Innovative 序章
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
けれども蘭は20代の後半から、こんな風に思うようになった。確かに彼女達と居るのは楽しい。彼女達は自分と同様にみな気が強くて美しく、野心生や行動力に満ち溢れている。でも彼女達は強いから、支えてやる必要はない。それどころか自分が居なくなったって、すぐに次の男を見つけるのだ。蘭は突然、それを虚しく感じるようになった。自分は誰かの唯一無二になりたいと思うようになったのだ。
それに蘭は元々、本当は清楚で大人しい女子がタイプだった。学校時代のそんな女子達を思い出すと、彼女達は教室の隅で本を読んでいたり、同じような子達と静かにお喋りをしていて、決して目立つ存在ではなかった。でも例えるなら彼女達もまた、'蘭'の花のイメージだ。自分とは違い、派手な大輪ではないのかもしれない。けれども'蘭'にも多彩な種類があって、最小のものでは花弁は2㎝にも満たない。彼女達もそんな小さくて上品で、可憐な'蘭'だと思った。そして蘭にとっては彼女達が最も好ましい存在だったのだ。何故なら彼女達も本当に美しいし、何よりも蘭を、'守ってやらなければ'という気持ちにさせてくれる。それは蘭の心を何よりも満たし、あたたかくする感情だった。そう、自分は誰かを'守りたい'のだ。
だから蘭は、清楚で大人しい女子に惹かれるようになった。勿論自分がパトロンになって貢ぐだとか、上から目線でアドバイスするだとか、そんな関係は望んでいない。あくまでも対等。自分も彼女を助けるけれど、自分も彼女の存在自体に癒してもらえるような、そんな関係が良かった。
それからとても不粋な言い方になるけれど、蘭はそんな素朴で清廉な女子の全てを、'暴いてみたい'という欲望もある。彼女達は淑やかだけど、本当に好きな男に対してだけは、ベッドの中で乱れる筈だ。そんな姿を見てみたいと、蘭は思うようになった。それは美しい花園にそっと隠された気品溢れる秘密のようで、何よりも蘭の心をワクワクさせるからだ。
それに蘭は元々、本当は清楚で大人しい女子がタイプだった。学校時代のそんな女子達を思い出すと、彼女達は教室の隅で本を読んでいたり、同じような子達と静かにお喋りをしていて、決して目立つ存在ではなかった。でも例えるなら彼女達もまた、'蘭'の花のイメージだ。自分とは違い、派手な大輪ではないのかもしれない。けれども'蘭'にも多彩な種類があって、最小のものでは花弁は2㎝にも満たない。彼女達もそんな小さくて上品で、可憐な'蘭'だと思った。そして蘭にとっては彼女達が最も好ましい存在だったのだ。何故なら彼女達も本当に美しいし、何よりも蘭を、'守ってやらなければ'という気持ちにさせてくれる。それは蘭の心を何よりも満たし、あたたかくする感情だった。そう、自分は誰かを'守りたい'のだ。
だから蘭は、清楚で大人しい女子に惹かれるようになった。勿論自分がパトロンになって貢ぐだとか、上から目線でアドバイスするだとか、そんな関係は望んでいない。あくまでも対等。自分も彼女を助けるけれど、自分も彼女の存在自体に癒してもらえるような、そんな関係が良かった。
それからとても不粋な言い方になるけれど、蘭はそんな素朴で清廉な女子の全てを、'暴いてみたい'という欲望もある。彼女達は淑やかだけど、本当に好きな男に対してだけは、ベッドの中で乱れる筈だ。そんな姿を見てみたいと、蘭は思うようになった。それは美しい花園にそっと隠された気品溢れる秘密のようで、何よりも蘭の心をワクワクさせるからだ。