに告白されちゃって………」
「マジかよ。すげーじゃん♪」
蘭はいつもの飄々とした笑顔だ。
「………私、めちゃくちゃ気まずくて……」
「けどちゃんとフッたんだろ?そういうのは"速攻が大事"だからな」
「うん、勿論……けどその人、もしかしたら私のこと諦めてないのかも……'私の事が本当に好きだから、いつまでも待ってる'みたいなことを言ってたから………」
それを聞くと蘭はいきなり真剣な表情になった。相変わらず余裕のある笑顔だけど、突然空気が凛とする。
「……ソイツ、オレが'対処'してやろうか?」
彼の瞳の奥が一瞬ギラついた気がして、私は泣き出しそうになった。蘭は前に私が事務所の重役から言い寄られていたのを、解決してくれた事がある。一体どうやってそんな事が出来たのかは、今も謎のままだ。
「……ううん、それはやめて欲しいんだ。だってその人、全然悪い人じゃないんだもん。それどころか私が1番話しやすいヘアメイクさんだから………」
「ソイツってどんな奴なんだよ?」
「……すごく気さくな性格で、いつも緊張してる私を笑わせてくれる明るい人だよ。あとその人もドラマ好きだから、共通の話題もあって話が弾むし……私が職場でホッと出来る、数少ないスタッフさんかな………」
「……そっか。なら折り合いつけてやってくしかねーな。オマエはちゃんと断ったんだから、堂々としてろ」
蘭は一瞬、何かを考えるような素振りをしたけど、すぐに自信たっぷりにそう言って、上機嫌に私の手を取り歩き出す。
「で、オマエ、今夜は何が食べたい? イタリアンかフレンチか、それともオマエの好きな町中華でもいーぞ」
彼はもう気にしてないみたいだ。竜胆さんは前に、蘭は'付き合ったら結構束縛してくる'みたいな事を言ってたから、ちょっと意外だ。まぁ確かに、まだ私達は正式には付き合ってない。兎に角大事にならなくて良かったと、心からホッとしたのだった。
けれども翌週、ビックリする事になった。例の告白してきた人が、一身上の都合で退職したからだ。う、うそ!!私はもうショック過ぎて、また泣き出しそうになる。
けれども代わりに来てくれたヘアメイクさんが、ものすっごく素敵な女性だった。気さくで優しいし、ドラマや食べ歩きの話も盛り上がるし、とにかくめちゃくちゃ感じのいい人だった。
「ねぇ、蘭! ビックリなんだけど、例の私に告白してきたヘアメイクさん、辞めちゃったんだ。けど代わりに来てくれた人が本当にいい人で、私、すっごくホッとしたよ!!」
すると蘭は輝くような笑顔で答えた。
「あぁ、そうだよな。やっぱ'女子同士でドラマやグルメの話した方が'、ぜってぇ盛り上がるよな。良かったじゃん♡」
そしたら蘭がまた街中で私の肩を抱き寄せてきたから、私は戸惑ってしまった。だって私はこういうスキンシップは慣れてないのだ。それも街中でこんな事するだなんて……
けれどもその後、ハッとして息を飲んだ。あ、あれ?そういえば蘭は、どうして新しく来たヘアメイクさんが'女の人'だって知ってたの? それになんで、'ドラマやグルメの話題で盛り上がる'事まで知ってたの?? 私はそんな事、ひと言も言ってないのに…………
私はまた凍りついた。ま、まさか。また蘭が裏で'動いてた'んじゃ……恐る恐る尋ねたけど、彼は飄々とはぐらかすだけだ。
「オレは何もしてねーって。オマエ、さっき自分でそう言ってたじゃん。あ、オマエの好きな町中華だ♪なぁ、今夜もまたここにするか?」
この日、私はまた色んな意味で蘭の恐ろしさを知る事になった。これが'昔、仲間と共に全国制覇を成し遂げた伝説の不良'で、今は'日本でNo. 1を誇る高級クラブの辣腕経営者'なのだと………