ღ Special extra edition ღ 特別番外編
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⑅⃛ テーマ「夢主が誰か(男)にガチ告白されたらどうなるか⁇」⑅⃛
《イザナの場合》
※最後の世界線。
付き合いはじめたころ
ど、どうしよう……!!顔面蒼白で黒川君に会ったら、彼はすぐに気付いた。
「なんだぁ、オマエ。真っ青じゃねぇか。何かあったのか?」
「そ、それが………実は私、今日取引先の男性から、告白されてしまって………」
「は?」
カラン、と彼のピアスが鳴った。彼は突然、恐ろしい程の無表情になる。そして地を這うような低い声で言った。
「何だよ、ソレ。その男、殺してやる」
えーっ!? いきなり殺すの!?私は泣きそうになりながら懇願した。
「ま、待って下さい! その人は、決して悪い人ではないんです! ずっと仕事でお世話になっていて、信頼出来る人で……でも'私の事が本当に好きだから、不良と付き合うのは良くない'とか言い出して……けど、勿論すぐに断りました!!」
「ソイツはそれで引き下がったのか?」
「………はい。でも………」
「でも?」
黒川君はどんどん凶悪な表情になる。今にもその人を殺害しにいきそうな顔だ。怖い!怖すぎる!!でもこの彼に嘘をつくだなんて出来ない!!
「………'君の事はずっと想ってる、諦めないから'と言っていました………」
黒川君は携帯を取り出して、何処かに電話し始めた。私はもうハラハラして、生きた心地がしない。まさか、"天竺"の誰かに殺害を命じているの!? でも実はその男性は、昔格闘家を目指していたらしくめちゃくちゃ強いのだ。正直戦力的には黒川君と互角で、向こうはプロを目指していた分、格闘の基礎がある。だから多分、まともに戦ったら引き分けになるだろう。他の人が挑んだら、返り討ちに合うに違いない……
けれども黒川君はすぐに通話を終え、私の手を取り上機嫌に歩き出した。
「オマエ、今夜は何が食べたい? イタリアンかフレンチか、中華か?」
「………あ、あの、先程の件は、もう怒ってないんですか??」
「あぁ?勿論だ。そんな"凪"(ザコ)なんか、オレの眼中にねぇよ」
彼は目を細めて微笑み、街中で私にキスした。
けれども翌週、タイヘンな事になった。例の告白してきた人が、一身上の都合で退職したのだ。こ、これは……絶対に黒川君の仕業だ!!彼が何かしたに違いない!!!
「く、黒川君! もしやあの人に……私に告白してきた例の男性に、何かしましたか?!」
就業後に待ち合わせると、黒川君はとびきりの笑顔で答えた。いつも通りの上品で、美しく艶やかな声で。
「あぁ。アイツ、下僕共じゃ敵わなかったから、オレ直々に殺した。昔格闘をやってたらしく、まぁまぁ強かったぞ。けど"テメェが生きてる限り、テメェの仲間、家族、関わる人間全員 再起不能にしてやる"って脅したら、すぐにオマエのこと諦めて土下座した」
私は完全に凍りついた。何ソレ。恐ろし過ぎる。彼はやはり気品溢れる笑みをたたえながら、何でもない事のように言った。
「その程度でオマエのこと諦めるんだから、やっぱりアイツは"凪"(ザコ)だったぞ」
私はその日、彼の恐ろしさを思い知った。これがこの神奈川を統一した'"天竺"の総長'で、昔少年院にまで行った'本物の不良'。そして"極悪る"という事なのだと………
つづき→Special extra edition【R18】(黒川イザナ/特別番外編)
《イザナの場合》
※最後の世界線。
付き合いはじめたころ
ど、どうしよう……!!顔面蒼白で黒川君に会ったら、彼はすぐに気付いた。
「なんだぁ、オマエ。真っ青じゃねぇか。何かあったのか?」
「そ、それが………実は私、今日取引先の男性から、告白されてしまって………」
「は?」
カラン、と彼のピアスが鳴った。彼は突然、恐ろしい程の無表情になる。そして地を這うような低い声で言った。
「何だよ、ソレ。その男、殺してやる」
えーっ!? いきなり殺すの!?私は泣きそうになりながら懇願した。
「ま、待って下さい! その人は、決して悪い人ではないんです! ずっと仕事でお世話になっていて、信頼出来る人で……でも'私の事が本当に好きだから、不良と付き合うのは良くない'とか言い出して……けど、勿論すぐに断りました!!」
「ソイツはそれで引き下がったのか?」
「………はい。でも………」
「でも?」
黒川君はどんどん凶悪な表情になる。今にもその人を殺害しにいきそうな顔だ。怖い!怖すぎる!!でもこの彼に嘘をつくだなんて出来ない!!
「………'君の事はずっと想ってる、諦めないから'と言っていました………」
黒川君は携帯を取り出して、何処かに電話し始めた。私はもうハラハラして、生きた心地がしない。まさか、"天竺"の誰かに殺害を命じているの!? でも実はその男性は、昔格闘家を目指していたらしくめちゃくちゃ強いのだ。正直戦力的には黒川君と互角で、向こうはプロを目指していた分、格闘の基礎がある。だから多分、まともに戦ったら引き分けになるだろう。他の人が挑んだら、返り討ちに合うに違いない……
けれども黒川君はすぐに通話を終え、私の手を取り上機嫌に歩き出した。
「オマエ、今夜は何が食べたい? イタリアンかフレンチか、中華か?」
「………あ、あの、先程の件は、もう怒ってないんですか??」
「あぁ?勿論だ。そんな"凪"(ザコ)なんか、オレの眼中にねぇよ」
彼は目を細めて微笑み、街中で私にキスした。
けれども翌週、タイヘンな事になった。例の告白してきた人が、一身上の都合で退職したのだ。こ、これは……絶対に黒川君の仕業だ!!彼が何かしたに違いない!!!
「く、黒川君! もしやあの人に……私に告白してきた例の男性に、何かしましたか?!」
就業後に待ち合わせると、黒川君はとびきりの笑顔で答えた。いつも通りの上品で、美しく艶やかな声で。
「あぁ。アイツ、下僕共じゃ敵わなかったから、オレ直々に殺した。昔格闘をやってたらしく、まぁまぁ強かったぞ。けど"テメェが生きてる限り、テメェの仲間、家族、関わる人間全員 再起不能にしてやる"って脅したら、すぐにオマエのこと諦めて土下座した」
私は完全に凍りついた。何ソレ。恐ろし過ぎる。彼はやはり気品溢れる笑みをたたえながら、何でもない事のように言った。
「その程度でオマエのこと諦めるんだから、やっぱりアイツは"凪"(ザコ)だったぞ」
私はその日、彼の恐ろしさを思い知った。これがこの神奈川を統一した'"天竺"の総長'で、昔少年院にまで行った'本物の不良'。そして"極悪る"という事なのだと………
つづき→Special extra edition【R18】(黒川イザナ/特別番外編)
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