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右胸に鋭い痛みを感じて私は目を見開いた。生暖かいものがどくどくと溢れてきて、すぐにそれが血だと気づく。カラン、とナイフが床に落ちる音がして、相手が息を飲む気配がした。
心臓の鼓動音が大きすぎて、今にも呼吸が止まりそうだ。強い目眩がして、視界がぐにゃりと揺れたかと思うと、また辺りが真っ暗になった。
ーーその夜のことで私が覚えているのは、それだけだ。
カーテンから差し込む柔らかい朝日を浴びて、私は目を覚ました。今日は待ちに待った休日だ。朝から横浜に出かけて、久々に買い物をしようと思っている。
枕元に置かれたスマホを取って、お気に入りのヒップホップをかける。うん、やっぱり音楽はいいなぁ。もう眠気も吹き飛んじゃった。
支度をして、最後に姿鏡で確認する。おかしいところはなし。それにしても秋はいいなぁ。タートルネックを着ていても、ショールを巻いていてもおかしくない。少し前までは暑かったから、ほんとに大変だったのだ。なんてことを思いながら、私は意気揚々と部屋を出た。
なんだか今日は、いいことが起こる気がする。
10月の爽やかな秋晴れの空を見上げながら、私は胸を躍らせた。
心臓の鼓動音が大きすぎて、今にも呼吸が止まりそうだ。強い目眩がして、視界がぐにゃりと揺れたかと思うと、また辺りが真っ暗になった。
ーーその夜のことで私が覚えているのは、それだけだ。
カーテンから差し込む柔らかい朝日を浴びて、私は目を覚ました。今日は待ちに待った休日だ。朝から横浜に出かけて、久々に買い物をしようと思っている。
枕元に置かれたスマホを取って、お気に入りのヒップホップをかける。うん、やっぱり音楽はいいなぁ。もう眠気も吹き飛んじゃった。
支度をして、最後に姿鏡で確認する。おかしいところはなし。それにしても秋はいいなぁ。タートルネックを着ていても、ショールを巻いていてもおかしくない。少し前までは暑かったから、ほんとに大変だったのだ。なんてことを思いながら、私は意気揚々と部屋を出た。
なんだか今日は、いいことが起こる気がする。
10月の爽やかな秋晴れの空を見上げながら、私は胸を躍らせた。
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